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2006.04.10

桜花賞回顧 キッス、キッス、恋唄

まるで一昔前のアイドルが歌う曲名のような結末ではないか。 "キッス-キッス-恋"とは。例年より時計がかかる馬場で行われた桜花賞だったが、スタミナは必要とされても道悪適性は不要だったようだ。アサヒライジングが引っ張る淀みない流れを後方待機のキッストゥヘヴンが差しきり勝ちを収めた。人気もなく気楽に乗れる利を活かして、安藤勝がアドマイヤキッスをマークした完璧な騎乗だった。それにせよ偶然で勝ったような内容ではなく、調子も含めて一歩、抜けていたようにみえた。小柄な馬体を減らさなかった陣営の調整も見事だった。

安藤勝が笠松からライデンリーダーで殴り込みをかけ、 1番人気で敗れた桜花賞から11年。今の技量と余裕があれば、ライデンリーダーも優勝に導けていたかもしれない。キッストゥヘヴンの父は去年、逝去したアドマイヤベガ。母の父はノーザンテースト。馬主の吉田和子氏は社台総帥の故・善哉氏の妻。馬名は天国にいる人馬に捧げようと名付けられた。まるで出来すぎたストーリーだ。フラワーCはフサイチパンドラの暴走に助けられたと思いこんで、思い印を打てなかったのが悔やまれる。

2着アドマイヤキッスも力は出し切っている。折り合いには苦労がなさそうで、オークスでも上位に食い込めるだろう。マイナス14キロは細くは映らなかった。3着コイウタはしぶとさに驚かされた。馬主の歌手・前川清も喜んでいるだろう。 5着シェルズレイは切れ味勝負になると分が悪い。本命にしたテイエムプリキュアは8着。発馬直後から押していたように、行きっぷりが本当ではなかった。原因は分からないが、立て直しには時間がかかる。フサイチパンドラは14着と大敗。気性が成長しなければ同じレースを繰り返す。

今週の皐月賞も桜花賞同様、何が来てもおかしくない混戦だ。やはり、キンコンカン(金子・近藤・関口)の所有馬が中心になる。 1番人気は桜に続いてコン、アドマイヤ軍団のムーン。カンのフサイチリシャール、フサイチジャンク、キンのナイアガラがどこまでムーンに迫れるか。桜花賞を勝った吉田和子氏はキャプテンベガを出走させる。個人的にはPO馬のナイアガラとキャプテンベガに勝ってほしいが、アドマイヤvsフサイチの壁は厚いかもしれない。

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