人気作家に駄文でインスパイアいただく恥ずかしさ
栗東トレセンの内部関係者・高崎武大氏。その人脈と情報網を駆使して書かれた『2ちゃる騎手』『チクる騎手』『ズルい騎手』など、一連の著作シリーズは評判を呼んでいます。飛ぶ鳥を落とす勢いの人気作家です。そんな高崎氏のコラムが読めるのが「高崎武大のこんな騎手ブログ」。こちらも内部情報一杯の面白い記事が掲載されており、私も楽しみにしています。ところが、先日、エリザベス女王杯にまつわるエントリーを読んでいて、とても驚かされることがありました。
今から15年前、天皇賞(秋)で競馬界を震撼させる事件が起きました。そうですGⅠ1着入線馬の降着処分です。この年の天皇賞秋では断トツの1番人気だった武豊メジロマックイーンは、2位入線プレクラスニーに6馬差をつけ「楽勝」とばかりに1位入線しました。…この時の被害馬プレジデントシチーに乗っていたのが何を隠そう本田優。勝ち馬から7秒も離されてゴールしました。
あれれ、どこかで読んだことあるようなないような。って、さらに読み進めて驚愕。これは拙サイトのエリザベス女王杯の回顧記事ではないですか!? もちろん、ちょこちょこと高崎氏が加筆して、グッと面白い文章になっていますが、これってパ、パ、パク…。いや、プロの作家にそんな失礼なことを申し上げてはなりますまい。だいたい、先般の記事は、自分でも書き終えた後に「ひでー文章だな」と溜息をついたもの。そんな拙文を丸々ベースにして、人気作家にインスパイアして頂いたことは喜ばねば。決して『パクる内部関係者』なんて、次回作を期待してはいけません。
まあ、実際のところ、私のエントリーが何処にでもあるようなレース解説記事だったので、事実の部分は面倒くさいからコピペしてしまえと思ったのでしょう。もし、オリジナリティ溢れる内容であれば、決して盗作しようとは考えないでしょうから。以前も予想記事を丸々コピペしてサイトのワンコーナーとして連載していたという強者がおりましたが、これも馬耳東風ならではの独創性が欠けていた部分を狙われたのだと思います。だって、殿下執務室の記事をパクる勇気のある人はいないでしょ。私もたまにはパクるのを躊躇させるような記事をエントリーしたいなぁと反省した次第。
というわけで、前略・ 高崎武大さま。拙ブログをご高覧いただきまして、ありがとうございます。次回、お取り上げいただく際には、もう少しマシな記事もご用意させていただきたいと思いますので、ぜひ今後ともよろしくお願い申し上げます。
※赤は拙記事と全く同一の箇所。緑は一部の言葉が置き換わった箇所です。高崎氏のブログ記事「新旧アクション仮面のエリザベスでの競演」より。
そんな厳しいペースの中、後続集団の先頭はアサヒライジング、有力馬はフサイチパンドラ、カワカミプリンセス、スイープトウショウの順序で、それぞれが牽制しあう形に。前2頭は別として後ろの集団の各馬とも坂の下りから仕掛けのタイミングを図る。この激しい流れではスタミナ勝負になるのは必然的で、中長距離戦(牝馬だとオークス?)で実力を発揮できる馬でなければ上位に入ることは無理なのです。 直線に向いて、前が開けていたのはバテたシェルズレイと馬場の良い外に進路をとったアサヒの間しかなかった。だが、シェルズレイは失速しているにも関わらず内側へ入れないものだから、これが周囲の騎手には大迷惑となるそもそもの予兆であり、加えてアサヒも若干だが内の馬へ併せるために寄せる素振りを見せた。それだけにカワカミと並んでいたヤマニンシュクルも同じ進路を取ろうとしており、ここで致命的な不利を受けるわけにはいかない1番人気馬に乗る騎手本田優としては、少々強引でも割って入るしかなかった。「前の馬が内にモタれていたので早めに動いた」という当人のコメントが全てでしょう。 ゴール後に被害馬シュクルが下馬。降着処分が発表された後から考えれば、シュクルは「それほどまでに大きな被害を受けたので止めて下馬しました・・・」というアピールになっており、裁決委員にとってもゴール後馬を止めて下馬されたのでは、厳しい裁決はやむを得なかったと言えるでしょう。とりわけ、直線に入ってからの加害行為は着順との相関性が見えやすく、重い処分となる可能性は高いのです。左ムチを連打したのも印象を悪くしており、馬が右にササったのなら右ムチで制御するなど対応策がなされていれば、もう少し裁決に対しての印象も違ったと思います。裁決の不透明性や降着基準の曖昧さは常日頃から批判されていることではあり、改善されなければならない問題ではあるが、今回の処分は妥当だとは思いますね。 遠因に思いを巡らせれば、GⅠ1着入線馬の降着という前例がなければ、裁決も躊躇したかもしれない。そう考えると、やはりプレジデントシチーに本田優が騎乗していたことや、ひとつ前の10レースで本田が派手なアクションで手綱を引っ張り、被害を受けたとしてペリエが降着になっていたのも、因果を感じずにはいられません。全てのレースが終了後、ペリエは「ざま~みろ!」と言葉を吐き捨てて荷物をまとめていました(笑)。そして忘れてはいけないのが、ヤマニンシュクルに乗っていた騎手は誰かということ。私の著書を読んでいただいている方にはすべてがわかると思います。 時代は回る。新旧世代交代をまざまざと感じた高崎でありました。
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コメント
こんにちは、
いつも、楽しく拝見させて頂いています。
パクリ?の記事の件ですが、高崎武大さんのその前の記事
「メルボルンカップ制覇・・・・・・。」も、同じ文章を
他のプログで、拝見しています。
確信犯では、ないでしょうか?
有名な?作家に盗作?されるということは、かなりいい内容の
記事だったということですよ(笑)。
これからも、どんどん、いい記事をお願いします。
楽しみにしています。
では、
投稿 サラブレ君 | 2006.11.15 17:48
私は貴ブログを拝見して、四位も嫌なバトンを受け取ったなあと思いながらも、その観点から書くのはやめたのですが、なかなか大胆なプロの方もいらっしゃるのですね。
ヤマニンシュクルの方は競走能力喪失が本日発表されました。
投稿 much_better | 2006.11.15 23:42
つーか、ここだって有名サイトなんだからそのままぱくっちゃ
だめでしょー。私も両方のブログを読んでますが、あれれ?と
思ってましたよ。他にも気付いた人は多いはず。
投稿 ジュサブロー | 2006.11.16 02:44
私もパクラれるよな記事を書けたらなあと思った次第でした。
投稿 十&一 | 2006.11.16 11:26
このサイトからの沢山のアクセスに御礼しつつ(挨拶)。
パクられないコツは、文体をある程度悪文化して読みづらくすることと、ペダンチックなネタを織り交ぜることにある、のかも知れません(苦笑)。優駿エッセイ賞クラスの書き手は複数知ってますけど、キレイな文章という点では有芝などはこの人達には全く脚元にも及ばないと日頃痛感しておりますので(まぁ教養の違いなのでしょう)、その辺りがパクる側の魅力となっておるのかと。
ただ、自分の場合は、昔とあるG1馬の血統について某掲示板で軽くその興味深い特徴について触れたことがあったのですね。で、その某掲示板は比較的人口が多く、博覧強記で知られる某競馬ライター氏なども時折姿を見せてたのですが、そのG1馬の血統の話を暫く後にブックで書いてた時に、有芝がその掲示板で指摘したことをまんまその競馬ライター氏が書いてたことがあって、軽く驚いた、なんてことがあったり。
#一応自分に言われる前に気付いてた、ってことにしてますが(笑)
投稿 有芝まはる(ry | 2006.11.16 23:54
> サラブレ君さま 他の記事もそうなんですか。常習犯。。。信じて読んでいる読者はトホホですね。>much_betterさま シュクル残念です。阪神JFで万馬券取らせてもらった印象深い馬でした。 >ジュサブローさま いえいえ、うちは名もなきサイトですから。 >十&一さま さすがにオールアバウトからパクったら著作権侵害PRしてるようなもんですよ。 >殿下 殿下一流のご文体が他人には真似できないものであることもさりながら、行間や背景への知識なくしてはパクれない洞察力というのが堤になっているのかと思ったり。今回の一件はそのライター氏のようにネタを食べちゃうというより、単なるコピペ改変ですから程度のずーーーと低い話であります。その辺、トラバやコメント無視で更新続行の高崎氏には反省を求めたいと思われ。
投稿 ガトー@馬耳東風 | 2006.11.17 11:25
前から貴殿の記事と、高崎氏のHP「こんな騎手情報局」の「最新オモシロ話」の」内容がかぶるというか、ほぼまんまだなーと思うことが多く、貴殿=高崎氏なのか?と思ったりしていました。パクリだったんですねー。驚きました。
投稿 競馬ブックフリーク | 2006.11.22 17:14
>競馬ブックフリークさま ご指摘ありがとうございます。コメント、引用させていただきますね。
投稿 ガトー@馬耳東風 | 2006.11.23 03:14