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2006年3月の19件の記事

2006.03.30

個性派集団オダギラー いかす馬名をマッテルゼ!

オレハマッテルゼ。なんてイカした馬名なんだ。断じて「俺、嵌ってるぜ」ではない。背中で哀愁を誘う「俺は待ってるぜ!」である。映画のタイトルならしっくりくるのは分かる。だが、これを馬の名前にしてしまうのセンスに恐れ入るではないか。長いコートを身に纏い、波止場の杭に脚をかけてポーズを決める"オレハマッテルゼ"。「♪この野郎、かかって来い! 最初はジャブだ…左アッパー…。畜生、やりやがったな、ボディだ、チンだ。ええい面倒だい。この辺でノックアウトだい!」 たった8文字でこれだけの妄想を与えてしまうとは凄い。

先日の高松宮記念でノアノハコブネ以来、21年ぶりのGⅠ制覇を果たした小田切有一オーナー。その独特のネーミングセンスは強烈な印象の"名馬名"を残してきた。熱狂的なファンからは、個性的な所有馬はオダギラーと呼ばれて愛されている。私が初めてオダギラーを意識したのは、ラグビーボールだったと思う。過去の成績表を見て「馬なのにボールかよ!!」と突っ込んでしまった。その後、友人から「小田切さんはニバンテという馬名を申請したが落とされた」とのエピソードを聞いた。理由は逃げ馬にしてアナウンサーに「先頭はニバンテ」と言わせたいからって、最高じゃねーか!

その後もアサキチ、イトマンノリョウシ、オジサンオジサン、ガイドブック、ソレガドウシタ、ドングリ、ヒコーキグモ、メロンパン、ヨロコビノサイフなど、一度聞いたら忘れられない名前をこれでもかと連発してくれた。現役馬ではデンシャミチ、ナゾ、カゼニフカレテといった馬もいる。個人的に最も秀逸な馬名のひとつだと感じたのがロバノパンヤである。ユニコーンSでウイングアローの2着など、ダートのオープンでバリバリとやっていた馬だ。そんな走る芸術品とも形容されるサラブレッドがロバであり、しかもパン屋なのだ。まさにキゼツシソウ、 オミゴトデスである。

小田切さんの所有馬は100頭を大きく越えるが、その一頭一頭に個性的な名前を考えるのは並大抵のことではないだろう。冠号に父母の名前を足して機械的に申請するような、愛情の欠片もないことは決してしないのだ。ゴロゴロという馬は投げやりな感じに受け取る人もいるかもしれないが、母がノロノロだと聞けばオダギラーの深淵さが分かろうというもの。ノロノロの子どもがゴロゴロ…。亀から猫へ昇格である。ゴロゴロは二代目もいる。再指名するほどのこだわりがあったのか。ちなみにゴマメノハギシリの息子はナーンチャッテ。二代続けてオチを完成させたわけだ。

オダギラーにはどこか温もりがある。オレハマッテルゼの姉をご存じだろうか。 JRAで初めて「ヲ」を使ったエガオヲミセテである。馬券で負けても笑顔を見せて。姉もステキな名前だ。GⅡを2勝するなど一線で活躍していた同馬は、愛らしい名前もあってファンも多かった。しかし、放牧中、牧場の火災に巻き込まれて悲運の死を遂げた。意気消沈した音無厩舎に小田切さんが預けたのがゲンキヲダシテ。ちょっと泣けてくる。そして6年後、オレハマッテルゼは姉の為しえなかったGⅠ勝利をオーナーと音無師にプレゼントした。きっと天国の姉も笑顔を見せてくれたに違いない。

>>参考サイト「それいけ! 小田切馬」

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2006.03.29

悩んだ武豊 アドマイヤムーンを選択

武豊はどちらの馬を選ぶのか? アドマイヤムーン(弥生賞)とフサイチジャンク(若葉S)という 2頭の素質馬の前哨戦は、ムーンに軍配が上がることになった。 29日、武豊はムーン、ジャンクは岩田康誠との騎乗が発表された。武豊は「ボクの一存では決められないところまで来ていましたから、オーナー間、厩舎間の折り合いに任せた形です」とコメントアドマイヤのオーナーとの関係を優先させたのが本音か。武豊は乗り捨てた馬には先着を許さないというジンクスがあるが、果たして皐月賞はどのような結果が待ち受けているのだろう。

他の皐月賞の有力候補も次々と鞍上が発表されている。キャプテンベガは既報の安藤勝、ステキシンスケクン藤田。すみれSを勝ったナイアガラは四位から後藤へスイッチ。四位は朝日杯2着のスーパーホーネットを選んだ。フサイチリシャールは引き続き福永。その福永で500万、毎日杯を逃げて完勝したアドマイヤメインはダービーを目標に据えたローテを取る。京成杯以来となるジャリスコライト横山典。復帰後、重賞を勝ちまくっている勢いは怖い。安藤勝に振られたサクラメガワンダーは未定のままだ。蛯名あたりが有力候補か。

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馬券販売の総合サイト "オッズパーク"がオープン

4月2日、地方競馬の馬券販売を行う総合サイト「オッズパーク」がオープンする。同サイトはソフトバンクグループが運営するもので、岩手、笠松、佐賀、荒尾の4競馬場の馬券の購入、払い戻しの他、全レースのライブ配信、出馬表、オッズの表示など、情報提供を含めた総合的なサービスを提供する。決済は今のところ銀行口座だけだが、今後はクレジットカードや電子マネーの利用も可能にしていきたいとしている。「Yahoo! JAPAN」と連携しながら、新規ファンを開拓を狙う。

オッズパークは民間らしい様々な企画も用意されている。毎週、配当金ランキングを実施し、累計トップだった利用者には賞金10万円がプレゼントされる。また、サイト内には高崎の元女性騎手・赤見千尋、ハロン編集長の斎藤修らによるブログも開設される。投票も便利になる。枠番や馬番を入力しなくてもオッズ表の数字をクリックするだけで購入できる「オッズ投票」が導入されるのだ。夏からは夜間でも投票ができる機能も備える。騎手のヘルメットに小型カメラを取り付け、騎手気分を体感できる映像配信も開発中で、これからどんなサービスが生まれるのか、非常に楽しみだ。

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2006.03.28

ドバイミーティング回顧 日本勢の活躍に喝采

日本から9頭が挑戦した2006年のドバイミーティング。総大将カネヒキリはワールドカップで5着と敗れたものの、シーマクラシックをハーツクライが、マイルをユートピアが制して、日本勢は過去最高の大活躍となった。改めて日本調教馬が世界水準にあることを認識させられる結果だったのではないだろうか。日本勢のドバイミーティングでの優勝は2001年のステイゴールド(シーマクラシック)以来となる。なお、当時は格付けはGⅡで、GⅠ勝利は初。 フィギュアスケート、WBCに続く日本の世界一に喝采を贈りたい。

今回、ハーツクライは意表を突く逃げで勝利を収めたが、先行有利の馬場を考えてのことのことだった。もともと追い込み馬のハーツクライに騎乗したルメールは、天皇賞秋、ジャパンカップの敗戦で脚質に限界を感じた。そのため、有馬記念では一転して先行させ、ディープインパクト相手に大金星をあげさせたのは記憶に新しい。思い切ったドバイでの戦法も、昨秋の日本での経験が下地になっているのは感慨深い。順調にいけば、ディープインパクトと再戦となる次走のキングジョージも楽しみだ。それにしてもハーツクライからこれだけの自在性を引き出したのは驚きだ。

ユートピアは長い直線を先頭に立ち、そのまま後続を寄せ付けずに完勝。南部杯のように型に嵌ると圧倒的なレースを見せるが、今回は速い馬場が合っていたのと、トルコ馬が2着だったように相手に恵まれたのが勝因か。好スタートを決めた武豊の手綱も完璧だった。 日本所属馬の海外ダート重賞制覇はこれが初だった。UAEダービーに出走したフラムドパシオンは3着。中団からの競馬で窮屈なところもあったが、 6馬身差で勝ったディスクリートキャットがバケモノだった。 3歳でこれだけやれるのだから、フラムドパシオンも並の馬ではない。

ワールドカップで5着に敗れたカネヒキリだが、力は出し切っている。 2番人気に推され、ドバイの砂にあったスパイク鉄も履いたが、直線ではエレクトロキューショニストに歯が立たなかった。勝ち馬はインターナショナルSでゼンノロブロイを破り、ドバイへトレードされていた。ゴドルフィンとしては絶対に落とせないレースで、速い馬場も同馬にアドバンテージを与えるためだろう。日本のダート実績のある馬を何度連れていっても、勝つのは難しいのではないか。地味だがゴールデンシャヒーンでアグネスジェダイを6着に健闘させた金沢の吉原寛人騎手も忘れずに労いたい。

毎年、盛り上がるドバイだが、グリーンチャンネル視聴者以外はライブ映像を見るのが非常に困難だ。今年は関西テレビが中継番組を組む画期的な出来事があったが、他の地域のファンは必死になってネット配信を行うサイトを探した人も多かったのではないだろうか。フジテレビは同時間帯に通常内容の「うまっち」を放送していたが、ドバイについてはテロップすらなし。お笑い芸人の替え歌予想を流しているのは見るに耐えないほど情けなかった。JRAはホームページからネット配信を行う意思はないだろうか。本当のファンサービス、馬事文化の振興はそうしたところから始まると思うのだがいかがだろう。

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2006.03.26

いよいよ決戦の時 帯広・ばんえい記念

今年5月に封切りになる映画「雪に願うこと」の舞台になった帯広競馬場。きょう(26日)はBANEI競馬の頂点を決める"ばんえい記念"が、その帯広競馬場で行われる。「ばんえい記念を見ずしてばんえい競馬を語るなかれ」と言われ、多くのタイトルを獲得した古馬たちが激突する最後の決戦は数々の名勝負を生んできた。 1トンもの重量を曳いて障害を駆け上がる雄姿は大迫力だ。

今年も中心はエース、スーパーペガサス(牡10)。勝てばばんえい記念4連覇の偉業を達成することになる。それに立ちはだかるのは去年2着だったミサキスーパー(牡9)。年が明けても好調で雪辱を期す。女傑キタノコクホー(牝8)も侮れない。レースはネット中継され、D-netで馬券を買うことができる。発走は16時30分。高松宮記念の後に、もうひとつGⅠを楽しみたい。

>>ばんえい記念出馬表(16:30発走)
>>ネットライブ中継

また、27日(月)には地方競馬のアルファーブログ、 "地方競馬に行こう!"さんによる個人協賛レース、 「はぁとふる帯広競馬に行こう!」競走が行われる。ブログでは勝ち馬予想クイズも予定されており、的中者には雪に願うことのチケット、携帯ストラップ、オリジナルラベルワインがプレゼントされる。こちらもぜひ参加したい。

>>地方競馬に行こう!勝ち馬当てクイズ

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2006.03.25

速報 ドバイワールドカップ2006

ドバイワールドカップ諸競走一覧
 ・ゴドルフィンマイル(22:40)    ユートピア
 ・U.A.Eダービー(23:15)     フラムドパシオン・ガブリン
 ・ゴールデンシャヒーン(23:55) アグネスジェダイ
 ・シーマ・クラシック(24:50)      ハーツクライ
 ・デューティーフリー(25:30)     アサクサデンエン・ハットトリック
 ・ワールド・カップ(26:20)        カネヒキリ・スターキングマン

中継は関西テレビ、グリーンチャンネル、MBS(ラジオ)。オフィシャルサイトでネット中継がある模様だが、サーバーが重く接続は極めて厳しいようだ。

>>ドバイワールドカップ公式サイト(ストリーミング)

速報
ゴドルフィンマイル ユートピア優勝
UAEダービー    フラムドパシオン3着

ゴールデンシャヒーン  アグネスジェダイ6着
シーマ・クラシック   ハーツクライ優勝
ワールドカップ    カネヒキリ5着

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毎日杯 あの馬を彷彿とさせるアドマイヤメイン

皐月賞最終便、毎日杯。テイエムオペラオー、クロフネ、キングカメハメハといった名馬が、ここを勝って春のGⅠへと赴いたレースだ。今年の目玉はセレクトセールで1億3900万円で取り引きされたアドマイヤメイン。前走の500万条件戦は、逃げて9馬身差の楽勝。素質を開花させた。圧巻だったのはラップ。前半5ハロンが1分00秒3、後半5ハロンが1分00秒6と、完全にスピードを持続させたまま逃げ切ってしまったのだ。勝ちタイム2分00秒9は翌週の古馬オープン、大阪城Sの3着馬を上回る。

今回、鞍上はドバイ遠征中の武豊に代わって福永となるが、陣営は前走同様にハナを切ると宣言しており、自分の型に嵌れば多少のハイペースでも後続を振り切ってしまうだろう。同じサンデー産駒だった若き日のサイレンススズカと面影を重ねてしまうのは、ちょっと過大評価かもしれないが。相手は前走圧巻だったエイシインテンリュー、不利がなければオープン馬だったマイネルアラバンサ。ラジオたんぱ杯3着のヴィクトリーランもいて、今年の毎日杯はレベルが高い。

◎アドマイヤメイン ○エイシンテンリュー ▲マイネルアラバンサ
△ヴィクトリーラン △テューダーローズ △トップオブツヨシ △クラフトミラージュ

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2006.03.24

黒字転換の笠松競馬 日曜は存続感謝祭

今週日曜日(26日)、笠松競馬場でファン感謝イベント『笠松けいば存続感謝祭2006』が開かれる。 “笠松戦隊マックルVと一緒に走ろう”馬場競走、無料体験乗馬、騎手トークショー、馬場一周ツアーなど、ファンが家族連れで楽しめる企画が用意されている。 4月からの新年度開催に向けて、競馬場が地域に密着した文化拠点であることをアピールする絶好の機会になるはずだ。

今年度、試験的存続という厳しい状況に置かれていた笠松競馬だが、今月10日にすべてのレースを終えて、7400万円の黒字を出すことに成功した。黒字化は実に13年ぶりのこと。まずは関係者が不断の努力を続けてこられたことに敬意を表したい。一方で馬券の販売額は前年度より1割近く減っており、黒字化は賞金や経費などで6億円支出を削減した犠牲の上に成り立ったものだ。手放しで喜ぶことはできない。

年度の途中、パソコンのプログラムミスで黒字と発表されていた数字が実は赤字と判明したり、勝ち馬から禁止薬物が検出されるなど、お粗末な出来事もあった。斬新なアイディアとして注目を集めた組合馬主募集も、その後の情報はナシノツブテ。笠松愛馬会の活動休止も含めて、主催者はどちらの方向を向いて競馬を行っているのか、歯がゆいことも多かった。

それでも12月の三連単導入が、黒字転換への決定打にできたことは大きかった。ヤフーで始まったネット中継も、新たなファン層の裾野を広げる効果があるだろう。一年前、廃止の瀬戸際に立たされていたことを考えれば、今の状況は奇跡的とすら言える。関係者にとっては血の滲む一年だったかもしれないが、 4月からこそ快復へ正念場。もう一踏ん張り、頑張ってほしい。

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2006.03.23

安藤勝の選択 メガワンダーよりキャプテンベガ

クラシックを前にしてトップジョッキーの争奪戦が激しさを増している。最も注目されるのは武豊。アドマイヤムーン(松田博)かフサイチジャンク(池江寿)か、どちらをチョイスするのかだ。ドバイに遠征している武豊はまだ両陣営に答えをしていない。その裏で武豊に次ぐポジションにいるアンカツこと安藤勝が意外な選択をしたのが明らかになった。ラジオたんぱ杯を勝ったサクラメガワンダー(友道)を袖にして、若葉Sでフサイチジャンクに完敗したキャプテンベガ(松田博)の手綱を取るというのだ。果たしてアンカツを心変わりさせたものは何だったのだろうか。

メガワンダーは休み明けの弥生賞で後方待機の競馬で4着に敗れたものの、アンカツ自身も言っているように、本番に向けて脚を測った意味合いが強かった。逆に言えば、皐月賞、ダービーの手綱を取るつもりがあるからこそ、弥生賞は試走に徹したのではなかったか。結果的にはアドマイヤムーンの後塵を拝したとはいえ、素人目にみれば本番での逆転の可能性は充分にあるようにもみえた。先々週のゆきやなぎ賞で同じ友道厩舎のアドマイヤジュピタがアンカツから岩田へと移っていたのは、既にメガワンダーから降りると伝えていたからだろうか。

手駒が豊富な松田博厩舎ではドリームパスポートという有力馬もいる。こちらは未勝利、きさらぎ賞の2勝をあげているが、その時の鞍上はアンカツだった。スプリングSではデムーロが騎乗したが、短期免許は今週まで。場合によっては、ドリームパスポートを選ぶこともできたはずだ。推測の域を出ないが、松田博師はアンカツを確保するために、権利が獲れればキャプテンベガ、そうでなければドリームパスポートの手綱を確約するから、メガワンダーを諦めてくれとアンカツに迫ったのかもしれない。

松田博厩舎とアンカツは蜜月関係にある。今年、アンカツがあげた31勝のうち7勝が同厩舎の管理馬によるもの。また、松田博厩舎にとっても半数以上の勝ち星がアンカツだ。こうして考えると、アンカツは単純にキャプテンベガ>メガワンダーと実力を評価したわけではなく、様々なしがらみを考慮して決断したとみるのが適当だろうか。だが、メガワンダーでクラシックが勝てると確信があるなら手綱は放さなかっただろうし、一方でキャプテンベガ>ドリームパスポートと捉えたなら、スプリングS組の評価が難しくなる。今年のクラシックは頭が混乱しそうだ。

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ドバイ追い切り 好調カネヒキリ11秒7

現地時間22日朝、ドバイ・ナドアルシバ競馬場で出走各馬の追い切りが行われた。ドバイWC(D2000)に出走する日本の総大将、カネヒキリフラムドパシオン(UAEダービー)を大きく先行させながら単走追い。武豊を背に5ハロン62.0-48.1-34.5-11.7。馬なり好タイムで順調さをアピールした。シーマクラシック(芝2400)に出走するハーツクライユートピア(ゴドルフィンマイル)と併せて馬なり併入。 6ハロンで上がり33.7-11.3とこちらも万全の仕上がりを見せた。

今回、予定されていたチャーター便が飛ばないことになり、日本馬は関西空港から香港経由でドバイへ向かうことになった。香港では機体トラブルで外に出される事態があったようだが、 13時間の輸送と1時間半の積み替えは最低限のロスで済んだと解釈しよう。ユートピアは到着した17日に微熱があったものの、翌日には収まったとのこと。 WBCで王ジャパンが世界一に輝いた日本。この勢いを借りて、ドバイでも日本馬が世界の頂点に立ってほしいものだ。レースは25日(日本時間26日未明)。地上波では関西テレビが生中継する。

>>日本馬の調教状況及び関係者のコメント(ラジオNIKKEI)

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2006.03.20

黒船賞 協賛金を募って念願の開催

一時期は開催が絶望視されていた交流重賞、第9回黒船賞高知競馬場で20日(月)に行われる。同日には交流競走・はりまや盃、全国の新人騎手による全日本新人王争覇戦も企画されているが、この3レースを行えば高知競馬は2100万円の赤字が出ると見込んでいた。そのため、JRAへの開催申請は保留されていたが、地元ケーブルテレビなど7社から協賛金を得られることになったため、黒船賞を実施することになった。

交流重賞の一部経費を企業からの協賛金で賄うのは、去年、JBCがフサイチネットの支援を受けたケースがある。現在の地方競馬の売り上げでは、高額の交流重賞を負担するのは難しくなっており、大々的な冠レースにしてスポンサーを探すのが、最も現実的な手段になりつつある。黒船賞の1着賞金は3000万円、5着でも150万円。高知勢にとっては垂涎の額だが、残念ながら入着も難しいだろう。せめてJRAがPATで販売してやれば、地元も救われるのだが。

今年、断然の人気を集めるのはブルーコンコルド。前走はフェブラリーSで4着。去年、プロキオンS、シリウスS、JBCスプリントと1400メートル重賞を3連勝した実力はここでは桁違い。3連単のアタマは堅い。相手は10歳も武豊のノボトゥルー。3年連続2着の記録を伸ばせるか。一昨年の覇者・ディヴァインシルバーも復調気配。 3着候補に古豪ニホンピロサート。地方勢では名古屋のヨシノイチバンボシが唯一の魅惑馬だ。高知勢があっと言わせれば、それはそれで嬉しい。

>>第9回黒船賞出馬表(20日 16:10発走)

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2006.03.18

フラワーC オリオンオンサイトの先物買い

桜花賞への最終便、フラワーカップ。最近4年の勝ち馬はシーザリオ、ダンスインザムード、マイネヌーヴェル、スマイルトゥモローと、GⅠ馬3頭に重賞戦線で息の長い活躍をした馬が並んでいる。ダンスインザムードは気性面からマイラーとして大成したが、秋の天皇賞でも連対しているようにスタミナは豊富な馬。シーザリオ、スマイルトゥモローはオークス馬であり、桜より樫に向いている馬を狙うべきなのかもしれない。

デビュー2戦とキャリアは浅いが、水仙賞2着のオリオンオンサイトの将来性を買ってみたい。前走は勝ったエイシンテンリューの強さばかりが目についたが、好位からしぶとく食い下がった同馬の根性も特筆もの。グラスワンダー×モガミの配合は充分なスタミナを供給しているはずだ。鞍上は今年すでに重賞2勝と波に乗るホープ、3年目の川田将雅(かわだゆうが)。厩舎も新進気鋭の矢作芳人。チャレンジャーらしく思い切った先行策をとってほしい。

◎オリオンオンサイト ○フサイチパンドラ ▲アイスドール
△ルビーレジェンド △ビューティーパール △プリティタヤス
△ハネダテンシ

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2006.03.11

アネモネS アンテヴォルテに謎の騎手

先日の記事でもご紹介した、トライアルレース完全制覇の野望を企む松田博厩舎。土曜のアネモネSにもアンテヴォルテを抽選でしっかりと送り込んだ。だが、アンテヴォルテの馬柱を見て?と思ったファンも多いはず。鞍上は「和田譲治」。もちろん、テイエムオペラオーの和田竜二でもなければ新人でもない。和田譲治は大井・朝倉実厩舎所属の4年目のジョッキーである。 7レースの3歳500万下、スズランサイレンスの遠征に合わせてやってきた。今回が中央競馬での初騎乗になる。それにしても、なぜ不慣れなジョッキーにトライアルレースを有力厩舎が任せたのかは謎のままだ。

土曜には船橋所属の張田京も参戦している。地方での実績も、中央の経験も遥かに和田譲を上回る(去年、地方で張田は139勝、和田譲は19勝)。私が調教師なら、迷わず張田に依頼しただろう。だが、松田博師は一発の魅力に賭けたのかもしれない。和田譲の名前が全国に轟いたのは去年5月。 3連単1500万円の最高配当が出たレースで、10番人気ベルモントジャイブを勝利に導いたのが和田譲だった。この時、ゲート入りを嫌がる同馬を叱りつけると、驚いてダッシュ良く飛び出し、逃げ切ってしまった。 1500万馬券の立役者、意外性の男なのである

ナリタブライアンと75%同じ血を持つアンテヴォルテ。デビュー戦でハナ差だったダークメッセージはホープフルS3着、 2戦目でハナ差だったシェルズレイはチューリップ賞2着だった。相手に恵まれた前走は外を回って楽勝。今の中山では後ろから行っては間に合うまいが、内枠を利して和田譲が思い切って先行させれば権利獲りのチャンスも出てこよう。不安は410キロ台の小柄な馬体が輸送でどれだけ減っているか。人気もそれほどでないなら、馬連で買ってみようか。

◎アンテヴォルテ ○アサヒライジング ▲ラピッドオレンジ
△ロランラムール △グレイスティアラ △タイセイハニー △プリティタヤス

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2006.03.09

松田博厩舎が挑む トライアル完全制覇!

先週、アドマイヤムーンで弥生賞を、アドマイヤキッスでチューリップ賞を制した松田博、通称マツパク厩舎。粒ぞろいの3歳勢を抱えるマツパクが大胆不敵な記録に挑もうとしている。それはトライアルレース完全制覇。牡馬は若葉S、スプリングS、牝馬はアネモネS、フィリーズレビュー。まだ4つも残っているじゃないかというご意見はもっともだが、そのいずれにも人気になりそうな有力馬を参戦させるのが今年のマツパクの凄いところ。

まずはフィリーズレビュー。ここには1番人気が予想されるサンヴィクトワールを出走させる。同馬は父サンデー、母がマーメイドS2着などの実績があるヴィクトリーバンク。前走は有力馬が集ったエルフィンSで優勝しており、同レース4着のシェルズレイがチューリップ賞で僅差2着だったことを物差しにすれば、実力は世代トップレベルにあると言えよう。アネモネSはアンテヴォルテ。父はブライアンズタイム、祖母はパシフィカスだから、ナリタブライアンと4分の3が同じ血統構成。抽選を通れば、印がつくのは間違いない。

来週の若葉Sにはキャプテンベガが控えている。休養後、馬体に身が入って2連勝。ダービー馬アドマイヤベガを含めて、兄3頭はステークスウイナー。マツパク先生曰く「アドマイヤムーンの敵はキャプテンベガだけ」というのも、あながちラッパに聞こえないのが今の勢い。スプリングSはドリームパスポート。年明け初戦のきさらぎ賞をきっちり勝って、クラシック戦線に名乗りをあげた。次走も勝って当然の雰囲気。 6頭はすべて社台グループの生産馬だが、これだけの素質馬を預けられるにも名伯楽の証か。まずは土曜のアネモネSから注目したい。

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2006.03.08

Yahoo! 笠松・佐賀競馬をライブ配信

今月7日、国内最大ポータルサイト、Yahoo ! JAPANの「Yahoo!動画」のスポーツコーナーで、笠松・佐賀競馬のネットライブ配信が始まった。利用は無料。中継以外の時間は録画されたレースが放映されている。全国の地方競馬がネット配信を行うなか、笠松・佐賀はサービスの提供が遅れていた。ライブ配信と、去年から始まったネットバンク投票の相乗効果で全国のファンを購入対象に広げ、売り上げ拡大をめざす。

ソフトバンクグループは地方競馬のネット馬券販売システムであるD-netを買収しており、岩手競馬のライブ配信は既に行われている。ライブドアの地方競馬参入は破談したため、今後、南関東を除く地方競馬のネット販売事業はソフトバンクが独占する形になる。一方、笠松競馬は賞金削減や3連単導入により、今年度の黒字が確定的となっていて、ライブ配信の開始でさらに黒字額は上積みされそうだ。

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2006.03.06

弥生賞回顧 ムーン圧勝で皐月賞は混戦に!?

春のクラシックを占う最も重要なトライアルである弥生賞が終わった。下馬評以上に強かったアドマイヤムーン。直線でよれるところはあったものの、グロリアスウィークを突き放した二の脚はGⅠ馬のものだった。共同通信杯→弥生賞の連勝はミスターシービー以来。しかし、快挙と喜んでばかりはいられない。ムーン陣営は本番で武豊を確保するために、敢えて出る必要のない異例のローテーションを組んできたわけで、馬はしっかり仕上げられていた。そのため、少なくとも皐月賞、ダービーの2戦とも万全の状態で出走させるのは容易ではなくなったとみる。

過去10年、年明けの重賞を勝ち、弥生賞で連対した馬は5頭いる。いずれも京成杯かきさらぎ賞を勝った馬だ。当然、皐月賞でも人気を背負うことになったが、その5頭の皐月賞での成績は【0032】。ダービーで連対するスペシャルウィーク、ナリタトップロードと、菊花賞まで復調は待たねばならなかったアドマイヤジャパンが3着。着外は二桁大敗したローマンエンパイアとボーンキングだ。ムーンはラジオたんぱ杯でも厳しいレースを強いられており、果たして皐月賞にお釣りがあるのかどうか、直前まで見極める必要があるだろう。但し、言えるのは決して鉄板の本命馬が誕生したのではないということだ。

対して、スタートから出遅れ、離れた最後方待機。強引なまくりで4着に完敗したサクラメガワンダーはどうだろうか。こちらは7分の仕上げで、鞍上が公言しているように明らかな試走だった。あんなレースで勝ってしまえば、ディープインパクトとは言わずとも、ウイニングチケット級の衝撃だっただろう。初勝利までに3戦を要しているように叩き良化型。本番はグッと良くなるのは違いないが、陣営はダービーを見据えている感じもしなくはない。近年の皐月賞は先行馬の優位性がさらに強まっていて、後ろから行くメガワンダーは歓迎すべきレースとはいえない。まして、荒れ馬場の今年は追い込み馬は厳しいだろうし、グリーンベルトが出現するようなら尚更だ。

2着グロリアスウィークには驚かされたが、伏兵の域は出ない。 5着スーパーホーネットも侮れないが、マイル向きの感はある。この後、トライアルは若葉SとスプリングSを残している。若葉Sには武豊のお手馬であるフサイチジャンク、連勝中のキャプテンベガが出走する。スプリングSは2歳王者フサイチリシャール、きさらぎ賞ワンツーのドリームパスポートメイショウサムソンが参戦。この他、皐月賞へ直行するジャリスコライトナイアガラといった面々もおり、おそらく他のトライアルがどんなレースになっても、大混戦のまま本番を迎えるのではないか。それにしても恐ろしいのは、こうして列挙した馬の大半が社台グループの生産馬である点。静内生産のメガワンダーは一矢、報いることができるか。

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2006.03.05

中京記念 勢いある4歳馬を連軸に

開幕週のハンデ重賞、中京記念。時期が移動になって過去6年、1番人気馬の連対は一度もない。トップハンデ馬も同様だ。健闘しているのが3、4番人気馬。世代別では4、5歳馬の連対率が抜けており、関西馬が圧倒的に強いのもレースの特徴だ。穴をあけるのは高齢馬。前走が重賞なら着順は不問だ。

ここは本格化著しいエイシンドーバーに賭けてみたい。条件戦を3連勝後、京都金杯では勝ち馬と同タイムの4位入線(12着降着)。前走の小倉大賞典でも逃げた勝ち馬に半馬身差に迫る2着。ハンデ55キロは恵まれた。伊藤雄師が大抜擢した3年目、川田のマチカネオーラも狙ってみたい1頭。トップハンデ、ローゼンクロイツは押さえまで。

◎エイシンドーバー ○マチカネオーラ ▲ツルマルヨカニセ
△ローゼンクロイツ △エアシェイディ △オースミグラスワン △アサクサキニナル

>>弥生賞はいつもの「今週のデータ解析」へ

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2006.03.04

チューリップ賞 出走権を取りたい馬を狙え

チューリップ賞を制した馬が桜花賞を勝つと言われたのは一昔以上前。重賞に格上げされてから、チューリップ賞で力を消耗した馬は桜花賞を勝てなくなった。過去10年で連勝したのはテイエムオーシャン1頭だけ。ここで負けても悲観することはない。テイエムプリキュアやラッシュライフ、タッチザピークなど、すでに充分な賞金を上積みしている馬はメイチで臨む必要性が全くないレースなのだ。そうなると、必然的に狙いは賞金800万円以下の出走権を確保したい馬にならないか。

「データ解析」と同様に消去データを当てはめてみると、減点のないのはヤマトオリオン、ステラマドレード、シェルズレイ、タッチザピーク、テイエムプリキュア、プリムローズヒルの6頭。チューリップ賞はエルフィンSで未連対だった馬が穴をあける傾向があり、シェルズレイに食指を動かされる。暮れの500万条件ではドラゴンウェルズ、フサイチパンドラといった強豪を退けての勝利。時計も優秀で単勝も買ってみたい馬だ。父は乗ってるクロフネ、母は桜花賞6着のオイスターチケットで、最近はエンジンがかかり始めた金子馬でもある。

◎シェルズレイ ○タッチザピーク ▲テイエムプリキュア
△ラッシュライフ △ヤマトオリオン △プリムローズヒル △アドマイヤキッス

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2006.03.02

2月の検索キーワード 1位はミスター…

「馬耳東風 競馬データ予想」のトップページ、及び「馬券日記オケラセラ」にサーチエンジンを通してお越しいただいた方々の、検索ワードランキングを出してみようと思います。なぜ今というタイミングなどはなくて、単なる気まぐれです。たまにはいいかなーと。累計4571ワード。1位は「競馬」、2位は「馬耳東風」ですが、ここでは一般名詞を除外して、固有名詞ランキングにさせてください。

1位  ミスターセキグチ 146p
2位  フラムドパシオン 121p
3位  牧原由貴子    112p
4位  白井秀幸       45p
5位  大塚栄三郎     42p
6位  安西美穂子     32p
6位  ハルウララ      32p
8位  キャプテンベガ   20p
9位  堀江貴文       15p
10位  オグリキャップ      12p
10位  武藤彩未             12p

ホリエモン、武豊が次点です。ミスターセキグチが1位なのは意外だったなぁ。っていうか、大塚栄三郎の5位も。。。 6位は定番ですね。実はグーグル様で検索すると、本サイトのコラムが公式サイトの次に表示されることを今、知りました。父ちゃん、嬉しくて涙でてくらぁ。 10位に武藤師の愛娘がランクイン。萌える方々にお越しいただいてるのかな。定期的に発表していくと面白いかも。

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