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2006.10.04

2分26秒3 凱旋門賞のタイムは5秒速かった? 

近年で希に見る少頭数、ペースメーカーの不在、2番手で先行したディープインパクト、レース後の「スローになることを予想していました」という武豊と池江泰郎師のコメント、そして2分31秒70と発表された公式タイム。 2日の東京スポーツ一面で清水成駿は敗因についてこう分析している。「好天に恵まれたとはいえ、勝ちタイムは2分31秒70。ダービーを2分23秒3の速いタイムで楽勝したディープに、この深く重いロンシャンでも『跳びなさい』という方が、やはり無理難題であった」と。

凱旋門賞については、「上がりの速い直線だけの決着」(柏木集保)というのが衆目一致した評価だったし、それ故にディープは実力を出し切れずに終わったのではないかと指摘されもした。私自身、まったく疑うことはなかった。しかし、一夜明けて、レーシングポスト紙のサイトに掲載されたタイムは違った。 " Rail Link 2m 26.30s " なんと5秒以上も速いではないか。ディープが敗れたショックで気づかなかったが、映像を見直すとゴールした瞬間の時計は2分25~26秒だ。手元のストップウォッチで計測しても同じ。ラップの取り方が違っても5秒は狂わない。

ハナを切ったアイリッシュウェルズ、途中でディープの前に出たシロッコはともに馬群に沈んでいる。 1、2着のレイルリンク、プライドは後方で脚を溜めていた馬だ。先行勢で残ったのはディープだけ。京都の倍以上の高低差があり、芝も深いロンシャン。確かに時計の出る馬場だったが、スローと言えるだろうか。前後半とも1000メートル1分01秒ぐらいか?息の入らない厳しい流れだったようにも思える。その中をフォルスストレートで順位を上げ、ラスト400から追い出したとしたら、3キロの斤量差のある差し馬に交わされたのも不思議ではない。

フランスの主催者が発表した公式タイムは2分31秒70のまま。訂正されるのかどうかは知らないが、私たちがこの時計を頼りにしてレース結果をあれこれ批評することは避けた方が良さそうだ。負けたという事実は何も変わらないし、フランスのファンは時計など意味がないと言うのかもしれない。だが、同じ位置にいたBCターフ勝ち馬が惨敗を喫したレースで、最後まで踏みとどまって差し返す場面さえみせとすれば、日本のファンも少しは溜飲が下がるのではないだろうか。

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コメント

 2分26秒3は信憑性がありますね。同じ日の2歳の1400mGⅠが1分18秒6、2歳牝馬の1600mGⅠが1分34秒9ですから。
 ちなみに昨年が1400mが1分20秒6、1600mが1分37秒3で凱旋門賞は2分27秒4でした。

投稿: GK | 2006.10.04 20:55

>GKさま 正式に訂正されましたね。向こうの記録ってこんな扱いなんでしょうか。

投稿: ガトー@馬耳東風 | 2006.10.06 02:05

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