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2006.08.30

酷量62キロ コスモバルクが札幌参戦を敢行

ホッカイドウ競馬所属のコスモバルク札幌日経オープンに出走する。今回、バルク参戦が話題になっているのは、62キロという酷量を背負うことになるため。 62キロの平地勝利は平成2年・武蔵野Sのダイナレターまで遡らねばならない。 29日、バルクは門別競馬場で最終追い切りを行った。長め7ハロンから95.5-65.0-39.9-13.3でフィニッシュ。騎乗した田部師は「宝塚では淋しく見えた馬体も、トモの張りが良くなっているし、これなら復活なるでしょう」(サンスポ)と及第点を与えた。バルクは夏場もビッグレッドファームで乗り込まれており、相変わらずのハードトレーニングをこなしているようだ。

通常なら使う必要のないオープン特別に62キロで出走してきたのは、地元ファンへの顔見世興行的な意味合いが強い。当初、バルクは旭川でのブリーダーズゴールドカップやオープン戦を検討していたが、「不得手のダートでファンに迷惑はかけられない」との陣営の判断で回避した。一昨年、バルクがセントライト記念を前に北海優駿(旭川)に参戦した際には、当年の入場者数レコードを更新し、交流重賞と変わらない売り上げをあげている。今回はホッカイドウ競馬への経済的な貢献がないことを考えると、それほど無理をして地元に義理立てしなくてもと感じるところではある。

外厩馬のバルクは調教方法、ローテ、騎手への指示、乗り替わりなど、岡田繁幸総帥の意向を全面的に受けてきた。シンガポールでのGⅠ勝利まで成績が伴わなかったこともあり、岡田総帥の過剰な"介入"を批判する声も良く聞かれた。前走の宝塚記念も不十分な調整で臨んだが故の惨敗だった。市井の一ファンとしてはプロが組むローテにご意見を申し上げる立場にないが、まずは今回も無事にレースを終えてくれることを祈りたい。最後の国内GⅠ制覇のチャンスになりそうな天皇賞秋を狙うには、オールカマーで2着以内に入って権利を取ることが前提条件だ。札幌参戦が吉か凶かは、秋の成績次第ということになる。

もう一頭、岡田総帥が期待をかけているのがクローバー賞を圧勝したイクスキューズだ。こちらはバルクとは対照的に、中央リーディングトレーナーの藤沢和雄厩舎所属。岡田総帥は札幌2歳Sまで一気呵成に3連勝を狙いたかったようだが、藤沢師からにべもなく断られたという。「ほかの調教師なら口を出したくなるんだけど、あの人は不思議と出す気がしない。今後? う~ん、阪神JFぐらいは使うんじゃないかと思うんだけど…」(大スポ)と弱気の様子。レース前、藤沢師は「ビッグレッドファームでやらないでくれ」と進言していたそうで、こちらの馬は総帥も思うがままにはいかないようだ。

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コメント

五十嵐冬騎手が落馬で急遽騎乗できなくなったのが残念でしたね。バルクは冬樹が乗らなきゃダメな馬かと思っていたが2着とは予想以上の健闘でした。

投稿: のたに | 2006.09.04 00:28

さすがに格好はつけてくれましたね。次走も頑張ってほしいです。

投稿: ガトー@馬耳東風 | 2006.09.06 02:59

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