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2006.03.28

ドバイミーティング回顧 日本勢の活躍に喝采

日本から9頭が挑戦した2006年のドバイミーティング。総大将カネヒキリはワールドカップで5着と敗れたものの、シーマクラシックをハーツクライが、マイルをユートピアが制して、日本勢は過去最高の大活躍となった。改めて日本調教馬が世界水準にあることを認識させられる結果だったのではないだろうか。日本勢のドバイミーティングでの優勝は2001年のステイゴールド(シーマクラシック)以来となる。なお、当時は格付けはGⅡで、GⅠ勝利は初。 フィギュアスケート、WBCに続く日本の世界一に喝采を贈りたい。

今回、ハーツクライは意表を突く逃げで勝利を収めたが、先行有利の馬場を考えてのことのことだった。もともと追い込み馬のハーツクライに騎乗したルメールは、天皇賞秋、ジャパンカップの敗戦で脚質に限界を感じた。そのため、有馬記念では一転して先行させ、ディープインパクト相手に大金星をあげさせたのは記憶に新しい。思い切ったドバイでの戦法も、昨秋の日本での経験が下地になっているのは感慨深い。順調にいけば、ディープインパクトと再戦となる次走のキングジョージも楽しみだ。それにしてもハーツクライからこれだけの自在性を引き出したのは驚きだ。

ユートピアは長い直線を先頭に立ち、そのまま後続を寄せ付けずに完勝。南部杯のように型に嵌ると圧倒的なレースを見せるが、今回は速い馬場が合っていたのと、トルコ馬が2着だったように相手に恵まれたのが勝因か。好スタートを決めた武豊の手綱も完璧だった。 日本所属馬の海外ダート重賞制覇はこれが初だった。UAEダービーに出走したフラムドパシオンは3着。中団からの競馬で窮屈なところもあったが、 6馬身差で勝ったディスクリートキャットがバケモノだった。 3歳でこれだけやれるのだから、フラムドパシオンも並の馬ではない。

ワールドカップで5着に敗れたカネヒキリだが、力は出し切っている。 2番人気に推され、ドバイの砂にあったスパイク鉄も履いたが、直線ではエレクトロキューショニストに歯が立たなかった。勝ち馬はインターナショナルSでゼンノロブロイを破り、ドバイへトレードされていた。ゴドルフィンとしては絶対に落とせないレースで、速い馬場も同馬にアドバンテージを与えるためだろう。日本のダート実績のある馬を何度連れていっても、勝つのは難しいのではないか。地味だがゴールデンシャヒーンでアグネスジェダイを6着に健闘させた金沢の吉原寛人騎手も忘れずに労いたい。

毎年、盛り上がるドバイだが、グリーンチャンネル視聴者以外はライブ映像を見るのが非常に困難だ。今年は関西テレビが中継番組を組む画期的な出来事があったが、他の地域のファンは必死になってネット配信を行うサイトを探した人も多かったのではないだろうか。フジテレビは同時間帯に通常内容の「うまっち」を放送していたが、ドバイについてはテロップすらなし。お笑い芸人の替え歌予想を流しているのは見るに耐えないほど情けなかった。JRAはホームページからネット配信を行う意思はないだろうか。本当のファンサービス、馬事文化の振興はそうしたところから始まると思うのだがいかがだろう。

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