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2006.08.25

タジマセンチュリー引退 忘れ得ぬ燻し銀コンビ

ナリタセンチュリー(牡7)が登録を抹消、現役を引退することが発表された。センチュリーは京都大賞典(04)、京都記念(05)を制し、今年の宝塚記念ではディープインパクトの2着に食い込んでいた。主戦の田島騎手の公式サイトによれば、放馬先で重度のエビ(深屈腱炎)を発症したとのこと。もともと腰が甘く、長期休養を余儀なくされながらの現役生活だったが、今秋は鬼の居ぬ間のGⅠ奪取とも期待していただけに非常に残念な引退だ。

同馬がコアなファンの人気を集めていたのは、乗り鞍の少ない燻し銀ジョキー、田島裕和騎手とコンビを組んでいたことが大きい。全23戦のうち19戦は田島によるもので、タジマセンチュリーの愛称もあったほど。同馬の戦績には喜び、悲しみが詰まっている。田島が生き甲斐と広言するほど手塩にかけて育てていたセンチュリーだったが、初めてのGⅠ挑戦となった天皇賞春(04)は無念の乗り替わり。ショックのあまり、田島は更新を続けてきたサイトを休止してしまった。

その悔しさは秋の京都大賞典で晴らされる。田島の手に戻ったセンチュリーはゼンノロブロイを打ち負かしたのだ。センチュリーを知り尽くした田島の完璧な騎乗だった。だが、天皇賞秋の敗戦で再び降板。日経新春杯(05)は1番人気に推されたが鞍上は武豊。ここでセンチュリーは他馬の不利を受けて9着に負けてしまう。武豊は「馬に脚がなかった」と走路妨害を否定したが、田島は「勝負どころで気を抜く癖がある」と反論。しかし、トップジョッキーに楯突くとは生意気とバッシングを受ける結果になった。

それでヘコタレナイのがタジマセンチュリー。手綱を取り戻した田島は次走の京都記念で見事に勝利。自身の発言の正しさをレースで証明した。センチュリーを一番、上手く扱えるのは田島なんだと、うるさい周囲の雑音をシャットアウトさせた。ミホノブルボンと小島貞、メジロパーマーと山田泰、ホワイトストーンと田面木…。リーディング上位を賑わさなくても、これぞという個性派コンビがGⅠには必ずいたもの。タジマセンチュリーは一人の騎手と苦楽をともにした、今時、少なくなった名コンビだった。

幸いなことにナリタセンチュリーは日高町のベイシカルスクールトレーニングセンターで、種牡馬として繋養されることが決まっている。亡き父、トニービンの後継サイアーとして素晴らしい二世をターフに送り出してほしい。その時、子どもの鞍上には田島裕和がいることを願ってやまない。なお、今秋土曜日(26日)、札幌の新馬戦でセンチュリーの妹がデビューする。サクラバクシンオー産駒のダンツクラフト。仕上がりは万全だと聞く。兄の分まで頑張れ!

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