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2006.08.03

八百長考 競馬とファロンとボクシング

日本の競馬で八百長をやることは難しい。100%、人の意思で駒(馬)が操れるわけでもないし、例え1頭や2頭のコントロールができたとしても、特定の馬を勝たせることは極めて不確実性の高いものだからだ。だから、きっこのブログで「競馬って、八百長が多過ぎる。… ある厩舎の調教師たちがやってる八百長の実態を聞いて、あたしは呆れ果てた。… こんなもんにお金を賭けるなんて、北朝鮮に送金するのよりもアホらしい」と言われても、じゃあ、その手法を教えてくれよと思うばかりだ。

ハリケーンランの主戦騎手だったキーレン・ファロンは、八百長に関わった容疑で起訴されたため、先日のキングジョージで騎乗することができなかった。一昨年、ファロンは逃げ馬で10馬身差をつけながら直線でスピードを落とし、後続の馬に差されて敗れた。レース後、ファンからは激しいブーイングが起きた。英警察はネットのブックメーカーが関係者に接触して、継続的に不正行為を働きかけていたとみている。現地紙によれば、ファロンはレース前に 同馬が負けるとの情報を提供していた。ファロンは同関係者から饗応を受けていたという。

なぜ、イギリスでは八百長が可能だったのだろうか?理由はベッティング・エクスチェンジ と呼ばれる個人対個人の賭けが認められていることにある。この方式では「馬が負ける」方に賭けることが可能になっている。オッズは自らが提示できるので、ファロンの馬が負けると知っている人は高い賭け率を示して、勝つ方に賭けたい人たちを集めて、多くの利益をせしめることができたわけだ。競馬は馬を勝たせることは難しいが、負けさせることは容易い。ベッティング・エクスチェンジは競馬の公正を根本から破壊する可能性を秘めている。

ところで昨夜(2日)、 「俺はディープインパクトや」と宣っていたボクサーがボコボコにやり込められながらも、ホームの利を活かして判定勝ちした。そのボクサーの世界防衛戦を大晦日に放送する予定だったテレビ局には抗議が殺到しているそうだ。思えば、公平性を害するとまで批判されても、主催者が肩入れしていたディープは有馬記念で敗れた。試合を観ながら、自分がボクシングファンでなく競馬ファンだったことに胸を撫で下ろした。次の防衛戦で競馬を引き合いに出すのならディープではなく「俺はファロンや」と宣言するほうをお奨めしたい。

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コメント

馬が負けるとの情報を提供していても勝ったときは罪にならないのでしょうか。いやはやファロンにとっては災難ですね。  亀田興毅も大丈夫でしょうかね、八百長疑惑で取り調べに発展するということはならないでしょうか。 きっこのブログ リンクされているから、見てしまいましたよ~(>_<)

投稿: セントレア | 2006.08.03 06:38

きっこの日記は思いっきり電波です(笑)
耐震偽装の時にイーホームズの藤田がメールした
ことで少しだけ有名になりましたがその藤田も
塀の中に落ちましたし。

投稿: スイフトセイダイ | 2006.08.04 00:49

>セントレアさま 取り調べられそうなのは黒幕とテレビ局かも。 >スイフトセイダイさま みんな塀の中に行きますね。

投稿: ガトー@馬耳東風 | 2006.08.05 15:44

ちょっと古いですが、日本の競馬でも八百長が話題になったことがあります。ハギノカムイオーが勝ったスプリングSです。ここは怪物サルノキングとワカテンザン、アズマハンターも出ており、これらの方がカムイオーより人気でした。が、結果はカムイオーの逃げ切り勝ち。サルノキングの田原騎手は溜め殺しで、直線だけ強引に追って故障してしまいました。私はサルノキング=アズマハンター(後の皐月賞馬)の馬券を1点で持っていたのでよく覚えています。亀田は「俺はハギノカムイオー」と言った方がいいですね。

投稿:    | 2006.08.06 10:28

サルノキングの馬主権利の半分をハギノカムイオーのオーナーが取得していたんでしたっけ。常に黒幕はプレイヤーの裏にいるんですね。

投稿: ガトー@馬耳東風 | 2006.08.07 00:40

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