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2006年4月の18件の記事

2006.04.30

漢・藤田伸二 "マッキーマックス2着は堅いで!"

去年、半裸で週刊Gallopの表紙を飾るなど、その漢(オトコ)っぷりにますます磨きがかかっている藤田伸二。オフィシャルブログ「藤田伸二の男道 」でも、ファンに向けた漢の熱いメッセージが発信されている。何しろ最初の書き出しが「こんばんは!男藤田伸二です」だから、度胆を抜かれてしまう。男道ビギナーはダンフジタが名字かと勘違いしそうだ。時には「みなさんこんばんは!男です」と藤田とさえ名乗らず記事が始まることもある。男=藤田であるから、誰も文句の挟みようがない。

ファンとの交流も熱い。2月12日にはコラムタイトルを一般募集した。条件は「必ず男をいれること!」。「期間は19日までやな」と〆切を設定したのに、16日には「早期終了となりました。男の都合です」と有無を言わさぬ打ち切り。それも男の都合なら致し方あるまい。この他「ミスターセキグチはアメリカ参戦の時に、調教に乗り男を注入してきた」とか、「ドバイ参戦は断りました。長時間の飛行機移動に体調の不安があるためです」など、ファンが知りたい本音が満載されている。クオリティの高さは武豊日記の比ではない。

ファンが最も気になるのが、レース前のコメント。明日の天皇賞も男らしくズバリ核心をついた発言をしている。「ご存じのとおりマッキーマックス君に騎乗します。メッセージは2着に来る自信はある!この一言です。相手は1頭や!」お奨め馬券はディープ-マッキーの馬単裏表か。男ファンは黙って買うしかない。ちなみに皐月賞は「距離を克服して勝利に導けるはず。他の馬も着いてこれそうにもない!」だった。ステキシンスケクンは12着だったが、今回は果たして…。

みなさんこんばんは!男です

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2006.04.29

青葉賞 マチカネ&マツリダでサンデー祭り!

3着までにダービーの優先出走権が与えられる青葉賞。オープンからGⅡまで昇格してきたが、新興勢力が皐月賞組へ挑戦権を獲得する上がり馬のレースであるのは変わりない。かつてはレオダーバン、ステージチャンプらが勝って菊花賞に直結するとも言われていたが、最近でもシンボリクリスエス、ゼンノロブロイがここを勝ってダービーで2着、ハイアーゲームは3着と重要性は年々増している。

今年、気になるのは平場500万条件を勝ったばかりのマチカネゲンジ。藤沢ブランドのサンデー産駒だ。レコードの未勝利戦ではNZTを勝ったマイネルスケルツィを降し、やはりレコード決着の葉牡丹賞でもフラムドパシオンを抑えて2着している。休み明けの前2走ともマイルを使ったのは気がかりだが、淀みのない流れになれば折り合いもつくだろう。スローにならなければ力を発揮できる。

サンデーの秘密兵器と言えばマツリダゴッホも忘れてはならない。札幌のデビュー戦では7馬身差をつける圧勝。ひさびさの前走も難なく勝利しており、底を見せていない点では一番だ。ハナを切るだろう人気のアドマイヤメイン、スペシャルウィーク産駒の素質馬マイネルアラバンサ、内田博のエイシンテンリューらが相手になろうが、大外タマモサポートも怖い。マチカネ、マツリダの1、2着固定3連単で。

◎マチカネゲンジ ○マツリダゴッホ
△アドマイヤメイン マイネルアラバンサ エイシンテンリュー タマモサポート

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2006.04.28

オグリキャップ記念 安定度抜群エンシェント

去年はオグリキャップの里帰りで、徹夜組を含む7700人のファンが押し寄せて大変な盛況となったオグリキャップ記念。今年は芦毛の怪物の凱旋こそないが、なかなか個性的なメンバーが集まった。地元・笠松勢が名古屋、兵庫勢を迎え撃つ。その笠松の大将はエンシェント(牡6)だ。大晦日の東海ゴールドカップまで5連勝を飾ったが、年明け2戦は2着に惜敗。だが、安定度は抜群で連軸としての信頼度は高い。

笠松からは女傑クインオブクイン(牝4)も忘れるわけにはいかない。去年のクイーン賞(船橋)では中央のスルーレート、スターリーヘヴンらを押さえて2着を確保した実績がある。体調は前走より上向いており、人気のないときほどあっと言わせるタイプ。キングヘイロー×ノーザンテーストの配合も個人的には好みだ。ミラージェネス(牝4)、ゼンノサンタアニタ(牡6)は交流重賞では家賃が高いか。

おそらく1番人気は名古屋のレッドストーン(牡4)。先月は六甲盃(姫路)をレコード勝ち。スキャン×トウショウボーイでダート1900メートルは血統的にもドンピシャ。ハナを奪えれば、完勝だったスプリング争覇の再現もある。問題はハナを叩かれた時で、名古屋大賞典のようにあっさり崩れる脆さも同居している。但し、幸い同型はおらず、すんなりと先手を取れそうな雰囲気ではある。

兵庫勢ではサニーブライアン産駒のトーコーカント(牡6)。もともと中央のオープンで走っていた馬だが、前走のふさの国オープン(船橋)で復活の勝利。鞍上は去年6月に笠松から兵庫へ移籍した川原正一で、里帰りはこの日が初めて。手綱さばきが楽しみだ。なお、当日は9時半から能力審査が一般公開される。笠松愛馬会のブログも更新再開されたようで、黒字転換を果たした新生・笠松の動きに今後も注目していきたい。

>>オグリキャップ記念出馬表(28日 15:50発走)

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2006.04.27

ディープ追い切り順調 天皇賞春は乱ペース? 

今週は春の天皇賞。有馬記念で初めて土をつけられたディープインパクトが、再び最強馬の称号を手にすべく淀の3200に挑む。だが、有馬記念で後塵を拝したハーツクライはドバイ・シーマクラシックを勝って、キングジョージに直行することが発表された。ディープはここで無様な競馬をすれば海外遠征も吹き飛ぶ。ハーツクライのいない天皇賞春は、借りを返すために負けられないレースなのだ。

26日の追い切りはDWでオリエントチャーム(準オープン)を追いかけて、ラスト12秒9の低速でクビ差遅れた。だが、稽古で動かないは前走と同じ。古馬になって良い意味でズブさが出てきたと見るべきで、オーバーワークの心配がないだけプラスではないだろうか。一方、2番人気が予想されるリンカーンは坂路で馬なりフィニッシュ。過去2年はこの馬が1番人気だった。波乱の盾の戦犯とも言えるが。

まともに勝負しても相手にならないと考えているライバル陣営は「ハーツクライと同じ戦法しかない」と口を揃えているという。つまり、前につけて粘りこむということだ。ハナはトウカイトリック。早めに仕掛けたいのがシルクフェイマスブルートルネード。持久力勝負に持ち込みたいデルタブルースも4角先頭か。乱ペースなら追い込み勢が有利だが、こういう前評判の時に限ってスローだったりするから予想は難しい。

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2006.04.26

リーディング2位 内田博幸が叩き壊す厚い壁

今週、何気なく関東のリーディーング表を見ていて驚いた。トップの柴田善臣に続いて、2位に内田博幸の名があったのだ。毎週のように中央へ参戦しているとはいえ、大井競馬所属のジョッキー。それが中央のライバルを押しのけてしまうのだから、内田博の凄まじさを改めて思い知らされる。ケガや騎乗停止で蛯名、横山典が出遅れていることを考えても、関東の騎手たちはどうしてしまったのかと情けなくなるのも事実だ。

内田博は先週もメトロポリタンSをハイアーゲームで制するなど3勝をあげている。 4月23日終了時点で31勝。トップの柴田善とは5勝差だ。リミットレスピッド(根岸S)、ネイティヴハート(オーシャンS)の重賞勝ちはもちろん、1日6勝という地方騎手の最多勝記録を樹立する派手な仕事ぶりは、中央のファンに舌を巻かせた。良い成績を残せば、良い馬が集まる。歯車は良い方向へと回り続けている。柴田善の尻に火がつくのも、直ぐかもしれない。

そうした地方勢の活躍の一方、関東では半数の騎手が2勝以下に甘んじている。一部の騎手に馬が集まる寡占化の傾向は強くなるばかりで、若手には騎乗チャンスもなかなか巡ってこない状況が続いている。どんな素質のある騎手でも、腕を磨く機会がなければ巧くはなれない。地方に比べて開催日が少ない中央では、若手限定競走をつくるぐらいでは解決にはなるまい。将来的には騎手レベル全体が地盤沈下を起こすことも危惧される。

日本の競馬界では中央が最高峰の舞台である以上、トップジョッキーが集まるのは当然のことだ。ファンとしても、精鋭たちによる質の高いレースを見せてもらう方が良いに決まっている。となれば、もっと中央は地方の優秀なジョッキーに門戸を開くべきだし、地方馬の遠征に伴って同日レースの騎乗を認めるといった、本末転倒になっているルールも廃するべきとなる。外国人に与えられる短期免許が地方騎手に認められないのも解せない話だ。現状ではJRAが忌み嫌ったダブル免許制に実質はなっているではないか。

中長期的な視点に立てば競馬学校は統一化して、騎手の育成は中央・地方の合同で行ったほうが良いと思う。その上で新人は地方で研鑽を積み、あるレベルに到達して騎乗依頼を得られるようになってから、ピラミッドの頂点である中央に参戦するのが摂理ではないか。内田博が地方所属のままリーディングを獲得した時、中央と地方のジョッキーを隔てる壁や矛盾点は鮮明になってくるだろう。彼の活躍はその厚い壁を叩き壊す一歩なのかもしれない。

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2006.04.22

『廃競馬場巡礼』 戦後の熱気を伝える貴重な外史

ぼくが更地の競馬場跡に立っていたのは 3コーナーのカーブ付近だった。そこには「馬運車通過につき駐車禁止」という小さな立て看板があった。 …紀三井寺競馬場の厩舎は競馬場内にあったが、場外にも点在していた。それらがどこかに残っていないかと、小さな川を渡った先の広い農地で農作業をしていた人に尋ねてみると、ここがそうだったよ、とのこと。… 教えられて行った馬小屋は、すっかり荒れ放題になっていた。のぞかせてもらうと、雑然とした中にも数々の名残が。壁には馬がかじった跡があり、入り口には馬栓棒の跡が。馬房の上には無事是名馬を祈ったお札も貼ってあった。 (廃競馬場巡礼・浅野靖典著)

中津、益田、三条、上山、足利、高崎、宇都宮…。私が競馬を始めたこの十数年の間にも、地方競馬場は次々と消えていった。実は地方競馬が最も栄えたのは昭和20年代から30年代にかけてのこと。戦災復興の資金を得ようと、全国の自治体がこぞって競馬を開催した。当時はサラブレッドやアラブは一握りで、それこそ "どこの馬の骨とも分からない"競走馬がレースに出走していた。競馬がない季節は農耕馬として畑で汗を流す馬も少なくなかった。

この本は廃墟から立ち上がり、高度経済成長期へ駆け上がった当時の16の競馬場に焦点をあてている。著者は昔の地図を頼りに競馬場のあった場所を訪ねていく。現在は住宅地となっている仙台競馬場跡は、ほとんど遺構は残っていなかった。近所の人々に尋ねると、保育所のあたりが1コーナー付近と分かった。わずかに残っていた雑木林が、当時の面影を伝えるのみだった。高齢者の記憶とともに競馬場の存在も消えようとしていた。

PTA県と知られる長野県でも、昭和35年まで諏訪市の上諏訪競馬場が賑わいをみせていた。だが、県史、市史ともに記述は見つからない。著者が調べていくと、農林省から許可も得ずに開催を始めたことや、ヤクザの組長が八百長を騎手に強いていたりと、驚きの事実が明らかになっていく。最後は元トップジョッキーに辿り着き、インタビューに成功。取材手法は粗いが、熱気に包まれていた当時の雰囲気が良く伝わってくる。

廃止された競馬場は負の遺産として、正史から意図的に抹消されることも珍しくない。人々の記憶にあるうちに地道な取材を重ねて、こうした本を世に送り出した著者には敬意を表したい。歴史的な資料としてはもちろんだが、地域の人々に支持される競馬とは何なのか、存続危機にある現在の地方競馬の課題を考えさせられる良書でもある。一昨年に出版された「地方競馬めぐり」と併せて、手元に置いておきたい一冊だ。

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2006.04.20

ホッカイドウ競馬 日本一早い新馬戦スタート!

北の大地も長い冬を越えて、まもなく桜前線が訪れる。そして、春はホッカイドウ競馬が開幕する季節! 開催2日目となる明日(20日)には、門別競馬場で日本で一番早い新馬戦も行われる。第6レース・フレッシュチャレンジ2歳。注目は3枠のタケノダイヤモンドだ。母はエリザベス女王杯を17番人気勝ったタケノベルベット。 父は快速サクラバクシンオー。私のサポート馬でもある。アイドルホースの娘がどんなレースを見せてくれるか、とても楽しみだ。

今年はゴールデンウィークには舞台を札幌に移し、 7月から10月は旭川ナイター、そして再び札幌へと集客力を主眼においた日程が組まれている。売り上げの伸びない門別開催は思い切って短縮されたのが特徴だ。馬産地では町議たちが組合馬主を結成してデビューさせたり、静内から門別まで無料バスを走らせるなど、例年以上にホッカイドウ競馬を盛り上げようという気運が高まっているそうだ。それもそのはず。去年、ホッカイドウ競馬は北海道知事から条件付きで存続を認められたのだ。

その条件とは2005年度の単年度赤字をこの3年間で半分にすること。昨年度の赤字は一昨年より1億3000万円多い14億9600万円。ということは、来年度までに赤字を7億5000万円まで圧縮しなければ、 2009年度以降の存続はないということになる。ホッカイドウ競馬はD-netグループ「Yahoo!動画」配信にも参加しないなど、楽天・南関東グループへの接近もみせている。複数の販売窓口を持つのは良いことだが。これまで支えてくれたD-netユーザーを裏切るような愚行だけは気をつけて財政再建に取り組んでほしい。

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2006.04.19

POG最後の砦? 走れ、ショウナンアルス!

桜花賞、皐月賞と終り、みなさんのPOGグループでも勝敗が決しつつあるのではないでしょうか。私はと言えば、皐月賞でキャプテンベガナイアガラが惨敗し、残る希望だったアグネスサージャンもムーニーバレーRCに登録がありません。稼ぎ頭のフラムドパシオンはダービー翌週のユニコーンSで復帰。この後は負け組一直線で、ひたすらマイナスポイントが累積していく感じです。

と、落ち込んでいたところ、特別登録に忘れかけていた馬名を見つけました。フローラSに登録しているショウナンアルスです。ドラフト前は美浦のナンバーワン牝馬ぐらい言われていたサンデー産駒。ところが、未勝利を脱出できたのは4戦目、しかも、これからと言うときに骨折してしまったのです。メジロアレグレットとともに大久保洋のラッパに泣いた人も多かったのではないでしょうか。

戦績を振り返ると【1220】で、初戦はスーパーホーネットに先着していますし、 2戦目はアサヒライジングの2着に頑張っています。相手なりに走るタイプなんでしょうか。 Gallopでは4頭しかないパドック写真に選ばれています。牧場で乗り込んできたせいか太め感は全くなく、4ヶ月半の鉄砲でも走れそうな雰囲気。まずは21分の11の抽選をくぐり抜けるのが条件ですが、権利を獲ってオークスまで楽しませてほしいものです。

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2006.04.18

皐月賞回顧 神様はバイプレイヤーを祝す

中山競馬場に出かけて、ひさびさにライブ観戦させていただいた皐月賞。予想は見当はずれだったが、レース自体は見応えのあるものだった。断続的な雨に見舞われた中山は良発表とはいえ、例年より1秒は余計にかかるクッションの効いた馬場だった。追い込みの決まらない皐月賞だが、今年はその傾向が一段と強かったと思う。肌寒かったこともあって、入場人員は7万2900人と前年比15%減。どうりで馬券も並ぶことなく買えたはずだ。

レースは前半60秒0-後半59秒9という差のないラップ。問われたのは瞬発力より持続力だった。メイショウサムソンは先行力を活かして、正攻法での押し切り勝ち。石橋守のベテランらしい落ち着いた騎乗だった。オペラハウス産駒ということで、こうした馬場も合っていた。キャリア9戦と使いすぎの嫌いもあったが、クラシックを狙えると分かった時点で馬体を緩めたのが功を奏したのではないか。日高産にこだわってきたメイショウ軍団の勝利は素直に嬉しい。

2着にはドリームパスポート。正直、高田潤に乗り替わり、内枠に入ったことで無印にしてしまった。内外がバラける展開だったとはいえ、焦ることなく内でじっと我慢させたのは騎手の技量によるものだ。高田の騎乗を称えたい。 3着にフサイチジャンク。人気先行の心配もあったが、 GⅠ級の実力があることを証明した。距離が伸びても対応できる。 5着フサイチリシャールは4角スパート。結果的にはマイラーの同馬は失速したが、勝ちに行った競馬で悔いはないだろう。

1番人気アドマイヤムーンは後方から差をつめて4着。武豊は振ったフサイチジャンクにも後れを取ってしまった。この日の武豊は内外の伸び具合を確かめるレースをしていたようだったが、本番では全く活かされなかった。後ろから行って、あれだけ外を回せばディープインパクト級でなければ届かない。ハイペースを警戒したか。馬の具合は悪くなかったと思うが、名手らしからぬ工夫のない競馬だった。マイルよりの中距離馬のムーンでダービーはどこまでやれるか。

以下、着外ではサクラメガワンダーが6着。弥生賞よりはずっと良くなっていた。良馬場、広い府中で巻き返しはある。次走もぜひ内田博幸で見てみたい。ジャリスコライトは7着。レース後のコメントを聞くと、藤沢師も最初から期待していなかったようだ。ファンには迷惑なローテだ。私が本命にしたスーパーホーネットは出遅れて10着。 460キロで競馬をしていた馬が、今回は438キロ。厩舎は否定しているが調整の失敗だろう。返し馬でも口を割っていた。マイルで再度、狙いたい。

競馬学校一期生の石橋守にとって、意外にも?GⅠは初勝利だそうだ。 90年のエリザベス女王杯ではトウショウアイに騎乗し、1番人気になったことがある。この時はキョウエイタップの2着だったが、私が生涯初めて馬券を当てたレース。それが横山典-石橋だったと、今日になって気づいた。苦労人で人格者。武豊も一目置くと言われる寡黙な仕事人。デビュー前からずっと調教をつけてきた馬で勝つのは、実に彼らしい。小島貞博、大西直弘とイメージが重なるなら、2人のように春2冠を掴むのか。

2着の高田潤も松田博厩舎で縁の下の力持ちとして、半ば調教助手となって努力を積み重ねてきたジョッキー。皐月賞の神様は、そんなバイプレイヤーをワンツーフィニッシュさせる粋な計らいを見せた。ゴール後にハイタッチが失敗したのも、抱きつこうとした石橋が瀬戸口師に拒否されてしまったのも、どこかぎこちなくて初々しい。瀬戸口師には石橋の喜びを受け止めてあげてほしかったが。次は東京優駿。堂々と胸を張って主役として舞台に立ってもらいたい。

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2006.04.16

皐月賞 中山競馬場は雨を気にする必要なし

皐月賞当日の中山競馬場の天気だが、 6時から12時は雨マーク。とはいえ、降水量はあわせて2mmほどということ。今のところ、馬場の悪化は考えにくい。土曜の芝1600メートル戦では差しが決まっており、先行馬から買わねば当たらない状況にはないようだ。先ほど今週のデータ解析にUPした皐月賞予想はスーパーホーネット。理由はデータ解析を見ていただきたいが、あまりに人気がないようなら複勝もぶち込もうか。目が覚めれば、中山に出向きたいと考えている。

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2006.04.15

3強対決皐月賞 気になる人気と天気

金曜日から発売が始まった皐月賞。前日の午後1時現在のオッズは 1番人気はアドマイヤムーンで3.1倍 2番人気はフサイチジャンクで4.9倍。 3番人気はフサイチリシャールで5.8倍。前評判通り、弥生賞勝ちのムーンに 4戦無敗のジャンク、2歳王者のリシャールが挑戦する3強の構図か。ラジオたんぱ杯を勝ったサクラメガワンダーが4番人気の9.0倍と続く。

今年の皐月賞は騎手の選択が大きな話題になったが、人気にも当然、反映されてくるだろう。ジャンクの人気は武豊も相当迷ったとファンは感じてのことと思うし、メガワンダーは内田博を迎えても安藤勝が選ばなかったという印象も強い。逆に若葉Sで完敗したキャプテンベガが7番人気の15.3倍というのも、その裏返しということになる。高田潤ドリームパスポートは8番人気。こちらは乗り替わりで過剰に人気を落としている。

気になる空模様は、日曜日の中山競馬場は降水確率80%(前日午前発表)。ある程度、馬場が悪くなるのは織り込んでおいたほうがいいかもしれない。重馬場で実績があるのはリシャール、ドリーム、ナイアガラ、ショウナンタキオン、メガワンダー。血統的にはオペラハウス産駒のメイショウサムソン、ロドリゴデトリアーノ産駒のスーパーホーネットも歓迎の口。馬場が内外の差が大きくなれば、大外一気の差しも決まるか。

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2006.04.14

皐月賞 ドリームパスポートは高田潤

皐月賞に有力馬3頭を出走させる松田博厩舎。そのなかの1頭、ドリームパスポートに自厩舎所属の高田潤が騎乗することが発表された。ドリームパスポートは安藤勝の手綱できさらぎ賞を勝利。安藤勝が同厩舎のキャプテンベガを選んだため、スプリングS(3着)はデムーロが騎乗した。しかし、先週、デムーロが騎乗停止処分を受け、鞍上は宙に浮いていた。高田は同馬の調教をつけていることもあり、よく癖などを知っていることが評価されたようだ。

高田は99年デビューの25歳。3年目に22勝をあげたものの、その後は勝ち鞍は減る一方で、一昨年は4勝、昨年は3勝に留まっている。近年は障害レースに騎乗することが多く、今年の1勝は障害未勝利戦のものだ。皐月賞前日も中山グランドジャンプに阪神スプリングジャンプ2着のアズマビヨンドで参戦することになっている。平地では重賞勝ちはなく、中山は6戦未連対。1番人気タイムパラドックスを飛ばした3着が最高だ。調教で馬を仕上げる技術に関して評判は良いが、いざ実戦となると経験は心許ない。今回は04年秋華賞のドルチェリモーネ(13着)以来のGⅠ挑戦となる。

皐月賞でドリームパスポートが引いた枠は内の2番。フルゲートの中山2000、末脚を活かしたい同馬を上手く外に出すのは楽なことではない。憧れのクラシックを勝てれば、まさに夢のパスポートになるが、客観的には買いづらいポジションになってしまったのも正直なところ。師匠の心意気に応えることはできるだろうか。なお、弥生賞2着のグロリアスウィークは追い切りで骨折、回避。ダイアモンドヘッド(北村宏)が繰り上がって出走する。グロリアスの柴田善臣は11日のロッテ戦で予定していた始球式も雨で中止になっており、何ともついていない週になったようだ。

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2006.04.13

皐月賞 雨が降らなきゃナイアガラじゃない?

牡馬クラシック第一弾、皐月賞。追い切りも行われているが、各馬とも順調に調整されているようだ。気になるのは天気のほう。今週、関東地方は断続的な雨に見舞われているが、中山競馬場周辺では金曜が降水確率50%、土曜が30%、日曜が50%と後半も晴れ間は見えなさそうだ。ただでさえ荒れている最終週の馬場。大幅に天気が崩れるようなら、予想も一筋縄ではいかない。

多くの陣営が心配する中、雨乞いをしてでも降ってほしいと願っているのがナイアガラを出走させる池江郎師。同馬は前走で不良のすみれSを優勝。瞬発力勝負は避けたいタイプで、皐月賞も時計がかかるほうがチャンスがある。池江師からは「水がなければナイアガラ(の滝)じゃないよ」とジョークも飛び出したそう。勝てばディープインパクトに続く連覇となる。瀑布のGⅠ制覇のチャンスはお天道様次第か。

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2006.04.10

桜花賞回顧 キッス、キッス、恋唄

まるで一昔前のアイドルが歌う曲名のような結末ではないか。 "キッス-キッス-恋"とは。例年より時計がかかる馬場で行われた桜花賞だったが、スタミナは必要とされても道悪適性は不要だったようだ。アサヒライジングが引っ張る淀みない流れを後方待機のキッストゥヘヴンが差しきり勝ちを収めた。人気もなく気楽に乗れる利を活かして、安藤勝がアドマイヤキッスをマークした完璧な騎乗だった。それにせよ偶然で勝ったような内容ではなく、調子も含めて一歩、抜けていたようにみえた。小柄な馬体を減らさなかった陣営の調整も見事だった。

安藤勝が笠松からライデンリーダーで殴り込みをかけ、 1番人気で敗れた桜花賞から11年。今の技量と余裕があれば、ライデンリーダーも優勝に導けていたかもしれない。キッストゥヘヴンの父は去年、逝去したアドマイヤベガ。母の父はノーザンテースト。馬主の吉田和子氏は社台総帥の故・善哉氏の妻。馬名は天国にいる人馬に捧げようと名付けられた。まるで出来すぎたストーリーだ。フラワーCはフサイチパンドラの暴走に助けられたと思いこんで、思い印を打てなかったのが悔やまれる。

2着アドマイヤキッスも力は出し切っている。折り合いには苦労がなさそうで、オークスでも上位に食い込めるだろう。マイナス14キロは細くは映らなかった。3着コイウタはしぶとさに驚かされた。馬主の歌手・前川清も喜んでいるだろう。 5着シェルズレイは切れ味勝負になると分が悪い。本命にしたテイエムプリキュアは8着。発馬直後から押していたように、行きっぷりが本当ではなかった。原因は分からないが、立て直しには時間がかかる。フサイチパンドラは14着と大敗。気性が成長しなければ同じレースを繰り返す。

今週の皐月賞も桜花賞同様、何が来てもおかしくない混戦だ。やはり、キンコンカン(金子・近藤・関口)の所有馬が中心になる。 1番人気は桜に続いてコン、アドマイヤ軍団のムーン。カンのフサイチリシャール、フサイチジャンク、キンのナイアガラがどこまでムーンに迫れるか。桜花賞を勝った吉田和子氏はキャプテンベガを出走させる。個人的にはPO馬のナイアガラとキャプテンベガに勝ってほしいが、アドマイヤvsフサイチの壁は厚いかもしれない。

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2006.04.07

ニュージーランドT 外車ドラゴンウェルズに期待

NHKマイルCの前哨戦となるニュージーランドトロフィー。 NHKマイルCが設置される以前は、クラシックに出走できない外国産馬が集まるマル外ダービーなどと呼ばれたものだ。かつては、地方出身のオグリキャップもダービーではなく、このレースを選ばざるを得なかったこともある。今年は例年より寂しい12頭立て。クラシックにマル外が参戦できるようになり、ハイレベルの短距離馬が少なくなった現われだろうか。

人気を集めるのは内国産勢だが、逆説的にマル外を狙ってみるのも面白い。大外とはいえ12番枠のドラゴンウェルズに食指が動く。父ダイナフォーマーはダート馬ばかり日本に送り込んできたが、ノーザンダンサー直仔との配合はスピードに秀でた同馬を誕生させた。桜花賞の有力馬、シェルズレイ、フサイチパンドラと接戦だった暮れの平場500万下はハイレベル。しかも、この時はソエに悩まされていた。 1月にこぶし賞を勝って一息入れソエも完治。追い切りも大迫力で初重賞でも即通用する勢いだ。

やはり対抗はマイネルスケルツィ。素質は評価されながら、対戦相手に苦しめられて2勝目をあげるまでに6戦を要した。初めてのマイル戦だった前走は強い内容で、一流マイラーの片鱗を見せるものだった。単穴にはフジキセキ産駒のファイングレイン。ここ2戦は距離が向かなかったこともあり大敗が続いたが、マイルに戻れば話は違う。重賞を勝ちまくっている横山典への乗り替わりも好材料。もう1頭あげれば、アポロノサトリ。朝日杯FSはテキが嘆くほどの体調不良。スーパーホーネットにクビ差まで食い下がったくるみ賞を思い出したい。

◎ドラゴンウェルズ ○マイネルスケルツィ ▲ファイングレイン △アポロノサトリ

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2006.04.03

メジロマックイーン逝く あまたの名ドラマを遺して

3日、社台SS荻伏(浦河町)で繋養中だった種牡馬メジロマックイーンが心不全のため死亡した。 19歳だった。91、92年に天皇賞春を連覇。内国産父子3代で天皇賞を制する空前絶後の記録をつくった。 91年、天皇賞秋では史上初めてGⅠ1着馬の降着処分も受けた。盾に生きた名馬である。私にとっては初めて出会った同時代のチャンピオンホースがマックだった。その強さは憎たらしいほど。この時期、マックとライバルたちが織りなすドラマの数々に魅入られ、私は競馬に熱中していった。だから、マックがいなければ、十数年も競馬を見続けることはなかったかもしれない。哀悼の意を込め、レースを振り返ってみたい。

スティーヴ・マックイーンから名をもらったメジロマックイーン。人も名優なら馬も名優だった。マックのレースにはいつもドラマチックなストーリーが用意されていた。 90年秋、マックが初めて表舞台に立ったのが兄、メジロデュレンが勝った菊花賞だった。夏の函館で条件戦を連闘するなど、その血統から陣営が切望した菊花賞への参戦。しかし、前哨戦の嵐山Sで主戦・内田浩一の騎乗ミスで脚を余した2着に敗れてしまう。それでも池江郎師、北野ミヤの温情で菊花賞の手綱を任された内田浩は1番人気メジロライアンを降して勝利を収める。「メジロはメジロでもマックイーンだ!」の名実況はこの時のものだ。

翌年春、鞍上は武豊へとスイッチした。阪神大賞典を快勝したマックは再びライアン、ホワイトストーンらを撃破し、天皇賞春を制した。ここには血のドラマがあった。メジロアサマ、メジロティターンに連なる史上初の父子3代による天皇賞制覇である。種牡馬入りしたアサマは初年度に種付けした28頭がすべて不受胎。 "種なしスイカ"と揶揄されたが、オーナーの北野豊吉は執念で種付けを続け、 5年目にして産まれたのがティターンだった。生涯の産駒は19頭。その中から天皇賞馬が出たのは奇跡に近い。「父子三代で天皇賞を獲れ」と遺言を残して豊吉が亡くなった6年後、偉業を果たした武豊はマックの背で高々と豊吉の遺影を掲げた。

続く宝塚記念は盟友ライアンの思わぬ先行策に後れを取って2着。ライアンにとって悲願のGⅠ制覇でとなったが、負けて強しの内容にマックの名声が落ちることはなかった。そして、あの秋がやってくる。京都大賞典をステップに臨んだ天皇賞秋。得意の不良馬場を6馬身差でぶっちぎる。マックはウイニングランをし、武豊はスタンドにゴーグルを投げ入れて喜びを表わした。だが、審議のランプはいつまでも消えない。スタート直後の射行により、マックは18着降着のアナウンスが響いた。北野ミヤはジャパンカップ回避を叫んで抗議をするほどの怒りだった。調子を崩したマックはジャパンカップをゴールデンフェザントに、有馬記念をダイユウサクという伏兵に足をすくわれた。

春、リフレッシュした名優の前に立ちはだかったのが皇帝の子息、トウカイテイオーだった。岡部幸雄に「地の果てまで駆ける」と言わしめたテイオーに対して、武豊は「天まで昇る」とマックを形容した。人気は譲ったものの、世紀の対決と騒がれた天皇賞春はマックの独走劇。史上初の天皇賞春連覇で、ステイヤーとしての真骨頂を後輩に見せつけたレースになった。覇権を強固なものにしたマックだったが、骨折のため長期休養を余儀なくさせられた。93年春、大阪杯をレコード勝ちして天皇賞春三連覇に挑むが、今度はミホノブルボンの三冠を阻んだライスシャワーの徹底マークに2着に屈する。ステイヤー同士が死力を尽くして闘った淀三千二百だった。誤解を恐れずに言えば、これが競馬史上最後の天皇賞春というべきエポックメイキングなレースだったのではないか。

この後、マックは宝塚記念を圧勝。秋には京都大賞典で 2分22秒7という驚愕のレコードを叩き出した。常々、武豊は「マックはマイルCSに出しても勝負できる」と言っていたが、スタミナのみならず希有なスピード能力も兼備する証明になっただろう。初めて獲得賞金10億円を超えたマックだったが、天皇賞秋を前に故障、これがラストランとなった。京都大賞典で2着に降したレガシーワールドは次走、ジャパンカップを勝つことになる。 GⅠ4勝、通算成績21戦12勝。着外は降着処分の一度だけ。無事是名馬の代名詞のようにも言われたが、実際は相次ぐ故障を克服しての現役生活だった。

マックが出走するパドックに「芦毛伝説・第三章」と書かれた横断幕が張られることがあった。タマモクロス、オグリキャップと続く第三章なのか、アサマ、ティターンとの第三章なのか、いずれにしても印象深い名文ではないか。引退後、社台SSに繋養され、恵まれた種牡馬スタートを切ったマックだったが、ステークスウイナーはエイダイクイン、タイムフェアレディの牝馬2頭。遺された産駒は多くないが、願わくば天皇賞を勝ってくれる馬が出ないものか。ラストクロップが4代制覇を達成するなど、ドラマにだってないストーリーではないか。名優マックイーンなら、そのぐらいのことをしてくれそうな気がする。安らかに眠れ。

>>時代を駆け抜けた名馬たち メジロマックイーン(JRA50周年記念サイト)
>>Wish on the Turf メジロマックイーン ドットコム
>>悪夢の降着劇! 芦毛3頭の熱き戦い (馬耳東風)

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2006.04.01

残りものに福 サクラメガワンダーに内田博幸

蜘蛛の巣が複雑に絡み合ったような皐月賞の騎手争奪戦。いよいよ大詰めになって、貧乏くじを引いたとみられていたサクラメガワンダーが、残りの福を獲得した。地方一の名手、内田博幸が手綱を取ることになったのだ。内田博は弥生賞3着のディープエアーに騎乗することになっていたが、おそらく友道師サイドの交渉努力で、調整を為しえたのではないだろうか。

ラジオたんぱ杯を勝ったメガワンダーは弥生賞前までは、世代最強馬の評価も少なくなかった。しかし、最後方にポジショニングをする不可解な騎乗で4着に敗れてしまった。さらに本番への試走をしたはずのアンカツは、若葉Sでフサイチジャンクに完敗したキャプテンベガを選択。友道厩舎と懇意の岩田はジャンクに乗ることになり、メガワンダーは苦しい立場に置かれていた。

だが、内田博となれば話が違う。南関東所属ながら今年は中央20勝と東西リーディング8位。騎乗数を考えれば驚異的な数字だ。重賞も根岸S(リミットレスピッド)、オーシャンS(ネイティヴハート)と2勝をあげている。中山コースでは去年、NZTでマイネルハーティーを4角15番手からの追い込みで勝利に導いたのは記憶に新しい。とにかく追える騎手だけにメガワンダーの気性、脚質にはぴったりではないだろうか。

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検索キーワード 3月のトップテン

代わり映えしませんね。ドバイミーティングをネットで観戦できないか、探しに来た方が多かったぐらいですか。検索エンジン別だと、すっかりグーグルがヤフーを逆転してしまいました。というわけで、馬耳東風的キーワード4643の固有名詞トップテン。

1位 ドバイ(ワールドカップ) 263p
2位 牧原由貴子     95p 
3位 ミスターセキグチ  87p
4位 ハルウララ      47p
5位 キャプテンベガ   43p
6位 フラムドパシオン  40p
7位 サクラメガワンダー 29p
8位 安西美穂子     25p
9位 武豊           22p
10位 皐月賞         21p

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