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2006.10.15

ディープインパクト 51億円の史上最高額で種牡馬入り

11日、金子真人オーナーが池江郎師を通じて発表した「ディープインパクト年内引退」51億円(8500万円×60口)のシンジケートが組まれ、社台SSで種牡馬入りすることになった。凱旋門賞前からダーレーなど海外生産者を含めたディープ争奪戦が繰り広げられており、一説にはトレードマネーは100億円を超えると報道されたこともあった。しかし、凱旋門賞の敗戦で大きく評価は下がり、国内最高だったラムタラの46億円を上回るとはいえ、最終的には妥当な範囲内で購買されたとみるべきだろう。種付け料は1500万円前後か?

オーナーからの引退通告は関係者にとっても寝耳に水だったようだ。池江郎師は「突然の話で寂しい」と語り、武豊は「前向きに気持ちの整理をつけるしかありません」と戸惑いを隠さなかった。帰国後は凱旋門賞再挑戦、来年も現役続行など、希望的な観測?も見受けられたが、もしかしたら関係者も同じような情報を得ていたのかもしれない。しかし、種牡馬としての価値を損なわないためには、これ以上、戦歴に傷をつけるようなチャレンジは必要なく、至極、真っ当な判断をしたと言える。

ファンとしては、これほどの不世出の名馬の走りを見られなくなるのは残念だし、ブリーダーズカップドバイワールドカップに挑戦する第二幕を期待しないわけではない。凱旋門賞のパフォーマンスからは世界の一流馬相手でも常に優勝争いできることは明らかだし、こうした能力を持った馬が次に誕生するのは気が遠くなる時間を要するかもしれないからだ。一方で、国内GⅠで"八冠"を達成するためだけに現役を続けるのは意義を感じず、無敗のクラシック三冠、凱旋門賞3着の実績の前には蛇足に過ぎない。

現在、東京競馬場に入厩しているディープは、天皇賞秋も視野に入れて調整が行われている。ジャパンカップ、有馬記念と3連勝して、古馬中長距離GⅠ完全制覇の可能性もある。今年の天皇賞秋は悠仁親王殿下御誕生の慶祝競走とされているため、 JRAがディープ参戦を熱望していることは想像に難くない。だが、出走すること自体がリスクであることを鑑みれば、ファンへのお披露目レースは一戦、それならば海外勢をホームで迎え撃つジャパンカップが適当だと思う。オーナーの勇断を期待したい。

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