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2006年6月の14件の記事

2006.06.27

帝王賞 真のダート王を決める頂上決戦

今年の帝王賞(28日/20:10)の見所は何と言っても「カネヒキリvsアジュディミツオー」の中央と地方のチャンピオンホースの対決である。真の帝王を決める歴史的な一戦になるはずだ。交流重賞というと兎角、中央勢が当たり前のように掲示板を独占してしまうイメージも強いが、地方ダートの最高峰、帝王賞に限ってはそうではない。昭和61年に中央招待競走となってからの成績は中央9勝、地方11勝。交流GⅠ以降で見ても中央6勝、地方5勝と互角の戦いだ。

カネヒキリとアジュディミツオーの直接対決は武蔵野S、JCダート、フェブラリーSと3度ともカネヒキリに軍配があがっている。しかし、スタートして芝を走るレースはアジュディにとって致命的で、ホームグランドに戻る今回こそアドバンテージなしの実力勝負になるだろう。アジュディは去年暮れの東京大賞典から、川崎記念、マイルGP、かしわ記念と危なげないレースで勝利を収めている。今回は同型馬がなく単騎逃げが濃厚。地の利がある。本命はこちらに託したい。

ドバイ帰りのカネヒキリは昨夏のジャパンダートダービー以来の大井参戦となる。あの時は好位から4角先頭の競馬でメイプルエイトを4馬身ちぎった。今回もアジュディを目標に同じような競馬をするだろうが、どこでアジュディを捕まえに行くかでレースの流れは大きく変わってくる。去年の覇者タイムパラドックス、上昇気配のボンビネルレコードの差し脚は怖い。佐賀のヤマノブリザード、大井記念を勝ったエイシンチャンプら元中央馬の走りも楽しみにしたい。

◎アジュディミツオー ○カネヒキリ
△タイムパラドックス、ボンビネルレコード、マイネルボウノット

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2006.06.26

宝塚記念回顧 無事にゴールしたことが何より

雨で予想外に緩い馬場となった宝塚記念。ディープインパクトにとっては試練の場となったが、残り600からマクるいつも通りの競馬で、 2着以下を4馬身差切って捨てる完勝だった。ディープの最大の武器である瞬発力が殺される馬場で、こうした競馬ができたことは次のロンシャンを想定する上でも喜ばしいことに違いない。さらにパドックで非常に落ち着いていたのは、気性面の成長を感じさせられた。収穫はあった。

だが、宝塚記念参戦には個人的に強い違和感を抱いていたのも事実。サラブレッドは走ること自体にリスクがあるということを考えれば、クラシック三冠を達成し、春の天皇賞で古馬勢も叩きのめしたディープに宝塚は余計な一戦としか思えなかった。口外するのも憚れたが、壮行レースで散ったテンポイント、今年と同じ淀の宝塚記念で起きたライスシャワーの悲劇など、万が一のことがあれば連想される歴史もあった。とにかく無事に勝利を収めたことは良かった。次は凱旋門賞。世界は手の届くところにある。

ディープ以下は馬場適性が明暗を分けた。 2着に差してきたナリタセンチュリー、3着に逃げ粘ったバランスオブゲーム。ともに重実績のある馬だった。 2番人気リンカーンは脚元を取られて9着に惨敗。カンパニーアイポッパーも良馬場なら着順は違っていただろう。シンガポール帰りのコスモバルクは馬場というより、遠征の疲れが抜けきっていないように見えた。さすがのタフガイも嫌がらせまがいの足止めは堪えた。今年の売り上げは前年比89.7%。一強レースが響いたが、馬連時代ならどこまで落ちていたか。

先日、「ディープが走ると株価が上昇する!?」という記事を掲載した。月曜日の日経平均は28円36銭高の1万5152円40銭と小幅ながら反発した。金子真人オーナーが社長を務める図研は12円高の1149円(終値)。宝塚記念優勝が手掛かりだったようで、「ビッグレースを制した翌月曜日に図研株式は買われる傾向があった。『相場全体が手詰まりとなっているため、ちょっとした材料でも目先狙いの資金を誘う』との声が出ている」(ロイター)とのこと。ディープ効果は確かにあった。

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2006.06.22

検証 ディープが走れば株価は上昇する!?

不況の年に名馬は出現する!とか、有馬記念は荒れる!とか、景気と競馬を関連づける見方はしばしば紙上で取り上げられる。大方はオカルトに近い部類だが、 22日付けの東京スポーツではディープインパクトと株価の関係についての記事が掲載されていた。ディープが出走した翌日の日経平均は上昇するというものだ。これが本当なら日経平均と連動する銘柄を買えばいいのだが。。。

過去10戦のうち、出走後の月曜日の日経平均株価が上がったのは 8回あります。下がった2回のうち1回は、菊花賞で無敗の3冠を達成した翌日ですが、その日も午前中は大幅高しているんですよ。レース出走前の金曜日に購入し、月曜日に売却すればインパクトの単勝馬券を買うより儲かりますよ」(東京スポーツ)

阪神大賞典の285円高、神戸新聞杯の233円高をはじめ、今春まで上げ相場が続いたことを考えても、確かによく上げているようにみえる。但し、ライブドアショックのあった1月や、連休明けに暴落した5月にはディープは出走していない。「勝てば気分が良くなって株を買おうという気持ちにさせられる」「インパクトの馬券を取って懐が温かくなったから」(東スポ)といった個人投資家の気分で日経平均が上がることはあり得ないから、やはりディープ効果は偶然の域を出ないだろう。

唯一、ディープが影響を及ぼしそうなのが、馬主の金子真人氏が代表取締役を務める図研(東証1部:6947)の株価か。図研はコンピューターのソフトウェア・電子機器部品関連の会社。資本金は101億円、売り上げは年間167億円を誇っている。調べてみると意外や意外。10回中6回は図研の株価はレース後に下落していた。日経平均が上昇している日に下げたのは、新馬、若駒S、神戸新聞杯、有馬記念の4レースもあった。さすがに新馬やオープン特別はカウントしてはいけないのだろうが。

クラシックに絞ってみてみると、皐月賞(1024→985)、ダービー(997→1049)、 菊花賞(1339→1271)。チャートからは、無敗の三冠のかかった菊花賞の近辺だけは株価にディープ効果が現れたのではないかと思える。 10月7日に1255円だった図研はジリジリと上昇を続け、20日には1350円の高値をつけている。しかし、菊花賞翌日の24日には一時、1251円まで急落してしまった。この辺りは期待料として決算日まで上昇を続け、発表後に急落するパターンに相似している。三冠が達成されてしまえば、買い材料はなくなるということだ。

今月21日の図研の株価は1103円。 2月の最高値1528円と比べると、相当割安にはなっている。 PBR(株価純資産倍率)は1.12倍、PER(株価収益率)は12.14倍。資金さえあれば買ってみたいところだが、貧乏人には縁のない話。東証も続落中となれば、手を出しづらい。社会的な話題性は今一歩の宝塚記念ではディープ効果も望み薄か。狙うなら凱旋門賞優勝のサプライズだが、こうなってくると株も競馬と同じく投資でなく投機。素人は大人しく馬券でも買ってよう。

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2006.06.19

世界のGⅠ級 函館で初戦3着に敗れる

「GⅠ級。日本のじゃない。世界のGⅠ」。18日(日)、管理する山内厩舎のスタッフもこう絶賛する函館一の評判馬、コンゴウダイオーがデビューした。単勝1.1倍という圧倒的な人気。それもそのはず。どのスポーツ紙も週半ばから、コンゴウダイオーを絶賛する記事を大々的に掲載していたのだから。とりわけ、陣営のコメントはディープインパクトも寄せ付けないほど自信に満ちあふれたものだった。

「まだ余裕残しであれだけの時計。古馬みたいな感じ」「どんな勝ち方をしてくれるか楽しみ」「どこまで連勝を伸ばすか」「同じ重量で走らせるのは他馬がかわいそう」「こういう馬をGⅠ級と言うんだろうね」「函館スプリントSに出しても勝てる」「何頭タイムオーバーが出るか分からないよ」

500キロを超える雄大な馬体。先月31日には馬なりで栗東坂路で52秒5をマークして「2歳馬としては破格」「緑色のゼッケンを装着していなければ、古馬と間違えるほど」と報じられた。「山内に大物2歳あり」の噂は、たちまちトレセン中を駆け巡ったという。父ファスリエフはヌレエフの直子(5戦5勝)。2歳時にヨーロッパでGⅠを2勝して、欧州最優秀2歳馬に選ばれている。スピードと仕上がりの早さから、この時期に負けるわけがない血統でもあった。

レースではコンゴウダイオーはスタートして2番手につけると、逃げるアンソロジーに並びかけるようにして直線へ。しかし、鞭が何発入れられても伸びる気配はなし。 3番手につけていたエーシンダームスンにあっさり抜き去られ、アンソロジーにも遅れを取り、差してきたマイニングゴールドをクビ差しのいで 3着を確保するのが精一杯。勝ち馬とは3馬身半差、完敗だった。 3番人気のエーシンダームスンの単勝は1080円、枠連は万馬券となった。

鞍上の藤田騎手は「すごく走る馬で調教で併せても、すぐ抜け出して、今日のような実戦を想定したケイコにならない。もっと強いパートナーとやった方が良いかも。素質はとてつもないものがある馬ですが…」とのコメント。どうやら、併せ馬できるパートナーがいないのが敗因だったようだ。決してコンゴウダイオーが世界GⅠ級でなかったわけではない。次はディープインパクトの胸を借りて稽古して、タイムオーバーを続出させるレースを見せてほしいもの。 めざせスピニングワールド!

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2006.06.18

"勝って同条件" なし クラス分けルール変更

「前走を勝って同条件」こんな表現がもう見られなくなる。今年の夏競馬からJRAはクラス分けのルールを変更、「勝てば昇級する」のが基本原則になるからだ。 500万クラスでは『3歳500万円・4歳以上1000万円以下』という条件だったのが、『3歳以上500万円以下』だけになる。例えば、未勝利しか勝っていない5歳馬の本賞金は400万円。これまでなら500万条件を勝っても本賞金は800万円のため、再度500万に出走できた。しかし、新ルールでは500万を勝てば本賞金も500万円加算される。そのため、上記5歳馬のケースは1000万クラスに昇級することになるのだ。

忘れてならないのは4歳馬は春季競馬が終わって夏季競馬が始まる前に、それまでに獲得した収得賞金が半分になる点。 4歳夏に一斉に降級する馬が出てくることになるが、導入初年度である今夏だけは、5歳以上馬も収得賞金が半分にされる。上記5歳馬の場合、400万÷2=200万円が本賞金。 500万下を勝つと、200万円+500万円=700万円で昇級となる。勝って同条件の例外は、収得賞金0の未勝利馬が500万下を勝った場合、 500万円が加算されるケースぐらいだ。 0+500万円=500万円。

JRAホームページより

>>JRA「競走馬のクラス分けのルールが一部変更になります」

ルール変更の背景には準オープン馬の充足入厩馬の回転を早めたいといった思惑があるように見受けられる。『準オープンの在籍頭数は平成12年が385頭だったのに対し、16年には268頭に激減。 147レースあった準オープン競走は105レース。このうち23レースが9頭以下』(サンスポ)だという。出走頭数は馬券の売り上げと直結してくる。除外ラッシュの下級条件と少頭数に悩む準オープンのアンバランスは、主催者としては是正したいところだ。また、昇級して頭打ちになった馬は賞金を稼げなくなり、地方へ転出を余儀なくさせられる。残った能力のある馬で魅力あるレースが組めるようになるだろう。

だが、こうした狙いが上手く進むかは分からない。同じ条件で入着一杯を繰り返している馬などは、勝って昇級してしまうことを馬主や調教師が望まないことも多くなろう。八百長ではなくても、2、3着がバンザイのヤラズが増えてしまうかもしれない。また、準オープン、オープン馬を増やすということは、それだけクラスの質を薄めることになる。この辺りは不透明だが、増えたオープン馬のせいで重賞クラスの除外が目立つようになることも考えられる。いずれにせよ、ファンはこれまで以上に走らせる側の思惑を馬券検討に加味する必要がありそうだ。

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2006.06.17

新馬戦スタート アドマイヤコジーンが猛威ふるう?

きょう(17日)、待望の中央競馬で2歳新馬戦が始まる。来年のダービーに向けて、クラシックロードの火蓋が切って落とされる。新馬戦は函館、福島、京都で1鞍ずつ組まれている。最初に発走するのは函館(芝1000)。追い切りで併走馬を圧倒したローレルゲレイロ(父キングヘイロー)が人気を集める。良血度で言えば、サクラバクシンオーを兄に持つイデアーレ(父アドマイヤベガ)。新種牡馬の産駒ではホワイトキリシマ(父ワシントンカラー)は人気がないが、距離適性からも思い切って狙うのも面白い。

福島(芝1000)にはアドマイヤコジーン産駒が2頭、登場する。ドクマイネペローラ。ビッグレッドで乗り込まれたマイネペローラに期待がかかる。この他、キルシュブリューテ(父マンハッタンカフェ)、リラ(父ダイタクリーヴァ)、マイネバイレ(父スクワートルスクワート)といったフレッシュサイアーの子どもがレースを彩る。最もクラシックを意識できるのは京都組(芝1400)ということになろうが、POGでも指名した人も多かったアドマイヤデューク(父アドマイヤコジーン)の走りに注目したい。鞍上は武豊だ。父譲りのしぶといレースを見せるだろうか。

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2006.06.13

POG指名馬決定 1位グレインアート!

昨年度のPOGは惨敗を喫したが、今年こそクラシック制覇と意を決してドラフトに臨んだ(8人10頭持ち)。サンデー産駒がいなくなって初めてのPOG。どの馬に人気が集中するのか見当がつかず、リストの順位付けに苦労させられた。そして、その努力もむなしく、上位指名馬の多くをライバルたちに持っていかれることになってしまった。いきなり第1順ではアドマイヤオーラ(アグネスタキオン×ビワハイジ)が3人競合、競り負けたのである…。

1位・グレインアート(スペシャルウィーク×ミルグレイン)
 ハズレ1位だが、内心は最も欲しかった馬。兄はNHKマイルCで2着したファイングレイン。社台ファームの1番馬の呼び声も高く、夏の函館デビューが予定されている。シーザリオ、インティライミをはじめ、クラシックに強い大物を出しているスペ産駒ということで、ポストサンデーをこの馬で確固たるものにしてもらたい。キストゥヘヴンで勢いに乗る美浦・戸田厩舎。

2位・キングオブブルース(アグネスタキオン×ディクシースプラッシュ)
 兄は菊花賞馬デルタブルース。父がダンスインザダークからタキオンに替わって、仕上がりの早さが見込めると判断した。「兄のように菊花賞まで待たなくて良さそう」(角居師)ということだが、セントライト記念ぐらいまで待たなくてはいけなかったらどうしよう。実は母オリーブクラウン(父スペ)を競合で引き負けての繰り上がり指名。

3位・母Pear Shape(父Indian Charlie)
 フロリダのトレーニングセールで日本人最高の120万ドルで落札された馬。今年のマル外ナンバーワンだとか? 父はサンタアニタダービー馬で、グレイソヴリン系(Caro)のサイアー。日本では関東オークス(04年)3着のピュアブラウンを出している。中距離のダート馬?って、POG向きじゃないよorz。角居厩舎。

4位・母ケイティーズファースト(父フレンチデュピティ)
 叔母がヒシアマゾンというケイティーズ一族。姉にアドマイヤムーンを産んだマイケイティーズがいる。ノーザンファーム産、入厩も早くなりそうとのことだったので指名したが、 4位で行く必要はなかったわな。母系の勢いに期待。田中清厩舎。

5位・フレジェール(アグネスタキオン×スキーパラダイス)
 去年、さんざん吹きまくった藤岡健師が今年、最も推奨している1頭。「桜花賞を期待している」そうだ。母はムーンランドロンシャン賞を勝ち、姉・エアトゥーレはモーリスドゲスト賞2着。血統的な楽しみは大きい。この馬も母、姉同様、武豊が乗ってくれるといいな。父系が強く出たのか、芦毛でないのだけが残念。

6位・アドマイヤミリオン(ウォーエンブレム×プリマ)
 4頭しかいないウォーエンブレム産駒。上は走っていないが、叔母にシルクプリマドンナがいる。噂によると体調を崩してペースを落としているとか。デビューはまだ先か。松田博厩舎。

7位・マックスヌンシオ(マヤノトップガン×マックスロゼ)
 この馬は10位で取るつもりだったが…。母はフェアリーS勝ち馬。その昔、POGで所有していた思い出深い馬だったので、マヤノトップガンは不利と思いつつも指名した。母は早熟だったので、うまい具合に遺伝しているといいが。往年の人気厩舎、伊藤雄師が期待をかけているらしい。

8位・マヒオレ(アドマイヤベガ×ライフアウトゼア)
 ハワイ関連馬名の金子馬。兄カネヒキリもハワイ馬名だ。角居厩舎の3頭目の指名だったりもする。父がアドベガに替わって、芝も走れるか。でも、母親は泣く子も黙るSilver Deputyの全妹だって。 やはりダートですか。。。

9位・母エアラグドール(父スペシャルウィーク)
 叔母にダイヤモンドビコー、BMSはストームキャット。セレクトセールで2700万円で落札された。何を見て、この馬をリストに入れたのか思い出せない罠。配合は良いと思うので、ちゃんと仕上げてデビューさせてくれ。

10位・エアシャムス(ダンスインザダーク×エアデジャヴー)
 母はオークス2着、半姉は秋華賞馬エアメサイア、ホープフルS勝ちエアシェイディ。何故、この馬が最後まで残っていたのかは不明だが、福があると信じたい。ダンスインザダークが良い方に出てくれれば。伊藤正厩舎。

この他、リストに載せながら指名できなかったのはクランエンブレム、フサイチホウオー、アドマイヤマジン、レースドール、コンティネントなど。クロフネの仔が獲れなかったなー。去年は全ての指名馬がデビューしてくれたので、まずは今年も全馬デビューを目指して頑張ってほしい。

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2006.06.10

ドンコ遠征記 ドテめし食して東海ダービー

9日、ダービーWeekの第5戦として行われた東海ダービーを観るために名古屋競馬場、通称ドンコを訪れた。港区土古(ドンコ)町にあるため、こう呼ばれている。私にとって初めてのドンコ遠征。 JR名古屋駅からあおなみ線に乗り、名古屋競馬場前駅で下車。 400メートルほど東へ歩くと入場門に着く。専門紙エースを買って競馬場へと入ると、ちょうど3レースの出走馬がパドックを周回しているところだった。スタンド前に予想屋の屋台がズラリと並んでいる。案内所で手荷物を預け(無料)、いよいよレース観戦。

1周1100メートル。小回りの割りにはコーナーが緩やかで、癖のない競馬場と言われる。一方、迷ったら外枠を買えという格言も有名だが、この日は雨上がりで不良馬場の影響か、内枠馬の好走が目についた。力のない馬がハナを叩くと4角手前で潰されやすい。有力馬は2、3番手で仕掛けのタイミングを待つケースが多かった。リーディング上位は岡部誠、丸野勝、児島真、安部幸ら。女性の宮下瞳、山本茜に流しジョッキー・内田利もいて、レースは飽きさせない。ゴールでの際どい写真判定も少なくない。

馬券はなかなか当たらない。そんな時は腹ごしらえ。食堂は何軒もあるが、名古屋に来たらドテめしを食べないわけにはいくまい。アツアツのご飯にドテ煮がたっぷり乗っている。濃厚な汁が染み渡ったお米が何とも言えない。これで480円。一本100円の串ものも美味い。メインが近づくに連れて観客も増えてきたが、ダービーだからといって特別な感じはない。観客の8割はリタイヤした老人たち。その中、慌ただしく写真を撮って携帯でフサイチブログを更新する井上オークス嬢が目立つ。

ドンコこと名古屋競馬場 予想屋の周りにはいつも人だかり
手を伸ばせば馬に届きそうなパドック リーディングを走る岡部ジョッキー

東海ダービーの1番人気はホウライミサイル。鞍上の吉田稔は中央入りが叶わず、地元リーディングでも下位にいるが、腕っ節はドンコ一。この馬と兵庫から遠征してきたスマイリングフィルの一騎打ちとみる。馬券は2頭を1、2着固定した3連単流し。ホウライミサイルは好位から3角先頭に立つと、直線後続を突き放してゴール。2着スマイリングフィルに 5馬身差をつける圧勝だった。3着にホウライカップが入り、私の馬券は外れた。レース後はささやかな表彰式。吉田稔からサインをもらってドンコを後にした。

名古屋という大都会の一角にありながら、どこか田舎の風情に包まれた競馬場。パドックやウィナーズサークルでの騎手と観客の距離は驚くほど近く、老獪なファンの野次は面と向かって飛んでいく。あまり商売気は感じられない昭和の地方競馬場だが、それでも立地の故か去年は黒字転換を果たしている。肩の力を抜いて、ドテめしでも食すついでに馬券も買う、そんな自然体の競馬場だった。また、ふらっと立ち寄ってみたいものだ。

とりあえずドテめし! ミスターピンクは格好いいっす
3歳クラシックの頂点、東海ダービー 優勝したホウライミサイルと吉田稔騎手

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2006.06.09

東海ダービー 充実一途ホウライミサイル◎!

地方競馬が沸き立っているダービーWeekも終盤へと突入。昨日の第4戦兵庫ダービーはブラックタキシード産駒のチャンストウライが優勝した。きょうは第5戦東海ダービーが名古屋競馬場(通称・ドンコ)で行われる。人気でも有利な大外枠を引いたホウライミサイルは中心から外せまい。デヒア産駒で、鞍上は名手・吉田稔。前哨戦の駿蹄賞はマクル競馬で5馬身差の圧勝だった。地方では4戦3勝と底を見せておらず、充実している今なら期待に応えてくれるに違いない。東京ダービーは波乱だったが、東海はアタマは堅く収まるとみた。

対抗には兵庫から遠征してきたスマイリングフィルを据えたい。中央でも入着経験のある馬で、前走の兵庫CSでもプラチナローズらに先着して5着に健闘した。正直、このメンバーであれば、ホウライミサイル以外には負けられない。手綱を取るのは流しジョッキー、ミスターピンクこと内田利雄。短期免許が終了した園田への恩返しを名古屋で果たしてほしい。単穴には笠松のオクトパス、連下に前走圧勝のイエローマリン、重馬場歓迎センゲンゴロー。私もドンコでライブ観戦してくるつもりだ。

◎ホウライミサイル ○スマイリングフィル ▲オクトパス
△イエローマリン、センゲンゴロー

3連単(11→8→1,5,9、11→5→8,1)

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2006.06.08

18歳の若き天才 町田直希が東京ダービー制す

7日、大井競馬場で行われた東京ダービーは 12番人気のビービートルネードが優勝した。大外枠のサンキューウインが好スタートから果敢にハナに立ち、 1番人気シャイニールックらが追走。直線、好位につけていたビービートルネードは馬群を縫うように伸びると、先に抜け出したトキノシャンハイをクビ差交わしてゴールした。 3着サンキューウイン、4着シャイニールック。グッドストーンは良いところなく8着に敗れた。

勝ったビービートルネードはタヤスツヨシ産駒。ホッカイドウ競馬でデビューし、去年の暮れに川崎に転厩していた。鞍上の町田直希(18)は東京ダービーが重賞初制覇。デビュー2年目だが、去年31勝をあげて日本プロスポーツ大賞の新人賞を受賞するなど、その天才的な騎乗ぶりは高い評価を受けている。このまま成長すれば、間違いなく日本を代表するジョッキーになるだろう。ベテラン的場文男の悲願は今年も叶わなかった。研究・池田勇孝はビービートルネード◎、相変わらず見事な予想だった。

この日、私は今年初めてナイター参戦だったが、本当に気持ちの良い観戦ができた。初夏の大井競馬場ほど、美味いビールが飲めるところはあるまい。夜の競馬場を彩るカクテル光線は幻想的だし、歌手やジョッキーが入れ替わり訪れるステージはファンをあきさせない。何より、焼き鳥、タコ焼き、おでんなど、夜店が並ぶ雰囲気は懐かしい夜祭りを思い起こさせる。大井競馬場は品川駅からバスで15分ほど。仕事帰りに足を運んでみたらいかがだろう。

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2006.06.07

東京ダービー 無敗シャイニールックに魅力

今週、地方競馬はダービーWeek。 1週間かけて、北海道から佐賀まで全国の競馬場でダービーが行われている。これまで個別に施行されてきた3歳馬の頂上決戦を体系化して、地方競馬共通のイベントに衣替え。優勝馬は 7月12日のジャパンダートダービー(JDD)への優先出走が可能になり、各地のナンバーワンがJDDで雌雄を決することになる。こうした構想は数年前から浮上していたものだが、ダービーの価値をより高めることになるだろう。

きょう(7日)、大井競馬場では南関東のトップを決める東京ダービー(2000メートル)が開かれる。かつてはサンオーイ(83年)、ロジータ(89年)、トーシンブリザード(01年)などの三冠馬や、近年もナイキアディライト(03年)、アジュディミツオー(04年)といった数々の名馬を輩出している伝統の一戦だ。去年はシーチャリオット一色だったが、今年は中央同様に大混戦。関東地方は日中は激しい雨になる見込みで、重馬場になりそう。先行力を問われるレースになるかもしれない。

人気は羽田盃の1、2着馬、グッドストーンサンキューウインの岡林2騎になりそうだが、無敗の4連勝馬、シャイニールックの可能性に賭けてみたい。前走の東京湾カップではほとんど追うところなく4馬身差の快勝。川島厩舎、無敗で東京湾カップから挑戦となるのはアジュディミツオーと同じ。鞍上は名手・石崎隆之となれば一気の相手強化も心強い。父は中央オープンの長丁場で息長く活躍したダイタクサージャン(その父サンデー)。数少ない産駒から強い馬が出るのは夢があって良い。時間が許せば、現地まで応援に行こうかと考えている。

◎シャイニールック ○サンキューウイン ▲グッドストーン
△トキノシャンハイ、サワライチバン、ルークウッド

(3連単・3→1.16→1.8.16他)

ダービーWeek
6/4(日) 九州ダービー(佐賀2000) ユウワン(父ロイヤルタッチ)
6/6(火) 札幌ダービー (札幌1700) フジノダイヒット(父バトルイニシャチブ)
6/7(水) 東京ダービー(大井2000)
6/8(木) 兵庫ダービー(園田1870)
6/9(金) 東海ダービー(名古屋1900)
6/11(日) 岩手ダービー(水沢1600)

>>ダービーWeek特設サイト(NAR)
>>Yahoo!スポーツ「地方競馬 ダービーWeek特集」
>>フサイチネット・地方競馬の祭典『ダービーWeek』特集
>>ダービーウィーク特集:オッズパーク

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2006.06.06

安田記念回顧 遺恨試合になるか日本vs香港

香港の雄、ブリッシュラックが文句なく強い競馬で勝った安田記念。3着もジョイフルウィナーだから香港勢恐るべし。だが、どこか釈然としないものが残るのは私だけだろうか。その原因は同じ香港勢、ザデュークの御し方にある。ザデュークは3角手前でインセンティブガイに3度衝突。その影響を受けた1番人気オレハマッテルゼは折り合いを欠いて暴走、カンパニーも大きく躓いた。3角でも外から上がろうとするカンパニーに2度ぶつけている。そして、4角ではブリッシュラックに進路を譲って後退した。

カンパニーの内田博幸は「危ないと思って気をつけていたが、急に3頭分外に来られた。あれは確信犯」と納得がいかない様子だ。ある調教師も「わざとぶつけてコースをつくる香港流はいただけない」と苦言を呈したそうだ。ザデュークの鞍上は初来日だったオーストラリアのダン騎手(32)。サウスオーストラリア州で3季リーディングに輝き、香港に短期免許でスポット参戦中だという。今回の御法に関しては5万円と3万円、計8万円の過怠金が科されたが、重過失に近いラフプレーにはもっと厳しい処分があってしかるべきではないか。

去年の安田記念でブリッシュラックは、4角で他馬と接触して4着に敗れている。前売り1番人気に押し上げた香港ファンドのプレッシャーがあったかどうかは知らないが、アジア・マイル・チャレンジの100万ドルボーナスも含めて、陣営としては何が何でも勝ちたかったレースだった。走らせる側の思惑を読む評論家・清水成駿が本命を打ったのも理由はそこにある。日本馬完敗に終わった安田記念。ザデュークに怒り心頭のハットトリックの角居師は「秋に(香港で)もう一度やっつけたい」と語っている。日本VS香港はさながら格闘技の遺恨試合になってきた。

>>安田記念パトロールビデオ(JRA)

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2006.06.05

POG総括 そんな藤岡健にまた騙されて♪

ダービーが終わり、わがPOGも勝敗を決する季節となった。結果から言うと惨敗! 7人中5位の成績だった。所有馬10頭で【11- 5- 8-19】。勝ち数自体はそれほど悪くなかったが、 1頭も重賞を勝てなかったのが痛かった。全馬出走まで漕ぎ着けたのだから、もう少しやれても良かったが。海外遠征馬がいたのは初めての経験。以下、個々の馬のコメント。

1位・キャプテンベガ(サンデー×ベガ)
 前評判1番馬。アドマイヤベガ、ボス、ドンの弟。未勝利、500万を勝って若葉Sで2着。最後の白百合S惨敗はいただけないが、まずまず及第点か。皐月賞にも駒を進めたし。

2位・アグネスサージャン(サンデー×アグネスフローラ) 
 アグネスタキンの全弟。僚馬のナイアガラを破って新馬勝ちしたものの、以後、2度の故障のために出走することはできなかった。無事ならダービーも楽しめたかもしれないのに。頼みますよ、藤岡健先生。

3位・キャスケードブーケ(スペシャルウィーク×スカーレットブーケ) 
 「こいつはオークス馬だ!!」と直感が走った馬だったが、3戦して着外。能力足りない、気性は幼い。唯一、指名馬で賞金を加算できなかった。己の相馬眼がゼロであることを証明してくれた。牝馬は難しい。藤岡健厩舎。

4位・ヤマニンプレアデス(サンデー×ヤマニンパラダイス)  
 京成杯馬ヤマニンセラフィムの全弟。仕上がりの早さがセールスポイントだったが、夏の北海道で大負けして休養。暮れにダートでレコード勝ちしたものの、芝を使ってスピード能力の限界を露呈。ダートに絞ってほしかった。

5位・ナイアガラ(Fantastic Light×レーヴドスカー)
 金子-ノーザンファームの王道ライン。未勝利、500万とダートで連勝し。不良馬場のすみれSで降着スレスレのオープン勝ち。皐月賞、ダービーにも出てくれた。端午Sをステップにダービーに行ったのは不可思議。

6位・マシロンガール(With Approval×Above the Salt)  
 エイシンキャメロンの全妹。早撃ち用だったが、思いっきり年明けデビュー。 400キロを切る馬体で未勝利でも勝負にならなかった。赤本に煽られすぎたか。ああ、こいつも藤岡センセ。

7位・ フラムドパシオン(クロフネ×カーリーパッション)
 吉田勝己社長イチオシの2歳馬! そういう馬って走らないものだけれど、こいつは走った。暮れの500万の圧勝は震えた。ヒヤシンスSを勝ち、ドバイUAEダービーで3着。海外GⅡは弥生賞の賞金に準じるというルールなので、ペーパー的にはそれほど稼がなかった。でも、こいつがイチバン馬。

8位・クリティカルライト(Fantastic Light×Caerlina) 
 母は仏オークス馬。藤岡健厩舎、4頭目。藤岡師が「クラシックを勝つために連れてきた」と吹いていたので、取ってしまった。結果は未勝利で3戦3敗。ニジンスキーの3×3は重すぎたな。

9位・メジロアレグレット(アグネスタキオン×メジロドーベル)
 ドーベルの仔。大久保洋厩舎。4戦して 2着、3着がそれぞれ2回ずつ。未勝利で戦った相手が強かったこともあるが、勝ちきれなかったなぁ。500万くらい勝てる能力はあると思う。

10位・ショウナンアルス(サンデー×ショウナンハピネス)
 関東の最有力牝馬。大久保洋厩舎2頭目。未勝利を逃げ切って、スイートピーSに出走。仕上がりが悪く、良いところがなかった。一頓挫も痛かったが、こんなもんか。

すでに去年の指名の時点から、「藤岡師の口車に乗せられてしまった可能性大」と書いていたが、まさにその通りになってしまった。何しろ4頭も指名して、勝ったのがアグネスサージャンの新馬だけ。んー、自分の愚かさをシミジミと感じるな。逆に言えば、藤岡厩舎以外の6頭で10勝もあげたのは、評価されて良いかもしれない(笑)。先日、2007年のドラフトがあったのだが、今年は藤岡先生のところは1頭に留めておいた。リストは近日中に改めて。。。

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2006.06.04

ブリッシュラック1番人気 清水成駿がオッズを動かす?

安田記念の単勝オッズに異変が起きている。前日17時30分時点での1番人気は5.5倍のオレハマッテルゼが推され、以下、10倍を切る馬が5頭もひしめく混戦になっていた。ところが、窓口の販売が終ってから、香港馬ブリッシュラックの人気が急騰。午前4時現在で3.7倍の1番人気の支持を受けている。どうやら、PATを通じた数百万円単位の大量投票があった模様だ。ということは、香港勢十八番の調教師らの大量買いではないということか。逆にオレハマッテルゼは2番人気ながら6.2倍まで急下降だ。

ブリッシュラックは神懸かり的な予想で話題を集める清水成駿が東スポ紙上で本命をつけている。今春、清水の本命は桜花賞・キストゥヘヴン(1着)、皐月賞・フサイチジャンク(3着)、天皇賞・リンカーン(2着)、NHKマイルC・ロジック(1着)、ヴィクトリア・エアメサイア(2着)、オークス・カワカミプリンセス(1着)、ダービー・ドリームパスポート(3着)。すべて1番人気でないのに複勝圏を外したことがない。そして、最後には本命を1番人気に押し上げることになったのだが、のるかそるかは神のみぞ知る。

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