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2006年9月の17件の記事

2006.09.30

高知 最多勝記録挑戦とウララ主戦騎手引退

中央競馬では秋のGⅠ第一弾が、海外ではディープインパクトが凱旋門賞に挑む10月1日。高知競馬場でも大きな記録を賭けた一戦が行われる。地方競馬(平地)の最多勝タイの46勝をあげているエスケープハッチ(牡6歳)が、新記録達成に向けて尾花特別(16:10)に出走するのだ。 "逆ハルウララ"のネーミングもあるようで、こちらの歴史的瞬間にも注目したい。また、同日、ハルウララの主戦騎手だった古川文貴ジョッキーの引退式も行われる。すでに厩務員だった藤原健祐さんも離職しており、同馬は高知に戻らず、映画も未公開のまま、チーム・ハルウララは解散されることになる。

>>エスケープハッチ特集ページ

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ディープに熱狂する日本列島 国民的祭典を楽しもう!

一般メディアも巻き込んで、ヒートアップしていくディープインパクト報道。当初の「もしかしたら勝てるかもしれない」という控えめな評価が、「勝って当然」という興奮気味の雰囲気に変わりつつあるのは、ワールドカップのような国民的祭典になった証左。しかめ面をして憂う必要はなく、競馬ファンとしては喜ぶべきことではないか。過剰な期待は大きな落胆を引き起こすかもしれないが、そこはコアなファンがしっかり受け止めよう。どのような結果でもディープが歴史的な名馬であることには違いないのだから。日本中の関心を集める未曾有の海外挑戦を、勝利を信じて楽しんだ方が良いと思う。ディープと同時代にファンであったことに感謝しよう。 こんな出来事は人生で二度とないだろうから。

枠順も確定した。ディープは2番枠。ハリケーンランは1番枠、シロッコは6番枠だ。先行勢が外枠に入ったことで、ディープは先行集団を前に置きながら内々を進むことになりそうだ。ハリケーンランも同じような位置取りか。どちらが先のポジションを取るかは気になるところ。 28日の調教はリードホースを追いかける形で行われ、最後まで追い抜かずに我慢させる訓練を課した。勝負は時の運とはいえ、折り合いさえつけば実力は出し切ることができるはず。結果は自ずとついてくる。 30日にはダニエルウィルデンシュタイン賞(仏G2)に帯同馬のピカレスクコートが出走予定。武豊は同馬を含めて、凱旋門賞まで数鞍の騎乗機会があり、しっかり馬場の具合も確かめることができる。

28日から旅行会社の凱旋門賞ツアーも続々と出発している。当日、ロンシャンには数千人規模の日本人が押し寄せるとみられており、こうした現象は世界でも希有な出来事ではないだろうか。日本人向けマークカードも用意されたという。ロンドンのブックメーカーでは日本人男性がディープの単勝に360万円を投じて話題になっている(フサローなら平場で突っ込む程度の額かもしれないが)。 さらにAmazonでは 「ディープインパクト凱旋門賞制覇」 なる大型本の購入予約も始まった。出版元は日刊スポーツ。値段は950円。無事に発売されることを願って、今からレビューを書いておくのも悪くないかもしれない。

幻となった優勝記念本。予約した人はいた?

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2006.09.29

革命の時は来た 世界を決する武豊のゴーサイン

8頭立ての少頭数で行われることになった凱旋門賞。これで内ラチ沿い5頭分に敷かれるグリーンベルトを通ることも、難しいことではなくなった。だが、"紛れ"の可能性が低くなったのとは裏腹に、ディープインパクトが折り合いを欠かずに競馬ができるだろうかという心配は大きくなった。あからさまなラビットの出走もなく、今年はスローペースに落ち着くことは必至だ。レースは一団となって進むだろう。ロンシャンの難コースで武豊はどうディープの折り合いをつけるのか、そして、いつディープにゴーサインを出すのか、勝負を決する最大の見所になる。

ディープはどんなペースでも折り合いをつけられるタイプではない。菊花賞で口を割って手綱に抵抗した姿は覚えているファンも多いと思うが、古馬になってからも気性的な問題は完全に解消されたわけではなかった。圧勝した天皇賞春のレースぶりを思い出してほしい。出遅れて後方2番手につけたディープはがっちりと手綱を抑えられたものの、1コーナー過ぎで持って行かれポジションをあげていった。そして、ラスト1000メートル付近、坂の上りから凄い勢いで加速していくと、ラスト800で先行集団に取りつき、4角手前では先頭に躍り出た。

淀の坂は「ゆっくり上って下る」のがセオリー。坂下から一気に仕掛けると、どんな強い馬でも残り1ハロンで脚があがってしまう。武豊はレース後、「3コーナー手前で一気にペースが遅くなり、どうしようか迷った」と述べている。定石ならペースに合わせて抑えるのだろうが、武豊は無理に手綱を引くことより、ディープの気分を害さずにロングスパートさせる選択肢を採った。これが暴走にみえたリンカーンの横山典は「もらった」と思ったそうだ。ところが、ディープはラスト1000を57秒を切る驚異的なレコードで快勝してしまったのだ。スタミナも心肺能力もこれまでの一流馬とは桁が違った。

天皇賞春の勝利は数字的にも史上最強馬と確信させる、超弩級のパフォーマンスだった。その一方、能力任せのレースこそ、ディープの潜在能力を最大限に発揮する術だと証明することにもなったのではないか。では、凱旋門賞で武豊はどうディープを操るのか。京都とロンシャンは形状が良く似ていることが知られている。だが、高低差は京都の倍以上の10メートル。深い芝と相まって、要するスタミナはずっと大きい。上りから仕掛けていくのは論外だし、坂の頂点からゴールまでも1400メートルある。ここは馬をなだめて、じっと動かずにおらねば勝負すらできない。

坂を下り終えると、待っているのがフォルスストレート(偽りの直線)。この偽りの直線で加速の誘惑に負けてはならない。馬なりで徐々に順位をあげるのが理想的だ。しかし、ロンシャン初体験のディープが、一息つかせたい鞍上の思惑に従うことができるだろうか。それまで抑えられてきたディープは擬似直線で加速しようとする可能性が高いと思う。その時、武豊は我慢させるのか、ロングスパートに耐えられると信じて手綱を放つのか。もし、天皇賞春で底知れぬスタミナはロンシャンでも通用すると感じたのなら、タブーとされるロングスパートに賭ける判断をするのではないかと思う。

ロンシャンの直線は東京より長い533メートル。真の攻防はラスト300メートルで繰り広げられる。ディープは初めて潜在能力を限界まで引き出すことを求められることになる。トップジョッキー・武豊にとっても、一世一代の大舞台。12年前、1番人気のホワイトマズルに騎乗して、何もできないまま凱旋門賞を終えた屈辱を晴らす最後のチャンスだろう。馬群に包まれるような、悔いの残る中途半端なレースだけはしないはずだ。スピードシンボリの挑戦から37年。日本のホースマンの夢であり続けてきた凱旋門賞制覇は、現実のものとなると信じている。革命の時は近い。

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2006.09.28

凱旋門賞は8頭立て 史上2番目の少頭数に

10月1日にロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞の出走メンバーが発表された。出走馬は8頭。9日にセントレジャーを勝ったシックスティーズアイコンは、追加登録料の6万ユーロ(約888万円)を支払って参戦する。 8頭立ては1941年(ルパシャ)の7頭に次ぐ史上2番目の少頭数。最近では2000年(シンダー)が10頭立てで施行されたが、出走馬が一桁だったのは1946年(カルカラ)の9頭まで遡らねばならない。今年は三強のレベルの高さから、各陣営が自重したためとみられている。

  • ディープインパクト(宝塚記念・天皇賞春・菊花賞)
  • ハリケーンラン(凱旋門賞・キングジョージ)
  • シロッコ(BCターフ・コロネーションC)
  • プライド(サンクルー大賞)
  • ベストネーム(プランスドランジュ賞)
  • アイリッシュウェルズ(ドーヴィル大賞)
  • レイルリンク(パリ大賞典・ニエル賞)
  • シックスティーズアイコン(セントレジャー)

登録のあったヴェルメイユ賞馬・マンデシャはオペラ賞へ、英ダービー馬・サーバシーは英チャンピオンSへ向かう。なお、これによりスミヨン騎手はシロッコに、デットーリ騎手はシックスティーズアイコンに、ファロン騎手はハリケーンランに騎乗するものとみられている。枠順と騎手は29日に発表される。

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凱旋門賞 知っておきたいロンシャンのコース

凱旋門賞が行われるロンシャン競馬場の芝2400メートル。コースは右回り。その形態を頭に入れておけば、ディープインパクトとライバルたちの駆け引きや仕掛けもグッと楽しむことができるはず。きっちり予習しておきたい。 2400メートルのスタート地点は2角手前の風車下。ここから大外を回って、トラックをほぼ一周する。スタートから400メートルは平坦な直線だが、そこからゆったりした上り勾配が続き、3角過ぎから逆に下り坂になる。高低差は10メートル。 3-4角の中間点からゴールまで1000メートルはほぼ平坦だ。

ロンシャン外回りコースの最大の特徴は3-4角の中間にあるフォルスストレート。訳せば『偽りの直線』。本当の4角はまだ先にあるのに騙されて、直線と勘違いした馬が行きたがってしまうと、ゴール前で失速することになる。上って下って、長い平坦というコースは、京都競馬場と良く似ている。ロンシャンも淀と同じく、「ゆっくり上ってゆっくり下る」のがセオリーだ。4角まで一団で進んで、直線の叩き合いになることが多い。だが、私は追い込み脚質のディープに騎乗する武豊は、セオリーを無視するのではないかと密かに期待している。話の続きは翌日以降に。

ロンシャン競馬場コース図解

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2006.09.27

凱旋門賞 ディープの命運を握るロンシャンの馬場

今週末に迫ったディープインパクト凱旋門賞挑戦。ここまで順調に追い切りをこなし、ほぼ万全の体勢でレースに臨めそうだ。去年、BCターフを勝ち、今年はフォワ賞まで3連勝を飾っているシロッコが最大のライバル。キングジョージでハーツクライを降したハリケーンラン、3歳馬必勝パターンのニエル賞勝ちレールリンクまでが優勝可能性を秘めた馬になろう。ディープとの力関係を推測するのは極めて難しいが、完調のハーツなら何とか負かせただろう今年のハリケーンランよりは上、シロッコと同等、と評するのは判官贔屓が過ぎるだろうか。確かに下馬評は百家争鳴。しかし、陣営も専門家もブックメーカーも、走ってみなければ分からないというのが本音のところではないか。

能力的な比較を除いて、最も勝負を左右するファクターは馬場だろう。凱旋門賞は道悪で行われるケースが少なくない。良と不良では勝ちタイムが 10秒以上の差がついてしまう、まったく異質な競馬場となる(仏は欧州では軽い部類だが)。レースレコードは97年パントレセレブルの2分24秒6(良)。いちばん遅かったのは 99年モンジューの2分38秒5(不良)。後者はエルコンドルパサーが2着に敗れたレースだ。もし、良馬場であれば、7年前に日本馬は最高峰に到達していたと私は思っている。長期滞在して馬場にあった走りを体得し、日本では道悪は得意だったエルコンでさえ敗れたのだから、ディープにとっても当日までの天気が命運を左右すると言っていい。今週のパリの天気は予報会社によってまちまち。できれば一滴も降ってほしくない。

もうひとつ忘れてならないのは、ロンシャンは凱旋門賞当日、初めて馬場が全面開放されること。内の仮柵を撤去するため、新しい芝生、いわゆるグリーンベルトが出現するのだ。今年の凱旋門賞は10頭立て前後。折り合いを欠くのが怖い武豊は、いつもと同じようにディープを後方につけるだろう。直線、運良く内が開くことを想定することはできず、外を回すのは覚悟せねばならない。逆にフォワ賞で2番手から競馬を進めたシロッコはグリーンベルトの利を活かせる可能性が高い。但し、速い時計の決着にシロッコが対応できるかは未知数だ。いずれにせよ、こうしたファクターを克服して勝ってしまえば、ディープは文句なしの世界チャンピオンであり、その可能性も充分にあると思わせてくれる。凱旋門賞のゲートが開くのが待ち遠しい。

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2006.09.26

三冠馬誕生の可能性は十分 敵はプレッシャーだけ

地味な二冠馬、メイショウサムソンが菊花賞を制することができるのか。大きな試金石となった神戸新聞杯だったが、三冠馬誕生を実現させるのに十分な及第点だったと捉えたい。石橋守の騎乗は誉められたものではなかった。1コーナーでタマモサポートらと接触(過怠金3万円)、 4コーナーでアドマイヤメインと接触(過怠金1万円)、ゴール前で内に斜行(過怠金3万円)。二冠馬でなければ、降着処分になっていたかもしれない。内枠だったのと、スタートしてかかったことに石橋が焦ったようにみえた。それでも叩き合いを制して、勝ったと思わせた内容での2着だから、悲観する必要は全くない。

ドリームパスポートはサムソンとは対照的に、高田潤の完璧な騎乗が勝利へと導いた。通常より前に位置する6番手追走。 4角では他馬を先に行かせて、一呼吸おいてから追い出した。ドリームパスポートはきさらぎ賞でも先に抜けたサムソンを差しきっているが、早い時計の馬場ほど能力を発揮できるタイプ。距離の融通は利きそうで、菊花賞でも必ず上位に食い込んでくるのは間違いない。2番人気アドマイヤメインは完調さを欠いていた。本番まで何処まで戻してこれるか、調教に注意したい。

セントライト記念が低レベルな結果になり、春と上位陣の勢力図は変わらなかった。勝負根性とスタミナが特長のサムソンにとって、菊花賞は他馬より有利な条件だ。三冠を阻むものがあるならば、それは鞍上へのプレッシャーだろう。長丁場で折り合いを欠いた場合に、石橋が落ち着いて馬を御せるか。神戸新聞杯の失敗を糧にできるか、トラウマとしてしまうかで結果は正反対になる。トライアルで不利のあったアペリティフ、北海道で1000万条件を楽勝したアクシオンらが、菊の伏兵陣としては面白い存在だろう。

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2006.09.24

1分遅れの無意味な完走 脳震とうも下馬せず

走破時計は2分3秒5。競馬ファンなら、2000メートル戦のタイムだと推測するはずだ。だが、これが1200メートルのものだとしたら、驚くのではないだろうか。 23日(土)の中山メイン・ペルセウスSはダートのスプリント戦。 3番人気ミリオンベルと1番人気サクラビジェイで決着したレースは平穏なものにみえた。しかし、テレビ東京の矢野アナは、勝ち馬がゴールして掲示板に表示された結果を伝えている頃、 1頭の馬がフラフラになりながら4コーナーに差し掛かっているのに気がついた。長谷川浩大が操るウインレジェンドだった。

ウインレジェンドを買っていたファンは、レース中に同馬がどこにもいないことに戸惑っていたかもしれない。ウインレジェンドがゲートから出たのは、スタートして5秒ほど後。しかも、ゲートの前で立ち止まってしまっている。完全に1頭だけ取り残され、まともにレースに参加できない状態に陥っているのは明白だ。 JRAのパトロールビデオで確認すると分かりやすい。この時、ウインレジェンドはゲート内で頭をぶつけて脳震とうを起こしていた。

スタート直前ゲート内で激しく顔を打ち一瞬、気を失っていた ヨロヨロとゲートを出、身体が横に向き倒れそうな走りを促された途端 鼻血が吹き出した 長谷川は気がつかなかったようだ 4コーナー回ってゴールに向かう時、既に鼻から胸から脚から血だらけだった ゴール板を過ぎてすぐ下馬、鞍を外した 馬運車を待つ間、鼻からは血がボタボタ滴っていた 長谷川はジョッキールームで先輩騎手達から、すぐ止めなかった事を叱られたにも関わらず、 「無事ゴールする事だけを心掛けました。すみませんでした」と 動転していた (同馬の生産者・シンコーファームのblogより)

公式記録では発走状況は発進不良【膠着】、競走中に疾病【外傷性左鼻出血】を発症したとアナウンスされている。いずれにせよ、大量に出血しながら1200メートルを走った事実には間違いないようだ。長谷川がいつの時点で出血に気づいたかは分からないが、馬が脳震とうの影響を受けていたことは分かっていたはずだ。再スタートさせて巻き返せるものでもなく、結果的には速やかに下馬するケースではなかったか。同馬は出走停止期間満了後、発走調教再審査となった。

かつて、田中勝春は立て続けに馬体異常を誤認して競走を中止させ、処分を受けたことがあった。騎手としては明らかな故障でもないのに、馬を止めることには強い抵抗感があるのだろう。長谷川も"敢闘精神の欠如"を指弾されるのを恐れる気持ちがあったのかもしれない。だが、騎手の仕事は馬をゴールさせることだけではない。止めたくても止められないプレッシャーや、処分を受ける可能性があるのなら走らせてしまえという雰囲気が蔓延しているなら、改善されなければならないことだ。

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2006.09.23

"いつかは社台" ブランド信じてキャロットクラブへ

初めて一口馬主となって10年。今年の1歳馬を含めて15頭に出資しました。しかし、私の相馬眼の無さもあって、これまで勝利をあげたのは1頭だけ。これまでシルク一筋でやってきましたが、風向きを変えようと、ちょっと浮気してみることにしました。入会したのはハットトリックシーザリオの海外GⅠ馬をはじめ、ディアデラノビア、フィフティーワナー、トリリオンカットなど数々のステークスウイナーを輩出しているキャロットクラブ。躍進の理由は数年前から社台系列へ移行を進めてきたこと。生産から馴致、育成まで社台丸抱えなら、走って当然かもしれません。

社台グループのクラブ法人では社台サラブレッドクラブサンデーサレブレッドクラブが有名です。しかし、1頭の口数が40口と単位が大きいため、お金持ち向けという印象は拭えません。総額2000万円の馬でも一口50万円。これに月額15000円の飼い葉代がかかるのです。もちろん、馬主資格が必要な社台オーナーズクラブ(1頭10口)よりは割安ですが…。キャロットクラブの場合は1頭400口、飼い葉代は1200円。サンデーレーシングの廉価版がキャロットと言えるでしょう。ダイナガリバーやサッカーボーイ、バブルガムフェローを横目に「いつかは社台」を心の内で唱え続けてきた、オールドファンの人気を集めるのも納得です。

パンフレットにはPOGでも人気になりそうな血統の馬がズラリと並んでいます。今年、1番人気になったのはマンハッタンカフェ産駒のハルーワソングの05。曾祖母がグローリアスソングで、母系には国際的チャンピオンホースも少なくありません。マンカフェの初年度産駒が早い時期から活躍しており、晩成ステイヤーではないかという不安を払拭したのも買い材料だったのでしょう。 2番人気は兄がJDD勝ち馬、ビッグウルフのビッグモンローの05(byフジキセキ)。アドマイヤサンデーの05(byジャンポケ)、ドラゴンマリーンの05(byアドベガ)が続きました。

すでに1次募集で満口となっている馬は75頭中19頭。ブロードアピール、レディブロンド、キタノオゴジョといった馴染み深い母馬の仔や、兄姉に重賞馬を持つマンファスの05(兄キンカメ)、ポトリザリスの05(姉ディアデラノビア)らが含まれています。先週、特別戦を勝ったマシュリクの弟も人気。フサイチエアデール、サクラバクシンオー、アグネスカミカゼの下は満口になっていません。今回、私が出資したのはケイティーズファーストの05(byファルブラウ)、ベルクラシックの05(byマンカフェ)の2頭です。ぜひGⅠまで連れていってほしいですね。

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2006.09.18

ダービーGP 中央勢vsオウシュウクラウン

日本列島に大雨を降らしながら北上を続ける台風13号。昨日(17日)、私は出張で九州に滞在していたが、欠航になる一便前のフライトでギリギリ帰京することができた。今日(18日)、盛岡競馬場ではGⅠ・ダービーグランプリが行われる。日中の降水確率は70%。強い雨が降ることが予想されている。先行力と時計への対応が求められそうだ。過去の勝ち馬はカネヒキリ、パーソナルラッシュ、ユートピア、ゴールドアリュールなど、中央の一線級がズラリと顔を揃えるレベルの高い3歳交流重賞。今後のダート戦線を占う上でも、見逃せないレースだ。

今年はフラムドパシオン、フレンドシップという中央ダートの二強が故障中で、例年より少し寂しいメンバーとなった。中央勢ではユニコーンS勝ちのナイキアースワーク、同2着のヤマタケゴールデン、ジャパンダートダービー2着のバンブーエールあたりが人気を集めている。だが、絶対的な能力を持つ馬がいない今年は、前走で古馬1000万条件を勝ったシルクウィザードを中心に取る。 3歳3月とデビューは遅かったものの、着実に力をつけて8月までに8戦。前走後は短期放牧に出され、ここを目標に仕上げられてきた。追い切りの動きは抜群。リンドシェーバーの代表産駒となれ。

地元ファンの期待を一身に背負うのがオウシュウクラウン。盛岡では敵無しだったがジャパンダートダービーで3着に好走して、南関東時代とは"馬が変わった"ところを見せつけた。ひさしぶりに現われた強豪だけに、中央勢を蹴散らすようなことがあれば、存廃に揺れる岩手競馬の大きな精神的支柱になるかもしれない。他の地方勢では笠松ミツアキサンキュウ、船橋サンダーオブハート、岩手の牝馬サイレントエクセルなどが出走しているが、馬券に絡むレベルには達していないか。『中央勢 VS オウシュウクラウン』の対決を楽しみにしたい。

◎シルクウィザード ○オウシュウクラウン ▲バンブーエール
△ナイキアースワーク、ヤマタケゴールデン、マンオブパーサー

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2006.09.16

札幌で4頭立て 堅いレースでガッチリ稼ぐ?

土曜(16日)の新聞を開いて、おやっと思ったファンも多いかもしれない。札幌・第5レースの2歳新馬戦(ダ千)、なんとも珍しい4頭立てで行われる。 JRAのルールに則れば、GⅠ、GⅡなど指定レースを除いて、出走申し込み馬が4頭以下の場合はレースが取りやめになる。今回は木曜の出馬投票の時点で登録していたヒシマイスターが左前裂蹄のため取り消したが、出馬投票の時点では5頭立てだったため競走成立となった。

03年7月、新潟の2歳未勝利も4頭立てだったことがあった。この時は勝ったダイワモントレー以下、1、2、3、4番人気と人気順通りに入線した。枠連130円、馬単210円。発走直前に除外馬が出て4頭立てになったこともある。01年10月、アグネスソニックの勝ったアイビーSで、除外馬はセイコーアカデミーだった。競走結果は1、3、2、4番人気の順で入線。枠連290円。去年、高知競馬では「少頭数でガッチリ勝とう!」と3頭立てレースを実施した。この時は単勝のみ発売された。

当然のことながら、とにかく堅くなる馬券で勝負するのが少頭立ての魅力らしい。今週のレースはブラックタキシード産駒のブラックシャンツェ、アドマイヤコジーン産駒のヘルパーストが人気を二分している。定石通り収まれば、単勝4、馬連は2-4、馬単は4-2、4-3で決まることになる。それとも、こういう時こそ無印のロードスピリットから流してみる? たまには5着が表示されない掲示板を眺めるのも一興か。

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2006.09.14

悠仁さまご生誕 慶事馬券を演出する馬は?

41年ぶりの親王さま誕生で祝賀ムードに包まれた日本列島。折しも天皇・皇后両陛下は北海道をご訪問中だった。7日には初めて日高の地をお踏みになり、戦前まで御料牧場だった家畜改良センター新冠牧場では、 1909年に建設された龍雲閣で食器類などゆかりの品々をご覧になった。天皇賞で授与される御紋付盾が、スポーツ大会で授与されている賜杯でも最も古い歴史があるように、皇室と競馬は深いつながりを持ち、JRAは特別の畏敬の念を払ってきた。それはレースの勝ち馬によって表現されることもある。

陛下が皇太子時代に天皇賞秋にご来臨された時は、ニッポーテイオー、レジェンドテイオーが1、2着して帝王馬券が炸裂した。去年の天覧競馬では牝馬ヘヴンリーロマンスが優勝。もちろん、紀宮殿下ご成婚を祝ってのものだった。皇后陛下の手には関係者が差し上げたヘヴンリーロマンスの単勝馬券があったという。今週の週刊Gallopでは井崎脩五郎が皇室慶事と馬券について触れている。礼宮ご生誕の時にはメインレースでアヤコトブキ!という馬が人気薄で2着し、ご成婚に際してはアヤノロマンが3連勝を飾ったそうだ。

今週、新宮のお名前も「悠仁(ひさひと)」さまに決まり、慶事競馬は天皇賞秋が本番だとしても、JRAとしてお祝いの気持ちは表わしておきたいもの。重賞はセントライト記念、ローズS、エルムSの三つ。若駒争うセントライト記念はプリンセスリーマの仔・トロフィーディール、おめでたいのでマツリダゴッホ、、、は弱いか。それならば新世紀を飛翔するミレニアムウイングの方がしっくりくる。但し、マル外なのが致命的か。ローズSは紀子さまに敬意を表してティアラプリンセス? エルムとはハルニレの総称だが、花言葉は愛国心、信頼、高貴、威厳。まさかのロードマジェスティなら驚き。

条件戦まで目を向ければ、ニューマーケットCのコスモインペリアル、新涼特別のインペリアルパワーが直球。他にも明るい未来ブライトトゥモロー、大王の喜びキングスデライト、千代に八千代にロングセンチュリーらが今週、出走を予定している。今後、大きな成長を期待できそうなのが、上総特別に登録しているマシュリク。馬名はアラビア語で「日が昇るところ」「東方」を意味するそうだ。母はサンウィルシャイン。天皇家とは言わずもがな天照大神の子孫とされ、イッセー尾形が昭和天皇を演じた話題の映画は「太陽」である。「日処づる国の」新宮を祝す馬名としては悪くない。

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2006.09.12

"最後方強襲" 吉永正人 寺山の最も愛した騎手

吉永の乗る馬はいつもポツンと遅れて一頭だけで走っていた。出遅れたのでも、あおったのでもないのに、スタートするとすぐ、ズルズルと下がってゆき、他馬の群から十馬身以上はなれて、一頭だけで走ってゆくのである。それは「はるか群衆を離れて」という映画のタイトルを思わせる、ひどく孤独なレース運びなのである。だが、吉永は直線でこの遅れを一気に取り戻し追い込んでくる。稲妻のような斬れ味を見せられたことのあるファンは、いつのまにか吉永の"最後方強襲戦法"を好きになり、遅れてゆく吉永に不満を述べなくなった。要するに吉永に"まかせる"のである。(『競馬への望郷 吉永正人』寺山修司)

11日、吉永正人調教師(64)が胃ガンのために逝去した。吉永師と言われるより、ミスターシービーの吉永騎手と聞かされた方が、ずっと印象的なシーンを思い出すことができるかもしれない。シービーのクラシック三冠、天皇賞秋のほか、モンテプリンス、モンテファストでも天皇賞春を勝っている。後方一気の追い込みを得意としていた吉永は、寺山修司が最も愛し「当代随一」と評した名騎手でもあった。冒頭で引用した「競馬への望郷」の9人の騎手伝記のなかでも、「馬主各位。調教師各位。もっと吉永に乗るチャンスを与えてやってください」と記しているのは吉永だけだ。

寺山は吉永について「競馬の翳(かげ)を負っている」と書いている。吉永は愛妻をガンで亡くし、3人の子どものうち娘2人は清瀬村へ、息子は鹿児島へ預けられていた。「最終レースが終わり、騎手たちはそれぞれ家へ帰っていく。だが、吉永は家へ帰るのが怖いのである。一年前のようにパパ!と呼んで出迎えてくれる子供たちもいない。テレビの音も聞こえなければ、夕食の仕度をしている妻の姿もないからである」。一家離散で全てを失った吉永は「ただ、馬につかまって、思い出から逃げる」霊鬼ようになり、成績も下がって、めっきり勝てなくなってしまった。

吉永の大きく遅れて行く「追い込み」は、馬の性格でもなければ、スタート下手のためでもない。大外からいつもやってくるのは人間嫌い故だ。寺山は「ほとんど宿命と言っていいほど、吉永の身についた孤独な性格のあらわれ」だと言う。見習い騎手の吉永に初めて特別戦で勝利をプレゼントしてくれたのがミスアヤメ。直線一気の追い込みだった。そして、妻を失って不振に喘ぐ吉永に立ち直りの機会を与える追い込み勝ちを演じたのが、ミスアヤメの仔、オノデンライコウ。馬と騎手とは、不思議な糸で絡められている。孤独と戦う寡黙な男にダービーを獲らせたいと寺山は願った。

1983年、そんな吉永に千載一遇のチャンスが訪れた。ミスターシービーとの出会いである。父トウショウボーイ、母シービークイン。良血に似合わず、シービーのレースぶりは不器用だった。それは吉永、そのものだったのかもしれない。クラシック第一関門の皐月賞、寺山は競馬場でシービーの追い込みを観て、「三冠を取る」と予言したそうだ。だが、寺山にとって、この皐月賞が最後の馬券となった。ダービーの25日前、寺山は肝硬変と腹膜炎による敗血症を併発して世を去った。最も観たかったはずの、無口で不器用で不幸のどん底から這い上がった男の、ダービー制覇を目前にして。

「男の目的とは何か? 不滅なものの秘密は何か? 男は不死でありうるか? もしも男が不死であるとすれば、それは一体、誰を喜ばせるのだろう? たかが不死であることが、何だというのだ」(ウイリアム・サローヤン) 吉永の胸ポケットの定期入れには、いまも死んだ妻の写真が一枚入っている。

今頃、吉永は愛妻、寺山と再会を果たして、ふたりの観れなかったダービーや菊花賞の話でもしているのだろうか。息子が騎手を継いだことの報告も忘れずにしただろうか。きっと話は尽きないに違いない。ご冥福をお祈りします。


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2006.09.08

藤沢和厩舎 ミスティックベルが意欲の3連闘

今週、札幌のコスモス賞で常勝トレーナー、藤沢和雄厩舎が3連闘で勝負をかける。藤沢師が送り込むのは外国産馬、ミスティックベル(父ダイナフォーマー)。今年2月のコールダーセールで100万ドルで落札されて話題を呼んだ評判馬だ。同馬は先月13日の新馬戦(千八)を除外され、27日の新馬戦(千五)に出走したものの1番人気で4着に敗れた。しかし、意欲の連闘策で望んだ今月3日の未勝利戦(千八)では、直線でまったく追わずに7馬身差の勝利を収めた。レコードとはコンマ5秒差だった。

藤沢厩舎の2歳馬の連闘といえば、思い出すのがスティンガーの阪神JF(98年)。新馬、赤松賞と連勝して、連闘でGⅠ勝ちするという離れ業をやってのけた。デビュー後最短制覇記録を樹立したものの、藤沢師はすぐさま桜花賞直行を宣言。そして、桜花賞では11着に惨敗している。古くはシンコウラブリイが富士SからマイルCS参戦というのもあった。シーズン3戦という馬優先主義を掲げていた藤沢師だが、調子が良ければ積極的に使っていく方針は昔から変わっていない。

前走の未勝利勝ちが負担がかからなかったのと、好調を維持していることから、今後のローテが自由になるようにコスモス賞で賞金の上積みを狙ってきたのだろう。札幌2歳Sという選択肢は常道だが、除外されない保障はない。千五の新馬戦で不可解な敗戦をしたのもあり、千八以上のゆったりした競馬を覚えさせたいこともあるのではないか。藤沢厩舎の3連闘は希有な挑戦。他厩舎ではカシマフラワーが函館2歳S(3着)したこともある。ライバルはインパーフェクトローブデコルテか。注目の一戦だ。

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2006.09.06

ファンに見通し示せ 一口馬主の課税強化

8月から9月はクラブ馬の新規募集が行われる季節だ。今年は国税庁がJRA、農林水産省を通じてクラブ法人に税務処理の変更を求め、これがクラブ会員にとって大幅な負担増になるのではと問題になっていた。しかし、最終的な結論は伝えられないまま、雑誌の広告欄には募集馬のラインナップが躍り、パンフレット請求を呼びかける文句が掲載されている。クラブ法人にとって、税務処理について触れられたくない時期には違いない。

そうした中、あるクラブ法人から会員宛に送付された資料とともに、処理変更後に「予想される主な変更点」と題した書類が同封されていた。関係機関から返答がない現状で、このクラブ法人が自ら『予想』したものだ。

「利益の分配」が行われる場合には20%の源泉所得税が課されるが、匿名組合契約における利益の計算方法は確立されておらず実務上の運用は定かでない。 賞金収入は賞金分配額から消費税が控除された支払額になる。 一般的な給与所得者で雑所得が20万円を超える場合、従前通り確定申告が必要。馬主登録のある者は匿名組合契約による利益分配が雑所得に分類されるため、事業所得の収支と合算できなくなる。複数の馬に出資した個人は現役馬が赤字になった場合、黒字馬から損失を差し引くことはできない可能性がある。赤字馬が引退した場合、確定申告で当該年度の黒字馬の所得から損失を差し引くことは可能。 匿名組合契約におけるファンド運用の考え方では減価償却の計算がなくなる。

今年、私はすでに2頭のクラブ馬に申し込み、さらに追加出資を行おうか検討をしているところ。 JRAが国税庁とどのようなやり取りをしているのか、ファンからは全く分からない。一クラブ法人に私的な予想を披露させるのではなく、今、何を問題としていて、どのような形態をめざして交渉しているのか、結論を出す時期の見通しはあるのかなど、可能な範囲でオフィシャルな情報を出してほしいものだ。そして、一口馬主のほとんどが赤字でも良しとして楽しんでいることを鑑みて、新しい形を模索していただきたい。

>>一口馬主の課税強化 交渉の行方は見えず(06.07)

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2006.09.05

奇跡は二度起きず 船橋・厩舎火災で9頭死亡

3日午前1時、船橋競馬場内の及川肇調教師の厩舎で起きた火災によって、 9頭のサラブレッドの命が奪われた。ある調教師は「今まで聞いたことのない馬の鳴き声で目が覚めた。助けるため厩舎に向かったが、火の勢いが強く近づくことすらできなかった」 (スポニチ)と語る。命を落とした9頭の中には3年前、台風10号の濁流に流されながら生還を果たした馬もいた。スーパーハリケーン(牡4)という馬名は、その奇跡の体験に由来するものだ。父はヤマニンゼファー、母はイエローギャロップ (母の父サクラトウコウ)。これまでに南関東で2勝をあげていた。

03年8月に日高を襲った台風10号は死者・行方不明者11人と1000億円を超える被害をもたらした。場所によっては時間雨量が60ミリを上回る猛烈な雨が降り注ぎ、堤防が決壊して橋や道路、住宅が次々と川に飲まれた。新冠町の生産者、田端千代春さんの牧場では住宅、厩舎、放牧地が水につかり、25頭のほとんどが流されてしまった。田端さん夫婦は流された馬を必死で探し歩いた。 1キロ下流で胸まで水に浸かっていた1歳の牡馬が見つかった。 6頭の馬を失った田端さんは復興の願いを込めて、この馬をスーパーハリケーンと名付け、田端さんの父が馬主となってデビューさせることにした。

例え田舎の競馬場で走る馬であっても、1頭のサラブレッドを競走馬としてデビューさせるまでにはたくさんの人々の手を介さねばならない。だから、1頭の馬には人々から託された思いがあり。それは競馬の魅力そのものであると言えるかもしれない。台風10号が日高に残した爪痕は深い。田端さんの牧場でも牧柵や住宅の修繕費だけで2000万円以上かかった。それでも「生き残った馬たちのためにも、災害には負けられない」と再び歩み始めたばかりだった。スーパーハリケーンが田端さんの心の支えだったのは想像に難くない。心中は察するに余りある。

「死んだ9頭はいずれも特に優秀な成績を残していない」 (毎日)と一般紙で報じられたことに反発する声も散見される。サラブレッドは経済動物。こうした記述、一字一句に正面きって感情的になる必要はないと思う。GⅠを勝つような馬ばかりが物語を纏っているわけではないことは、競馬に思いを寄せる人しか感じられないことだ。むしろ「火災を乗り越えた馬としてPRしたいが、あまりに馬自体がマイナーすぎる。せめてスーパーハリケーンには生き残ってほしかった」と関係者のコメントを掲載したスポーツ報知には、メディアは事象を取捨選択する権利と責任があるということを申し上げておきたい。

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2006.09.02

高知・エスケープハッチ 最多勝記録に挑戦

地方競馬歴代最多勝記録の46勝まで、あと1勝に迫っているエスケープハッチが今月3日の高知10レース・マーガレット特別に出走する。エスケープハッチは6歳のアングロアラブ(26.78%)。父はミルジョージ産駒のミスタージョージで、02年12月のデビュー以来、62戦45勝という成績を残している。エスケープハッチは4連勝と波に乗っており、今回のレースで1着になれば、通算46勝をあげたニホンカイキャロル(益田)に並ぶことになる。出走メンバーは勝負付けのついた馬ばかりで、記録達成の可能性は高い。

高知競馬ではエスケープハッチの特集サイトを開設するなど、新しいアイドルホースの誕生に大きな期待を寄せている。負けることより勝つことが人気につながるのが競馬の本来の在り方なら、アラブという限定的な条件下の記録ではあっても健全と言えるかもしれない。高知にとって馬名通り"脱出口"になると良いが。なお、高知では2日(土)、3日(日)と“ミスターピンク”こと内田利雄騎手がスポット参戦。 3日の最終レース後には内田のコンサートも予定されており、こちらも注目したい。

>>エスケープハッチ特集ページ

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