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2007.03.24

GⅠ→ JpnⅠ パートⅠ国入りの思わぬ代償

「パートⅠ国であることは、世界第一級の評価に値する競馬を行っていることを意味します」昨秋、JRAがそう高らかに歌い上げ、喜びを表現したパートⅠ国入り。だが、重賞グレードの呼称を巡って、思わぬ難題が持ち上がった。ICSC(国際セリ名簿基準委員会)から「国際的に開放されたレース以外でGを使ってはならない」と、呼称の変更を求められたのだ。 JRAでは84年のグレード制導入以後、GⅠ、GⅡ、GⅢと重賞を格付けしてきた。日本競馬に深く浸透している「G」は容易には変更できまいと感じていたが、JRAはあっさりと「G」を捨て去り、「Jpn」という新しい呼称を用いることを決めた。

何とも面倒なのは、「G」と「Jpn」が混在して使われること。外国馬が出走可能な国際レースは従来通り「G」、国内馬しか出走できないレースは「Jpn」となるのだ。JRAの重賞は121あるが、そのうち59がG、63がJpnになる。外国馬に開放されていないダービーなどのクラシックはGⅠではなく、JpnⅠへ変更される。今年、すでに行われたレースに関しても、1月1日に遡って適用されるという。国際ルールに従わねばならないとはいえ、極めて奇妙な二重構造であるし、商標の問題もあっただろうが「ジェーピーエヌ」とは発音しづらい。ファンの間ではサッカーと同じ「ジェーワン」と呼ばれるのだろうか。

春のクラシックに間に合わそうと、泥縄式に決められたJpn。あまりの違和感の大きさに、こんなことなら重賞は全て外国馬に開放して、Jpnなどという呼称は捨ててしまえという意見も出てくるかもしれない。一方、国際格付けを得ることは、GⅠに相応しいレベルを維持できなければ、「天皇賞春はGⅡへ」などICSCに降格される可能性も許容することになる。また、パートⅠ国入りはJRAだけでなく、地方競馬も対象になっている。「東京ダービー(南関東G1)」も使えなくなるのか? 一等国入りと浮かれてばかりもいられない。しばらくは混乱が続きそうだ。

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コメント

阪神大賞典や京都大賞典と天皇賞のグレードが逆転するなんて状況も起きそうですよね。

投稿: おりた | 2007.03.25 06:12

南関東なら、M1になるんですかね…。うーん、こっちもダダかぶり^^;

投稿: landslider@地方競馬に行こう! | 2007.03.27 11:29

>おりたさま 毎日王冠が昇格したりとか? でも、昇格はJRAからお願いしないとないのかな? >landsliderさま 一度、吉本に相談してみては?(嘘です)

投稿: ガトー@馬耳東風 | 2007.03.29 02:50

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