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2007年4月の10件の記事

2007.04.29

波乱の長距離戦は騎手で買う 横山典&マツリダゴッホ

人気が割れている。メイショウサムソンアイポッパーが4倍前後で推移し、デルタブルースが5倍ほどで続いている。お世辞にも三強と呼べるようなものではなく、どの馬も信頼に足りないという不安なファン心理が反映されているようにみえる。私も同じ、本命馬が決まらない。こういう時こそ、騎手から狙ってみようか。平成の盾男、武豊が香港遠征で不在ならば、大威張りできるのが横山典。長距離戦は騎手で買えというが、ノリの天皇賞春や菊花賞の芸術的な騎乗を思い出す人も多いと思う。イングランディーレ、アドマイヤジャパン、セイウンスカイ、サクラローレルなど、逃げ、先行、追い込みとペースを読みきった自由自在な手綱さばきは見事としか言いようがない。

今年、ノリが操るのはGⅠ初挑戦の4歳馬マツリダゴッホ。昨夏は北海道で勝利を挙げ、セントライト記念から菊を目指そうとしたものの、不運な落馬でローテーションを変更せざるを得なかった。年が明けたAJCCでは、早め先頭に立ち 5馬身ちぎる圧勝で初重賞制覇。しかし、日経賞では同じく早めのスパートをしながら、ネヴァブションらに差される結果になった。距離適性という観点にこだわれば三千二百は長すぎることになろうが、前走で脚を測ったノリが同じ競馬をさせるとは考えづらい。前か後ろか、どこで脚を溜めるか分からないが、ここぞという一瞬でゴーサインを出すはずだ。ちなみにマツリダゴッホの祖母フローラルマジックはナリタトップロードの母でもある。叔父が三度挑戦して叶わなかった雪辱を果たせば、一族にとっても祭りがやってくる。

◎マツリダゴッホ ○アイポッパー ▲デルタブルース
△トウカイトリック、ネヴァブション、ファストタテヤマ、メイショウサムソン

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2007.04.28

大混戦の春の盾 穴のセオリーは人気薄の逃げ馬?

かつて、天皇賞春と言えば、超一流馬が人気に応えて強い競馬を見せる鉄板レースの代表であった。ところが、2003年から3年間は様相が異なり、人気薄の馬が激走、波乱を起こして万馬券が炸裂する間逆の傾向が続いた。 7番人気ヒシミラクルが勝ったときは「さすがは菊花賞馬」と納得したものだが、交流重賞やオープン特別で負けていたイングランディーレ、スズカマンボに勝たれては、理由の後付けすら考えられなくなってしまった。オールドファンに言わせれば「春の盾は死んだ」のである。去年は怪物ディープインパクトがその流れを断ち切ったが、今年は飛びぬけた人気馬もなく波乱ムードが漂っている。天皇賞春は再び荒れるレースへと戻るのだろうか。

本来、ディープ後継となるべきメイショウサムソは大阪杯で復活の勝利をあげたものの、過去10年、同レースの勝ち馬が天皇賞春を制した例はなく、相性の悪いステップであることは否めない。昔話の域かもしれないが、トウカイテイオーやメジロマックイーンが大阪杯で強い勝ち方をしながら、本番で敗れ去った印象も強い。菊花賞で離された4着に敗れているメイショウサムソンも、中距離に距離適性があるのは間違いないようだ。父オペラハウスはテイエムオペラオーやアクティブバイオなどステイヤーを輩出しているが、母系のダンシングヴレーヴ、サンプリンスはスタミナよりスピードを伝えている。もちろん1番人気の二冠馬だから優勝すれば、従来のような盾の格が復活となるのかもしれないが。

今週の週刊プレイボーイで蛯名正はイングランディーレを引き合いにして、騎手のメンタル面から人気薄の逃げ馬が要チェックだと述べている。「簡単に言えば、人間は見えるものには安心するが、見えないものには不安を感じるということだ。 …自分の後ろにいる馬たちは視界に入らないから、その分、どこで仕掛けてくるか、仕掛けてきたらどう対応するかと神経過敏になる」。騎手の注意が後ろへと働くだけ、視界にある格下の逃げ馬への関心は低くなるというわけだ。とはいえ、過去10年、天皇賞春を逃げ切ったのはイングランディーレだけ。複勝に絡んだのもセイウンスカイだけの苦戦が続く。だが、2番手あたりで競馬をしたビッグゴールド、シルクフェイマスは好走しており、先行勢という括りなら波乱の目はそこに見出せるかもしれない。

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2007.04.24

遅れてきた女神 二強に迫るベッラレイア

残り200メートルまでは、完全に連対圏内から消えたと思っていた。フローラS,1番人気だったベッラレイア。スタートが良かったのが災いしてスローペースで行きたがり、道中は内で馬群に包まれて動けず、4角を回って進路が壁になり、ようやく大外に持ち出した時には逃げ馬のリードは余裕があった。あらゆるところでロスに見舞われたレース、鞍上の秋山に笑顔がなかったように決して誉められる騎乗ではなかった。それでも、電光石火の鬼脚で差しきってしまったところに絶対能力の高さを感じる。父ナリタトップロード、祖父サッカーボーイを彷彿とさせる切れ味だ。亡き父に贈る産駒からの初重賞でもあった。

今回、ハナを切ったイクスキューズとはコンマ1秒差だったが、展開や不利を考えると能力差はかなり開いていると判断すべきだろう。桜花賞ではイクスキューズは追い込みの競馬をしており比較は難しいが、コンマ2秒先着していたカタマチボタンらより、その前にペッラレイアがいる場面は容易に想像できる。さらにコンマ8秒差前にいるダイワスカーレット、ウオッカにどこまで肉薄していたか。それぞれのイメージできる範囲によって、オークスの買い目は自然と決まってくるだろう。秋山はフローラSの経験を活かして、本番では悔いのないレースをさせてほしい。 2着ミンティエアーも予想以上に強い競馬をした。紛れがあれば、3連単の一角になろう、

そして、最終レース後、お待ちかねの「第1回ジョッキーマスターズ」が行われた。松永幹がイソノルーブルばりに先手を奪ったが、直線で内から抜け出した河内が現役時代と変わらぬ手綱さばきでトップでゴール。 4角で手綱を持って行かれた根本もご愛敬。杉本清の実況はトチリが多かったのは残念なところ。場内には残った4万6000人の観客が大いに盛り上がったようで、ファン心理を掴んだJRA総合企画部の大ホームランだった。こうしたコアなファンを大切にする姿勢があれば、決して競馬は支持を失わないだろう。レース後、2着だった本田は「今日は周囲の空気を読んで抑えました」「(次回は)空気を読まないで全力でやります」と、ネットでの評価を意識したコメントを連発。これもマスターズならではの趣だった。

>>「第1回ジョッキーマスターズ」結果とレース映像(JRA)

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2007.04.20

JRA初のレジェンドレース よみがえる名手の競演

今週日曜日の最終レース後、往年の名騎手たちによるドリームレースが東京競馬場で行われる。その名も「第1回ジョッキーマスターズ」。参加するのは最年長58歳の岡部幸雄を筆頭に、中野栄治、安田隆行、河内洋、加藤和宏、根本康宏らダービージョッキーと、松永幹夫、的場均、本田優らオークスジョッキーだ。このエキシビジョンレースは8年間のスタンド改修工事を終えてお目見えする、東京競馬場のグランドオープンを記念して行われるもので、当然のことながら馬券の発売はない。だが、パドック、本馬場入場、GⅠファンファーレとダービーさながらの仕様で実施される予定で、恐らくメインのフローラSを凌ぐ盛り上がりを見せてくれるのではないか。

ひさしぶりの実戦とあって、レースに向けて各騎手とも鍛錬に余念がないようだ。岡部を除く8人の元ジョッキーは調教師。今でも追い切りに跨っているのは、加藤、河内、的場、松永、本田。中野と根本は3年ほどブランクがあるという。実績ではナンバーワンの岡部は乗馬はしているものの、競走馬への騎乗は2年間ない。最も若いのは40歳のミッキーだが、つい最近まで現役だった本田が有利と言えば有利か。勝負服は優勝時のものを纏うことになっており、シンボリの岡部、トウカイの安田、アグネスの河内は垂涎ものだろう。中野は馬主が不運な運命を辿ったアイネスの服を着るが、良い供養になると良い。加藤はシャダイアイバーの勝負服。20年を経てもシンボリの袖は通せなかったか。

騎乗馬は競馬学校の教育用として使われている馬たち。 8頭が未勝利馬のなか、唯一、勝利を挙げたのが、根本のサイバートランスだ。今回、施行される芝マイル戦で4着した経験もある。母はオークスにも出走したゾウゲネブメガミだが、最後に出走したのが2003年8月と最も古株なのがどうか。昨夏まで走っていた本田のメイショウモリゾーは、デビュー戦でアンバージャックの4着に好走した馬。キャリア9戦とも芝を使われていた適性もある。この2頭を操る騎手が優位にも思えるが、何しろレジェンドレースだけに何が起きるか分からない。根本はスタート直後に落馬というメリーナイスのお家芸があるし、本田はまさかの降着処分で驚かせるかもしれない。個人的には中野の逃げ切りで、スタンドからナカノコールが巻き起こるのを期待したい。

>>第1回ジョッキーマスターズ枠順(発走 16:40)
>>出場予定者プロフィール

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2007.04.18

朝の来ない夜はない カッチー15年ぶりの美酒

田中勝春15年ぶりの中央GⅠ制覇となった皐月賞。「Jpn1だろ」などという無粋な突っ込みはやめにしよう。馬券の払い戻しの有無は別にして、ファンの多くはカッチーの勝利に惜しみない拍手を送ったのではなかろうか。平成4年、ヤマニンゼファーで安田記念を制してから、なんと139回もGⅠに騎乗しながら連敗が続いていた。あの時、まだ少年のような初々しさに満ちあふれていたカッチーも、気づけば三十半ばを過ぎた。周囲からGⅠ連敗の話題を毎回のように言われながら、決して腐ることなく黙々と目の前の仕事を片づけてきた。そんな姿が知られているから、騎乗依頼が止むことはなかったし、長い苦労の末に報われた優勝はファンを勇気づけたと思う。これで4年前にデムーロに頭を叩かれた悔しさは笑い話にできる。朝の来ない夜はない、そんな言葉をしみじみと感じさせてくれるレースだった。

レースは逃げ宣言をしていた松岡サンツェッペリンが主導権を握ろうとしたものの、カッチーは行きたがるヴィクトリーを抑えず、ハナを切らせた。この判断がレースの勝敗を決めた。1000メートルは59秒3。向こう上面では12秒台とラップが落ち着き、速すぎず、遅すぎず、先行勢には気持ちよく走れるペースになった。直線では一度はサンツェッペリンが先へ出たものの、ヴィクトリーが差しかえして勝利。最後はブライアンズタイム×トニービン、兄にリンカーンという血統の底力とカッチーの執念がハナ差だけヴィクトリーを先着させた。皐月賞の逃げ切りと言えば、古くはカブラヤオーやカツトップエース、近年ではミホノブルボン、サニーブライアン、セイウンスカイらが浮ぶが、彼らはいずれもクラシック二冠馬。ダイワメジャーも古馬GⅠを制している。ヴィクトリーの未来も明るい。

無敗馬、フサイチホウオーは33秒9の上がりを使いながら、同タイムの3着。文句なしに最も強い競馬をしたと言えよう。ホウオーは父ジャングルポケットと同じく共同通信杯から参戦し、2番人気、1番枠、そして3着。レース前から既視感はあったが、空恐ろしくなるぐらい酷似した結果になった。その既視感は続くようだ。ダービーでは父と同じく、1番人気に推されるだろう。競馬が血統のドラマなら、着順も一になるはずだ。今年はアグネスタキオンもクロフネもいないのだから。 1番人気アドマイヤオーラはスタートが悪く、後方からの競馬に。直線は伸びてきたものの、4着までが精一杯だった。こちらは去年のアドマイヤムーンとイメージが重なっていたが、やはり着順も同じだった。ちなみにムーンはダービーでは3番人気7着だ。

再びカッチーの話に返るが、これほどGⅠを勝てなかったのは何故かと糸をたぐり寄せてみると、 93年3月14日へと行き着く。この日、前年にコンビを組んで安田記念を制していたヤマニンゼファーは、距離の目処を立てようと1800メートルの中山記念に出走していた。しかし、カッチーは自厩舎のセキテイリュウオーに騎乗するよう迫られ、手綱を放さざるを得なかった。これはリュウオーにGⅠ級の能力があり、乗せ続けてやりたいという師匠の親心であったと言うが、ゼファーの安田記念連覇を新潟のターフヴィジョンで観ることになったカッチーの心境は察して余りある。この年の天皇賞秋では、リュウオーに騎乗、道中でムチを落とし、ゼファーにハナ差敗れもした。あれから、長い長い時間をかけて歯車は元に戻った。

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2007.04.15

皐月賞予想 3年連続連対中の二桁人気馬

本来なら4戦無敗のラジオNIKKEI杯勝ち馬、フサイチホウオーが断然の人気を集めて当然の皐月賞。しかし、前日オッズは2番人気。トライアルを回避して、共同通信杯から直行したステップが不安材料となっているようだ。確かにこのステップは鬼門とされており、ホウオーの父、ジャングルポケットも同じステップで、しかも同じ最内枠を引いて2番人気3着に敗れている。やはり器用なタイプではないだけに、ここまでイメージが重なれば馬券を買い控えようという動きがあるのも然るべきか。陣営の焦点もダービーを見つめている話ばかりで、皐月賞は勝てば儲けものぐらいに気負わずにいるのかもしれない。

代わって1番人気に支持されているのはアドマイヤオーラ。シンザン記念、弥生賞を連勝して、武豊の手綱で本番へ臨む。こちらは前年の1番人気の弥生賞馬、アドマイヤムーンと重なるのは、勝負服、陣営、鞍上、本番の人気が同じなのだから仕方がない。かつて、三冠馬を除く弥生賞馬は皐月賞と縁遠いのが定石だったが、最近はアグネスタキオン1着、コスモバルクが2着など、好走する例も珍しくなくなった。去年のアドマイヤムーンは工夫のない乗り方で4着に終わったが、同じ轍を踏むことだけは避けたいと、武豊は自分を奮い立たせているのではないか。堅く行くなら、この馬から入るのが王道だ。

だが、邪道を行くのも馬券の楽しみ方。過去10年、皐月賞では二桁人気だった馬が 6頭連対している。最近に限れば、3年連続連対中だ。これらの穴馬に共通するのが、トライアル3着以内か、トライアル2番人気以内で敗れていたこと。今年の二桁人気で該当するのは、エーシンピーシー、サンライズマックス、フェラーリピサ、マイネルシーガルの4頭。この中ではスプリングSで2着に惜敗したマイネルシーガルに触手が動く。絶望的な不利を受けながら、直線一気で差しきった"いちょうS"の走りは今でも印象的だ。先行できる脚のある同馬にとって、3番枠は願ってもないところ。上位人気のナムラマースともども、ちょっと遊んでみたい。

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2007.04.10

桜花賞回顧 外回り新コースが分けた明と暗

三強対決で歴史に刻まれるレースになると前評判の高かった桜花賞。だが、期待が大きかっただけに、どこか物足りなさを感じたファンも多かったのではないだろうか。桜の女王に輝いたのは3番人気の安藤勝ダイワスカーレット。母スカーレットブーケのなし得なかったクラシック制覇の夢は、兄ダイワメジャーとともに二頭の子どもたちが果たすことになった。阪神の外回りマイルで施行された初めての桜花賞で大外18番に入った同馬が勝利を収めたことは、内外のハンデ差を解消した改修工事の成功をアピールする出来すぎたストーリーにも見える。

一方で、外回りマイルコースは道中のラップに大きな影響を与えることになった。 1000メートル通過は59秒8の超スロー。普段からペースが上がりにくい外回りマイルだが、逃げると思われていた柴田善ショウナンタレントが控えたこともあって、誰も積極的に主導権を握ろうとしない展開になってしまった。そして、この我慢比べから早々に脱落したのが武豊アストンマーチャン。前に馬を置けない外枠が仇になった。あれだけ口を割ってしまえば、直線の自滅は約束されたようなもの。全く予想不可能なことではなかったが、武豊というプラス要因はリスクを覆い隠してあまりあった。

ダイワスカーレットがチューリップ賞で完敗したウオッカを打ち負かしたのは、前走より体調が上向いていたのが第一。チューリップ賞、厳冬のエルフィンSを使ったウオッカは九分のデキだったなら、ダイワスカーレットは七分のデキ。それが本番では逆になっていたように思える。第二は早めのスパート。安藤勝は「瞬発力では劣る気がしたので、先に向こうに追わせる競馬にしようと考えていた」と述べている。チューリップ賞の直線でライバルを待って脚を測った経験が逆転につながった。ウオッカが九分のデキでも、今回の流れでは先着できなかったかもしれないが。

ダービー挑戦も仄めかしていたウオッカだが、次戦はチャレンジャーの立場でオークスに向かうことになろう。鞍上の四位は1番人気タニノギムレットで臨んだ皐月賞を騎乗ミスで取りこぼした苦い経験がある。今回、ギムレットの仔で再び断然人気を裏切る結末になったのだから、その悔しさは計り知れない。3着にはカタマチボタン。騎乗停止があけた藤田には静かだが、煮えたぎるような闘志が感じられる。 4着ローブデコルテ、5着イクスキューズは位置取りが後ろすぎたが、よく伸びてきている。 2頭とも2400というタイプではないが、樫も流れが緩くなるようなら複勝圏に来ても驚かない。

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2007.04.08

桜花賞予想 三連単で三強の一角崩れを狙え

三強対決と言われる2007年の桜花賞。どう転んでもウオッカアストンマーチャンダイワスカーレットの上位入線は堅いと信じられているようで、当日朝の三連複オッズは2倍台を示している。今週から休止させていただいたデータ解析だが、簡単に消去データを当てはめてみたところ、三強で唯一、減点項目があったのがウオッカ。「前走、GⅢ以下でクビ差以下の辛勝だった馬」に該当した。しかし、相手がダイワスカーレットでは、重箱の隅を突くデータだろう。今年のチューリップ賞はG1.5ぐらいはあった。好走データは4勝馬のウオッカ、アストンマーチャンを推し、阪神マイルで勝利のあるウオッカは鉄板にも思える。

今回、波乱の目があるとすれば、その要因は外枠に有力馬が固まったことだろう。外回りに改修されて初めての桜花賞となるが、フルゲート18頭では依然として7枠、8枠に入った馬はロスを強いられる。現に、改修後に施行された阪神マイルでは、内枠の馬が圧倒的に良い連対率を残している。直線が長く、道中で乱ペースになりにくいことから、巧く内をロスなく回れた馬が実力以上の着順にくるケースが目立つ。三強の馬番は14、15、18。とりわけ、大外枠に入ったダイワスカーレットはスタート次第では、厳しいポジションに押し込まれる可能性もある。名手、アンカツの一手に注目したい。

三強の一角が崩れた時、穴をあけるとすれば「前走、初めてのオープン挑戦で好走した」カタマチボタンアマノチェリーランや、阪神JF惜敗組のローブデコルテイクスキューズピンクカメオらか。カタマチボタンは復帰して黙々と勝ち星をあげている藤田が鞍上。不気味な1頭だ。船橋の刺客、エミーズスマイルは17番枠を引いたのが痛い。馬券は三強の三連単というのも悪くはない選択肢だが、元手の少ないサラリーマン馬券師としては、3着に穴馬が突っ込んでくる買い目を狙ってみよう。 1着は展開次第で入れ替わりもあるとみて、ウオッカ、アストンマーチャンの2頭をマークしておく。阪神JFのクビ差は武豊なら、何とかしてしまう気がしないでもない。

◎ウオッカ ○アストンマーチャン ▲ダイワスカーレット
△カタマチボタン、ローブデコルテ、イクスキューズ、ピンクカメオ、アマノチェリーラン

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2007.04.05

Jpn1・桜花賞 二強はウォッカを逆転できるか?

いよいよクラシックシーズンが到来。今週は初の"Jpn1(ジーワン)" 桜花賞が行われる。巷ではウオッカダイワスカーレットアストンマーチャンの三強対決とも言われているが、各紙の予想オッズを眺めるとウオッカ一強の感も否めない。 4日には有力馬の最終追い切りが敢行されたが、3頭とも順調な調整ぶりをアピールし、ほぼ100%の状態で本番を迎えることができそうだ。ここまで桁違いの強さを見せているウオッカは、桜花賞次第ではダービーに向かうことも検討されている。十年に一度の名牝とも噂されるウォッカの戴冠は揺るぎないのだろうか。

ライバルとなるダイワスカーレットは、前走のチューリップ賞でハナを切り、ウォッカが来るのを待って直線で追いだした。結果的には着差以上の完敗だったわけだが、陣営には完調ではなかったとの思いも強いようだ。いつもよりイラついていたこと、あくまでトライアル用の仕上げだったのは間違いなく、今回は坂路で連日の猛稽古を積んでいる。「馬の後ろに入れて気を抜かせるような調整」(松田国師)というから、本番では好位で抑える競馬をすることになるだろう。弥生賞馬アドマイヤオーラを完封した実力は、例年なら桜の1番人気に推されているはず。ウォッカが馬群を割るのにもたつく場面があれば、ダイワ→ウォッカの馬単はある。

アストンマーチャンはウォッカと阪神JFで対決して、クビだけ差されてしまった経験を持つ。マイルより1400の方が良いのは確かだが、こうしたスピードに勝ったタイプも桜では数多く連対している。前走、楽勝したフィリーズレビューは準オープンの時計に肉薄しており、この馬もクラシックホースの及第点は充分に得ている。今年、気に留めておきたいのは、阪神が改修されて外回りコースで行われるということ。直線が長いためか追い出しを待つケースが多く、往年の「魔の桜花賞ペース」にはなりづらい。距離ロスのない内枠を引けば、俄然、差は縮まってくる。

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2007.04.01

「馬耳東風 競馬データ予想」 活動休止のお知らせ

今、東京は桜が美しく咲き乱れています。桜が日本人を惹き付けてやまないのは、美しさと引き替えに、わずかな間に散りゆく定めを負っているからだと言われています。だから、私たちは桜に別れと旅立ちを重ねるのかもしれません。さて、96年10月以来、10年6ヶ月に渡りましてご愛顧いただいてきた 馬耳東風「今週のデータ解析」ですが、本日の更新をもちまして休止させていただこうと思っております。第1回目の本命はエアグルーヴ、523回目となった大阪杯はコスモバルクでした。ともに着外に敗れ、予想を外しているのは実に"馬耳東風"らしいのではないでしょうか。

これまでハズレ馬券の山を築いて参りましたが、思い出深い予想もありました。 97年秋のGⅠシリーズは10戦7勝の好成績でしたが、阪神JFアインブライド、有馬記念シルクジャスティスと勘が冴えまくりました。 98年の天皇賞秋では悩みに悩んだ末、サイレンススズカに自信の◎を打ちました。それだけにレース後、やりきれない思いに包まれたのを覚えています。テイエムオペラオースペシャルウィークには随分と反抗してやられましたが、ディープインパクトだけは◎しか打てませんでした。連敗が続いてサイトをやめようと思った時、ヤマニンアルシオンに救われたこともありました。

現在、「馬耳東風 競馬データ予想」は今週のデータ解析、馬券日記オケラセラしか恒常的な更新を行っておりません。そのため、データ解析の休止に伴いまして、メインサイトはオケラセラに移管し、不定期的な「言いたい放題 重賞対談」「愛馬紹介」などの諸コーナーを更新した場合にも、告知はオケラセラで行うようにいたします。読者の方はブログの方さえご覧いただいていれば、すべてのアップデートは把握していただけるようになります。馬耳東風の実質的な活動休止です。ご不便をおかしますが、ブックマークはこちらにお願い致します。

私自身、ちょうど社会に出て満10年となりました。どうやら今年は良くも悪くも節目の年になりそうで、ライフスタイルも見直す時期かなと感じております。会社に何日も泊まり込み、徹夜することも多い仕事に就いておりますが、これまでデータ解析だけは睡眠時間をなくしてでも更新してきました。それだけに愛着はありますし、たくさんの方々にご来訪いただいていることは私の誇りです。今後、消去データ、好走データなどを知りたい方は、去年の当該レースを開き、ソースを見ていただければ蓄積されたデータが分かるようになっております。

長年、データ解析をご贔屓いただきまして、ありがとうございました。データ解析に欠かせない西田式スピード指数を開発くださった西田和彦先生と、ソフトにHTML出力機能までつけていただいたライトニックス株式会社にも感謝申し上げます。休止と言っても、馬耳東風は過去ログなどのデータサイトとして存在し、私は馬券日記オケラセラをメインに活動を続けていきたいと考えておりますので、今後ともよろしくご指導いただければと願っております。気まぐれな予想もブログで披露する予定です。ひとまずご報告まで。

>>過去ログ・今週のデータ解析

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