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2006.03.06

弥生賞回顧 ムーン圧勝で皐月賞は混戦に!?

春のクラシックを占う最も重要なトライアルである弥生賞が終わった。下馬評以上に強かったアドマイヤムーン。直線でよれるところはあったものの、グロリアスウィークを突き放した二の脚はGⅠ馬のものだった。共同通信杯→弥生賞の連勝はミスターシービー以来。しかし、快挙と喜んでばかりはいられない。ムーン陣営は本番で武豊を確保するために、敢えて出る必要のない異例のローテーションを組んできたわけで、馬はしっかり仕上げられていた。そのため、少なくとも皐月賞、ダービーの2戦とも万全の状態で出走させるのは容易ではなくなったとみる。

過去10年、年明けの重賞を勝ち、弥生賞で連対した馬は5頭いる。いずれも京成杯かきさらぎ賞を勝った馬だ。当然、皐月賞でも人気を背負うことになったが、その5頭の皐月賞での成績は【0032】。ダービーで連対するスペシャルウィーク、ナリタトップロードと、菊花賞まで復調は待たねばならなかったアドマイヤジャパンが3着。着外は二桁大敗したローマンエンパイアとボーンキングだ。ムーンはラジオたんぱ杯でも厳しいレースを強いられており、果たして皐月賞にお釣りがあるのかどうか、直前まで見極める必要があるだろう。但し、言えるのは決して鉄板の本命馬が誕生したのではないということだ。

対して、スタートから出遅れ、離れた最後方待機。強引なまくりで4着に完敗したサクラメガワンダーはどうだろうか。こちらは7分の仕上げで、鞍上が公言しているように明らかな試走だった。あんなレースで勝ってしまえば、ディープインパクトとは言わずとも、ウイニングチケット級の衝撃だっただろう。初勝利までに3戦を要しているように叩き良化型。本番はグッと良くなるのは違いないが、陣営はダービーを見据えている感じもしなくはない。近年の皐月賞は先行馬の優位性がさらに強まっていて、後ろから行くメガワンダーは歓迎すべきレースとはいえない。まして、荒れ馬場の今年は追い込み馬は厳しいだろうし、グリーンベルトが出現するようなら尚更だ。

2着グロリアスウィークには驚かされたが、伏兵の域は出ない。 5着スーパーホーネットも侮れないが、マイル向きの感はある。この後、トライアルは若葉SとスプリングSを残している。若葉Sには武豊のお手馬であるフサイチジャンク、連勝中のキャプテンベガが出走する。スプリングSは2歳王者フサイチリシャール、きさらぎ賞ワンツーのドリームパスポートメイショウサムソンが参戦。この他、皐月賞へ直行するジャリスコライトナイアガラといった面々もおり、おそらく他のトライアルがどんなレースになっても、大混戦のまま本番を迎えるのではないか。それにしても恐ろしいのは、こうして列挙した馬の大半が社台グループの生産馬である点。静内生産のメガワンダーは一矢、報いることができるか。

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