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2006.11.19

”府中の鬼”を継ぐ者 フサイチホウオー参上

札幌二歳は縒(よ)れながら勝った。
共同通信杯は外から内まで斜めに走った。
皐月賞は蹴つまづいた。札幌記念は油断した。
雨と右回りは嫌だって、あれほど言ったじゃないか。

ダービーは怒濤の追い込みだった。
ついでに国際GⅠも勝った。
”第48代”年度代表馬だ。大丈夫だって言ったろ。

作家 乗峯栄一(ジャングルポケット写真集 永遠の雄叫び) より

ジャングルポケットは不器用な馬だった。お行儀の悪かった札幌2歳Sや共同通信杯、躓いて強引に追い上げるしかなかった皐月賞。三冠最後の菊花賞では口向きの悪さを見せて伸びを欠いたまま敗れた。それでも、日本ダービーやジャパンカップのパフォーマンスは圧倒的だった。広い府中でこそ激走するジャングルポケットは、多くの府中の鬼を輩出したトニービンの特徴を体現した究極の馬だったのかもしれない。

18日、東京スポーツ杯2歳Sを勝ったフサイチホウオーはジャングルポケットのファーストクロップ。不器用なところは父そっくり。東スポ杯でも道中は行きたがって安藤勝が抑えるのに一苦労。 4角では左にもたれて嫌がる素振り。内外に挟まれて一旦は先頭を譲り、万事休すかと思われた。だが、いざ手前を替えると、勝負根性を剥き出しにして差し返す。着差は半馬身だったが、見た目以上に強い競馬だった。実力差は相当ある。 現地観戦しながらそう感じた。

距離が伸びて良いのは間違いなく、好位につけるスピードもある。但し、小回りコースや多頭数といったレースでも、力を発揮できるかが課題になる。まだまだ荒削りだが、競馬を覚えていけば父と同じくダービーをめざせる器ではないか。トニービンが父系を繋いでいくのにもホウオーの登場は明るい材料だ。次走はラジオNIKKEI杯が予定されている。6年前、父がアグネスタキオンクロフネと対決した伝説のレース。父はかつてのライバルと種牡馬リーディングでも肩を並べることができそうだ。

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