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2006.06.22

検証 ディープが走れば株価は上昇する!?

不況の年に名馬は出現する!とか、有馬記念は荒れる!とか、景気と競馬を関連づける見方はしばしば紙上で取り上げられる。大方はオカルトに近い部類だが、 22日付けの東京スポーツではディープインパクトと株価の関係についての記事が掲載されていた。ディープが出走した翌日の日経平均は上昇するというものだ。これが本当なら日経平均と連動する銘柄を買えばいいのだが。。。

過去10戦のうち、出走後の月曜日の日経平均株価が上がったのは 8回あります。下がった2回のうち1回は、菊花賞で無敗の3冠を達成した翌日ですが、その日も午前中は大幅高しているんですよ。レース出走前の金曜日に購入し、月曜日に売却すればインパクトの単勝馬券を買うより儲かりますよ」(東京スポーツ)

阪神大賞典の285円高、神戸新聞杯の233円高をはじめ、今春まで上げ相場が続いたことを考えても、確かによく上げているようにみえる。但し、ライブドアショックのあった1月や、連休明けに暴落した5月にはディープは出走していない。「勝てば気分が良くなって株を買おうという気持ちにさせられる」「インパクトの馬券を取って懐が温かくなったから」(東スポ)といった個人投資家の気分で日経平均が上がることはあり得ないから、やはりディープ効果は偶然の域を出ないだろう。

唯一、ディープが影響を及ぼしそうなのが、馬主の金子真人氏が代表取締役を務める図研(東証1部:6947)の株価か。図研はコンピューターのソフトウェア・電子機器部品関連の会社。資本金は101億円、売り上げは年間167億円を誇っている。調べてみると意外や意外。10回中6回は図研の株価はレース後に下落していた。日経平均が上昇している日に下げたのは、新馬、若駒S、神戸新聞杯、有馬記念の4レースもあった。さすがに新馬やオープン特別はカウントしてはいけないのだろうが。

クラシックに絞ってみてみると、皐月賞(1024→985)、ダービー(997→1049)、 菊花賞(1339→1271)。チャートからは、無敗の三冠のかかった菊花賞の近辺だけは株価にディープ効果が現れたのではないかと思える。 10月7日に1255円だった図研はジリジリと上昇を続け、20日には1350円の高値をつけている。しかし、菊花賞翌日の24日には一時、1251円まで急落してしまった。この辺りは期待料として決算日まで上昇を続け、発表後に急落するパターンに相似している。三冠が達成されてしまえば、買い材料はなくなるということだ。

今月21日の図研の株価は1103円。 2月の最高値1528円と比べると、相当割安にはなっている。 PBR(株価純資産倍率)は1.12倍、PER(株価収益率)は12.14倍。資金さえあれば買ってみたいところだが、貧乏人には縁のない話。東証も続落中となれば、手を出しづらい。社会的な話題性は今一歩の宝塚記念ではディープ効果も望み薄か。狙うなら凱旋門賞優勝のサプライズだが、こうなってくると株も競馬と同じく投資でなく投機。素人は大人しく馬券でも買ってよう。

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