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2006.09.06

ファンに見通し示せ 一口馬主の課税強化

8月から9月はクラブ馬の新規募集が行われる季節だ。今年は国税庁がJRA、農林水産省を通じてクラブ法人に税務処理の変更を求め、これがクラブ会員にとって大幅な負担増になるのではと問題になっていた。しかし、最終的な結論は伝えられないまま、雑誌の広告欄には募集馬のラインナップが躍り、パンフレット請求を呼びかける文句が掲載されている。クラブ法人にとって、税務処理について触れられたくない時期には違いない。

そうした中、あるクラブ法人から会員宛に送付された資料とともに、処理変更後に「予想される主な変更点」と題した書類が同封されていた。関係機関から返答がない現状で、このクラブ法人が自ら『予想』したものだ。

「利益の分配」が行われる場合には20%の源泉所得税が課されるが、匿名組合契約における利益の計算方法は確立されておらず実務上の運用は定かでない。 賞金収入は賞金分配額から消費税が控除された支払額になる。 一般的な給与所得者で雑所得が20万円を超える場合、従前通り確定申告が必要。馬主登録のある者は匿名組合契約による利益分配が雑所得に分類されるため、事業所得の収支と合算できなくなる。複数の馬に出資した個人は現役馬が赤字になった場合、黒字馬から損失を差し引くことはできない可能性がある。赤字馬が引退した場合、確定申告で当該年度の黒字馬の所得から損失を差し引くことは可能。 匿名組合契約におけるファンド運用の考え方では減価償却の計算がなくなる。

今年、私はすでに2頭のクラブ馬に申し込み、さらに追加出資を行おうか検討をしているところ。 JRAが国税庁とどのようなやり取りをしているのか、ファンからは全く分からない。一クラブ法人に私的な予想を披露させるのではなく、今、何を問題としていて、どのような形態をめざして交渉しているのか、結論を出す時期の見通しはあるのかなど、可能な範囲でオフィシャルな情報を出してほしいものだ。そして、一口馬主のほとんどが赤字でも良しとして楽しんでいることを鑑みて、新しい形を模索していただきたい。

>>一口馬主の課税強化 交渉の行方は見えず(06.07)

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