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2006.08.08

大穴ジョッキー・江田照男 ヤンチャ盛りの34歳

先週の関屋記念、勝ったのは14番人気、老雄カンファーベスト。こういう買い材料のない馬を勝たせてしまう騎手っているよな。と、馬柱を確認したら、やっぱりアノ男だった。大穴ジョッキー、江田照男通称・エダテル。いつも存在感のないポジションにいるんだけれど、忘れていると天災のようにデカイ馬券を持ってくる。恐らくワザとに違いない。大穴で多くのファンに溜息をつかすのが至上の喜びなんだ!

レース後のフジテレビの勝利騎手インタビューでは、「7年ぶりの新潟重賞制覇、おめでとうございます!」とか、アナウンサーに思いっきり間違えられるのもエダテルらしい。勝つと思われてないから手元に資料なし。慌てたスタジオでも「いや、ロサードで勝ってますから」とか「初重賞制覇も新潟でしたね、サファリオリーブで」とかフォローされてるのに、誰も去年のヤマニンアラバスタ@新潟記念には触れてくれない。相手が中田英だったら一生、取材拒否だよ。

三つ子の魂百まで。サファリオリーブの新潟記念は14番人気。重賞2勝目のナイスパーワのダービー卿CTは8番人気だった。レオリュウホウ@セントライト記念は10番人気、アメリカンボス@エプソムCは11番人気。真骨頂ともいうべきテンジンショウグンの日経賞は最低12番人気。なんと単勝3万5570円。それもそのはず、前走は阪神障害Sで9着、平地は1年前のダート戦で11着。まともな予想をする人間なら、まずは買わない馬だった。唯一の買い材料は鞍上エダテルだけ。

テンジンショウグンは鮮やかな追い込み勝ちだったが、エダテルの得意戦法は先行抜けだし。っていうか出し抜け。ダイタクヤマトのスプリンターズSを思い出してほしい。テレビ馬のふりして2番手追走。みんなが後ろを気にしている隙に、直線先頭、セーフティーリード。気づいた時には「うわ、やられた!」 って、睾丸がキュッとなる得も言われぬ感覚。ああ、あれがエダテルの本質なのかもしれない。

それでも史上最年少の天皇賞ジョッキーの勲章は未だに彼のもの。しかも、降着で繰り上がり優勝という不滅の金字塔。あの時、インタビューで「嬉しくはありません」と答えざるを得なかったのが、素直になれなくさせてしまった原因かもしれない。入浴マナーで田中剛を怒らせてヘッドロックをかけられたり、大野のケツを蹴飛ばして騎乗停止になったり、今も30代半ばとは思えないヤンチャっぷり。今週も調整ルームの湯船に飛び込みながら、ファンを縮み上がらせる術を思案しているに違いない。

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コメント

ええっ!江田照男は34歳だったんですか!?
大穴を開ける騎手のイメージはどうしてのヴェテラン騎手で(江田もヴェテランですけど・・・)高年齢というイメージがあったので・・・^^;

>誰も去年のヤマニンアラバスタ@新潟記念には触れてくれない。

可哀想すぎます!!
フジテレビの怠慢ですね。
サファリオリーブのフォローは悪くはないのですが、ヤマニンアラバスタの2連覇の可能性も秘めていたレースで「ヤマニンアラバスタは江田騎手で2連覇ですよ」というコメントは用意していたと思うんですが^^

投稿: 司馬 駝人 | 2006.08.10 01:22

>司馬駝人さま プレクラスニーの印象が強い私には、もう34になってしまったのかという印象。時が経つの早いですね。

投稿: ガトー@馬耳東風 | 2006.08.11 02:34

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