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2006.12.09

香港国際競走 世界のトップに胸を借りる4レース

10日、香港の沙田競馬場では4つの国際GⅠが行われる香港国際競走を迎える。メルボルンCを制したデルタブルースが出走を希望しながら、 JRAから検疫の便宜が受けられず断念するという一騒動もあった。それでも菊花賞馬ソングオブウインド、ダービー2着アドマイヤメイン、天皇賞秋3着アドマイヤムーンなど、有馬記念に参戦すれば人気になったであろう馬が遠征を選んだのは、香港の価値が高まっていると解することもできる。凱旋門賞でディープに先着したプライドもジャパンカップをパスして、こちらを選択した。もう少し日本は危機感を募らせるべきかもしれない。

まずは香港ヴァーズ(2400メートル)から見てみよう。まともな競馬になれば、ジャパンカップでも3着した女傑ウィジャボードの圧勝だろう。だが、9日に左前脚に痛みを発症し、出走取り消しとなるアクシデント。思わぬチャンスが巡ってきたのが、日本馬ソングオブウインド(武幸)、アドマイヤメイン(武豊)の2頭。ソングは前々日の計量で468キロと馬体を減らしているのが気がかりだが、ラジオNIKKEI賞は同じ体重で2着している。メインは菊花賞と同じような逃げを打つと思われる。武豊がどんなラップを刻むのか、追い込みにかけるソングとの武兄弟の戦略が見所だ。

香港カップ(2000メートル)には凱旋門賞2着、英チャンピオンS圧勝と波に乗るプライドが人気を集める。このレースは去年もクビ差で2着しており、本格化した今なら他馬を寄せつけまい。ハリケーンランをことごとく打ち負かしてきたのだから、比較で言えばハーツクライ以上。去年の覇者、香港のヴェンジャノブレインにリベンジを果たす。日本からはアドマイヤムーン(武豊)とディアデラノビア(福永)がプライドに胸を借りる。弥生賞、札幌記念を快勝しているようにムーンにとって、この距離はベスト。平坦コースも合っており、世界のトップにどこまで迫れるか。

香港マイル(1600メートル)はダンスインザムードに期待がかかる。長く活躍してきた同馬も、ここが引退レース。米GⅢ勝ちとGⅠ2勝は、いずれもマイル戦だった。国内ではダイワメジャーに煮え湯を飲まされてきただけに、天敵のいない海外で有終の美を飾りたいところ。実力的には充分なチャンスがある。但し、香港勢のマイル層も厚い。安田記念1、3着のブリッシュラックジョイフルウイナーに加え、新興勢力のアルマダ、フサイチペガサス産駒のフローラルペガサスも侮れない。イタリアのラモンティは時計に対応できるか。安田記念のラフプレーで悪名を轟かせたザデュークの走りも注目。

最後に香港スプリント。これまで直線1000メートルで施行されてきたが、今年から1200メートルの周回コースとなる。アベイユドロンシャン賞を勝ったデザートロードは直線競馬に慣れているし、北米で連勝してきたファーストパレードは右回りに戸惑わないか。となれば、スプリンターズSを優勝して転戦してきた豪州の賞金稼ぎ、テイクオーバーターゲットがここでも大威張りできる。復調気配のサイレントウィットネスが地元の意地を見せられるか。最近の国内スプリント路線のレベル低下からメイショウボーラー(福永)、シーイズトウショウ(池添)は難しいかもしれない。

香港国際諸競走の出馬表(JRA)

☆3R 香港ヴァーズ(芝2400メートル)
 14:00(日本時間15:00)
☆5R 香港スプリント(芝1200メートル)
 15:10(日本時間16:10)
☆7R 香港マイル(芝1600メートル)
 16:20(日本時間17:20)
☆8R 香港カップ(芝2000メートル)
 17:00(日本時間18:00)

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