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2006年2月の12件の記事

2006.02.28

競馬外伝 ミッキー祭り実行委員会の熱い一日

「アンカツさん! いったい何を考えてるんですか?!」荒くれ者の藤田が掴みかかる。喧嘩の原因は第3レース。この日の主役、ミッキーこと松永幹夫が乗ったメイショウソーラーを 9馬身も突き放してアンカツが圧勝してしまったのだ。すかさず止めに入ったのは熊沢だ。「藤田、落ち着け。まだレースはある。こんなところで仲違いしたら、ミッキー祭り実行委員会がバラバラになってしまうじゃないか」ミッキーと同期の熊沢は実行委員会の委員長だ。みんなをまとめて祭りを成功させなければならない。

ミッキー祭り実行委員会はミッキーが調教師受験を決めた半年前から密かに準備を進めてきた。競馬界の功労者、ミッキーのために最高の花道を用意するのが使命だ。度重なる会議の末、熊沢委員長が出した結論が「史上12人目の1400勝を達成して有終の美を飾る」というものだった。土曜日に2勝をあげたミッキーは通算1398勝で引退当日を迎えた。日曜日には是が非でも2勝はしてもらわねばならない。熊沢が語る。「おい、みんな。3年前の河内祭りの最終レース、俺が何をしたか知ってるか?」「シャッー、落馬です」勢いよく答えたのは和田。「そうだ。何事にも恐れない勇気を持ってレースに臨んでくれ」。

熊沢にはまだ余裕があった。第6レース、ミッキーのセイウンワキタツは単勝2倍の1番人気。自然に回ってくれば負けることはない。だが、思わぬことが起きた。3番手の好位につけたはずのミッキーだったが、暴走気味の和田クロズキンに競りかけられ後退。 4角では高橋亮スナークムサシらに進路を塞がれ、ようやく抜け出したものの、柴山プレザントウインドに差しきられ2着に敗れてしまったのだ。ミッキーは「外の馬に邪魔をされたよ」とポツリと呟いた。「また草競馬ジョッキーかよ! 空気嫁よ!」藤田がキレた。「そんな言葉を吐くな。お前ら連帯責任だ」熊沢が押し殺した声で諭した。

委員会のメンバーに焦りが募る。続く第9レース、ナイキアースワークに騎乗したミッキーは出遅れてしまった。藤田、池添も慌てて出遅れるが、勝負には関係がない。ミッキーは7着が精一杯。「これはまずい。責任問題だな」熊沢の額から汗が流れた。残るレースはあと2鞍。メインレースの阪急杯で勝たなければ、1400勝達成は不可能になる。しかし、ミッキーのブルーショットガンは11番人気。状況は絶望的だ。「自分のことばっかり考えやがって!」「俺だって勝ちたいんすよ!」ジョッキールームに怒号が飛び交った。もう熊沢にも発する言葉はなく、実行委員会は音を立てて崩れ落ちていった。

そして、阪急杯。重苦しい雰囲気のままゲートが開いた。もはやチームワークはなかった。不良馬場を好き勝手に飛ばす騎手たち。そこで奇跡が起きた。中団につけていたミッキーが、直線で鮮やかに抜け出してきたのだ。外からアンカツのコスモシンドラーが追いすがるが、ブルーショットガンの脚色は衰えない。見事に1着でゴールイン! ミッキーの手綱さばきが勝利を呼び込んだ瞬間だった。「ミッキー!」「ミキオ~~」スタンドから大きな歓声がわきあがる。誰も予想しなかったメインレースでの優勝。劇的としか言いようがなかった。

そして、最終レース。空気の読めなさそうな騎手は委員会によって除外された。ミッキーは1番人気フィールドルージュで1400勝目をあげ、ミッキー祭りは最高の形で幕を閉じた。「競馬の神様が降りてきましたね」インタビューでミッキーはこう語った。だけど、熊沢は知っている。これは奇跡なんかじゃない。実行委員会メンバーが心を一つにして頑張ってきた積み重ねと、最後の重賞で最高の騎乗をしたミッキーの実力が織りなした結果であることを。引退式の後、メンバーの手で別れの胴上げが行われ、ミッキーは宙に舞った。熊沢の目には涙が光っていた。

※この記事は全て妄想に基づくフィクションです。

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2006.02.26

引退・松田正師 ニシノデューで有終の美を狙う

あいにくの雨となった有終の美ウィーク。阪神競馬場は芝、ダートともに不良馬場で、爽やかなミッキーには似つかわしくない天気になった。メインレースの阪急杯はブルーショットガンに騎乗するが、良馬場希望の切れるタイプだから、ラストデイの激走とはなりそうもない。最終レースのフィールドルージュは堅そうなので、最後はきれいにまとまりそうだが。

阪急杯には引退する二人の調教師も管理馬を出走させている。大久保正師のシルクトゥルーパー、松田正師ニシノデューだ。ニシノデューの母親は桜花賞などを制したニシノフラワー。松田正厩舎を代表する馬の仔で調教師人生を締めくくる相応しい馬と言えよう。午後1時すぎでニシノデューは単勝24倍をつけており、 3走前に同コースを逃げ切り勝ちしていることを考えると、狙ってみても面白いかもしれない。

◎ニシノデュー流し 
→ビッグプラネット、グランリーオ、オレハマッテルゼ、
  コスモサンビーム、ウインクリューガー

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2006.02.21

ホリエモン売却へ 高知で現役続行

堀江貴文被告の逮捕で、再び注目が集まっている競走馬ホリエモン。 高知競馬所属の同馬は周りの騒動とは関係なく、19日に通算4勝目をあげました。 個人協賛レースが行われている高知競馬では、 馬に罪はないという心優しいファンの協賛金(1万円)により、 「ホリエモン頑張れ特別」、「走れホリエモン特別」など、同馬が出走する レースにはホリエモンを励ますレース名がつけられました。 現在、ホリエモンは堀江被告が持ち分を譲ったことで、 仲尾淳一氏(神奈川県馬主協会理事)の単独所有になっています。 仲尾氏は以前からホリエモンが走ることでライブドア株で損失を抱えた 株主などに不快感を与えるのではと心配しており、 一時期は引退も取りざたされていました。

しかし、19日のレース後、仲尾氏は 「私は堀江被告と知り合いだったこともあるので、できれば私ではないどなたかに持ってもらおうと考えてます」と、ホリエモンを譲渡して競走生活を続行する旨を発表しました。 もしかしたら、高知のファンからの温かい応援が心変わりさせたのでしょうか。 「高知競馬では人気馬になれるのではないか」とも述べ、ホリエモンで高知競馬に恩返しができればということなのかもしれませんね。果たしてホリエモンは誰が買い取るのか、幾らで取り引きされるのか気になるところですね。 よもや7000万円ということはないでしょうが(笑)。 ともあれ普通のサラブレッドにとって現役でいられるのは最も幸せなこと。 親分がお勤めを終えるまで、頑張ってほしいですね。

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2006.02.19

Subject: 至急

■■■■■
________________________________________________________
X-Sender: ■■■■■
X-Mailer : ■■■■■
Date : Sat. 19 Feb 23:59:55 + 0900
To : ■■■■■
From : ■■■■■
Subject: 至急

■■■■■

シ―クレット・至急扱いで処理して欲しいんだけど、おそくても21日
できれば、20日朝までに■トーさん宛てに3000万円を振り込むよう手配して
ください(前回、振り込んだ口座と同じでOK)。

項目は、馬券コンサルティング費で処理してね。

■■■■■、武豊の指示を仰いで。■■■には、こちらからも伝えて
おくので心配しないで。

■RA

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PAT残高が減り続け、こんなメールが欲しくなる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか? あ、ちなみに高知ではホリエモンが勝利をあげたそうです。

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9億円馬 ミスターセキグチ初戦敗れる

六本木ヒルズの最上階に住む男、フサイチの関口フサロー氏が9億円(800万ドル)という破格の値段で落札したストームキャット産駒が18日、米・サンタアニタ競馬場でデビューした。近親にエーピーインディー、サマースコールがいる超良血で、名伯楽、ボブ・バファート調教師をして「ひとりだけフェラーリを持っている気分」と言わしめた同馬。フサイチネットでは早々に米三冠制覇をめざすことが発表され、その期待から「ミスターセキグチ」と名付けられた。

ミスターセキグチは7頭立て、3歳ダート1100メートルに出走。スタート5番手と出足は一息だったが、エスピノーザ騎手はすぐに押し上げて2番手へ。3角を過ぎて抜群の手応えで先頭に躍り出る。しかし直線、飛ばしすぎてスタミナがなくなったのか、鞭を入れられると尻尾を振って苦しがる素振り。ゴール前、猛追してきた馬に半馬身ほど交わされて2着に敗れた。勝ったのは何と同じバファート師が管理するライジングレートだった。
>>レース映像(無料だが登録が必要)

ミスターセキグチは負けたとは言え、3着以下とは差があり 2戦目となる次走は確勝だろう。但し、クラシックを勝てるレベルにあるかは疑問ではある。ミスターセキグチと同じセールで3億7000万円(日本における外国産馬の史上最高額)で購買されたストームキャット産駒、フサイチギガダイヤは日本でデビューしてこれまで3戦1勝。ともにデビュー戦は飾れなかった。やはり今年の3歳勢では3億3000万円フサイチジャンクが当たりということになりそうだ。

>>9億円のストームキャット産駒 やはり落札者はあの人(2005.4)

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2006.02.18

勝利騎手インタビューで通訳を買って出た意外な大物

クイーンCを見事にコイウタで制したルメール騎手。外国人ジョッキーが勝利ジョッキーインタビューに答えるときは、当然ですが通訳が必要になります。まあ、ペリエなどは関西弁を喋れるようですが。。。フランス人のルメールですが、通訳は英語で行われます。レース後、テレビ東京ではいつものようにアナウンサーの質問から、ごく自然にインタビューが始まりました。

アナ 「桜花賞への道、クイーンCを見事に制したルメール騎手です。
    道中はスローペース。どんなことを考えながら乗っていましたか?」
通訳 「The race in the middle …」
ルメ  「Slow pace」
        「That is right. The pace was a little bit slow,
          but the filly took a good start and she was in good position.」
通訳 「レースの出は良かったですし、途中の調子も良かったので
      そのまま好調にレースを続けました」

アナ  「良い位置につけての抜け出しでした」
通訳  「良い位置、そうですね」

あれ、何だか通訳とルメールの会話が噛み合わないぞ。しかも、何となく通訳がうわずってるし、言っていることが伝わってない気がする。アナウンサーの質問も訳してくれてないし。と、突然、それまでの女性の通訳とは別の男性が割って入ってきました。

男性 「You were in the front position. How was that ?」
ルメ  「Yes. Because, this time in Tokyo is very hard to come from behind.
     I check. And that is why I wanted to be in good position.」
男性 「今の時期の東京は前のほうにいないとダメなので
     前にいることに気を使いました」

アナ  「クラシックが見えてきました。この馬について一言お願いします」
男性 「How is your opinion about the classics ?」
ルメ  「I think she can run the classic without any problem.
     Because today, she run like a strong horse.
     She kept going and she fought to keep the leadership.」
男性 「ご覧になったように今日は非常に強いレースだったと思いますから
      この馬がクラシックに行っても問題はないと思います」

実は出たがり?

通訳のお株を奪う見事な仕事ぶり。しかし、このしゃしゃり出てきた男の声、どっかで聞いたことあるような…。って、社台グループの総帥、吉田照哉じゃないですか!! 何で総帥自ら騎手の通訳してんだ? 自分の生産馬が勝ってご機嫌なのか? 吉田照哉は最後に「フランスの1000ギニーに使いたいと、さっき言ってました」と余裕のジョークをかまして去っていきました。もし通訳代を請求されたら、世界一時給の高い通訳になったかもしれませんね。

※英語部分はたぶんに拙サイトによる誤りが含まれています。

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2006.02.17

白井寿昭師の受難 ボーラー放馬と子息逮捕

スペシャルウィークやアグネスデジタルなど数々の名馬を育てた名伯楽、白井寿昭調教師の身に次々と災難が襲いかかっている。今週のフェブラリーSに出走する管理馬・メイショウボーラーは、 16日の追い切り前に福永騎手を振り落として放馬。 1周500メートルの角馬場を10周して止まった。さすがに5000メートルもの疾走はウォーミングアップ代わりとは呼べなさそうだ。結局、追い切りはできず、体調面に不安を残したまま本番を迎えることになった。

しかし、白井師の受難は放馬だけに留まらなかった。直後に起きた出来事に比べれば、放馬など笑い話のレベルでしかない。白井師の実の息子が児童虐待の疑いで逮捕されたのである。白井秀幸容疑者(29)は北海道・浦河町で育成牧場ベルテックスファームを経営。父親の管理馬も多く受け入れ、メイショウボーラーも同牧場で調整されていたことがあった。

>>女児に家畜注射器 傷害容疑で母親と同居の男逮捕
浦河署は十六日までに、六歳の娘を虐待しけがをさせたとして、傷害の疑いで母親の浦河町昌平町、事務員長谷歩美容疑者(28)と、同居している牧場経営白井秀幸容疑者(29)を逮捕した。 両容疑者は娘が反抗的な態度を取ったことに腹を立て、家畜用の注射器で尻を数回突き刺し、約二週間のけがを負わせた疑い。注射器は全体で約十五センチ、針は長さ約五センチ、太さ約一ミリだった。 白井容疑者の虐待がひどくなったため、長谷容疑者が室蘭児童相談所に相談し、同相談所が浦河署に通報した。白井容疑者は、競走馬育成牧場「ベルテックスファーム」を経営し、競馬で最も格付けの高い「G1レース」の優勝馬の調教などを手がけていた。(北海道新聞)

白井容疑者は一昨年10月にも風呂上がりの女児を郊外に裸で置き去りにして騒ぎになるなど、虐待が常態化していたことが伺える。今回は家畜用の注射器を刺すという常人の範囲を越えた行為から、ようやく逮捕に至ったのだろう。その間、女児がどのような扱いを受けていたのか、想像するのは難くない。

児童虐待に関する相談件数は毎年、最悪の伸びを続けており、子どもたちを取り巻く環境は悪化の一途を辿っている。幼い子どもにとって親は唯一、絶対的な存在だ。それを利用して、無抵抗の子どもを虐待する卑劣な行為は許し難い。身体のケガは治っても、心の傷は一生、癒えることがないのだから。養父である白井容疑者には厳罰を処して、二度と子どもに近づけないようにすべきだ。そして、できることなら、競馬界からも立ち去ってほしいものだ。

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2006.02.11

牧原由貴子 増沢師の長男と結婚

マッキーの愛称で親しまれてきた牧原由貴子ジョッキーが、所属する増沢厩舎の調教助手、増沢真樹さんと結婚することが明らかになった。12日付け東京スポーツの特ダネによるもの。真樹さんは「逃げの増さん」で知られる増沢末夫師の長男。牧原騎手は騎手生活10年目でのゴールインとなった。2人は11日に日本を発ち、14日にハワイで挙式の予定。

96年、牧原は第12期生として細江純子、田村真来とともにJRA初の女性ジョッキーとしてデビューした。その年は9勝、翌年は11勝をあげてマッキー旋風を巻き起こしたが、98年の落馬負傷の影響もあって、以降は年間2~4勝に甘んじ、去年は勝ち星をあげることができなかった。今年の騎乗はゼロ。ファンからの注目度とは裏腹に、男社会の中で充分な活躍の場が与えられたとは言い難い。

牧原は女性騎手の中でも可愛らしい容姿に恵まれ、ファンの人気も高かった。それだけに増沢師はマスコミへの露出を抑え、箱入り娘として大切に育ててきた。増沢師とすれば、本当の娘として牧原を迎えられるのは大変な喜びに違いない。ともあれ、本当におめでとうございます。これで明日のダイヤモンドSはマッキーマックスが激走するのはできすぎだろうか?ご祝儀で単勝を買ってみるのも悪くないと思うが。

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2006.02.10

ホリエモンクラブ活動休止 配当金は24円

ライブドアが運営する「競走馬ホリエモン応援ファンクラブ」堀江貴文容疑者の逮捕を受けて、 2月末をもって活動を休止することが発表された。同クラブはホリエモンの1着賞金が会員にポイントとして還元される仕組みで、たくさんのファンを集めて人気を博してきた。しかし、1月末には堀江容疑者がホリエモンの馬主登録から外れ、共有していた仲尾淳一氏に権利が委譲されていた。

ホリエモンは高知競馬場で3勝をあげている。 1レースの1着賞金は10万円で、このうち進上金などを差し引いた8万円が会員に分配される。会員数は去年12月の段階で9000人余りで、3勝分の賞金は一人あたり24円(24ポイント)となる。無配だった本家ライブドア株には勝った。馬名変更はできないため、今後も同馬はホリエモンの名前で競走生活を続ける。次回の出走は12日の「ホリエモン頑張れ特別E6」。小菅の空にホリエモンのエールは届くだろうか。

>>競走馬ホリエモン/応援ファンクラブ
>>公式Blog「競走馬ホリエモン応援ファンクラブ」

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2006.02.09

ドバイ検疫が短縮 日本馬は大挙遠征か

3月25日にドバイ、ナド・アル・シバ競馬場で行われるドバイ・ワールド・カップ諸競走に14頭の日本馬が選出された。しかし、ドバイ遠征の帰国時には輸入検疫10日間、着地検査3ヶ月間という措置が取られていたため、期間を短くならなければ遠征をあきらめるとの声が各陣営からあがっていた。 9日、農林水産省は輸入検疫5日間、着地検査3週間とすることを発表した。これにより日本馬は参戦に障害がなくなり、ドバイWC諸競走に大挙して遠征する見込みとなった。

一昨年、ドバイでは伝染病である鼻疽が発生。農林水産省では検疫は輸入検疫10日間、着地検査3ヶ月間の措置を講じた。昨年、ドバイWCに出走したアジュディミツオーは、このため春夏のレースを全休することになった。今回、この措置が解かれ、発生以前の対応に戻ることになった。ドバイWCにはカネヒキリ、デューティ・フリーにはアサクサデンエン、ハットトリック、シーマ・クラシックにはハーツクライ、UAEダービーにはフラムドパシオンが出走を予定している。

>>ドバイ・ワールド・カップ・デイ諸競走選出馬一覧(JRA)

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2006.02.08

良血おぼっちゃま キャプテンベガ本格化!

本年度のPOGドラフトで圧倒的な1番人気になりながら、デビュー2戦で見所なく敗れて惨憺たる評価をされていたキャプテンベガ。サンデーサイレンス×ベガ(桜花賞・オークス)という配合で、兄にアドマイヤベガ(日本ダービー)、アドマイヤドン(朝日杯)、アドマイヤボス(セントライト記念)の重賞勝ち馬三兄弟がいる超良血だっただけに、いざ未勝利で負けた時の反動も大きなものでした。しかし、先週の京都で2勝目をあげ、クラシック戦線へ再浮上してきました。

キャプテンベガが出走したのは芝2400メートルの500万条件戦。鞍上はそれまでの武豊に代わって、安藤勝が手綱を取りました。キャプテンベガは差しに構えた前3走とは打って変わって、果敢にハナに行く競馬。 1600メートルを1分44秒1で通過するスローに落とします。終始、1馬身ほどのリードを保つと、直線では持ったままで後続を引き離して楽勝しました。2着との差は3馬身半。ようやく素質開花と言って良い内容でした。

昨秋のデビュー時は調教不足とまだ身が入っていませんでした。それに燃えやすい気性が仇となっていましたが、今回はアンカツが行きたがるキャプテンベガを無理に押さえなかったのが功を奏しました。武豊は競馬を教えようとしていたのでしょうが。道中、13秒台後半を連発したこともあり、上がりの競馬になりましたが、余裕十分だった直線からは展開に恵まれただけとは思えません。 3着にはラジオたんぱ杯4着のアペリティフが入っています。

次戦はいよいよオープン、重賞に挑むことになります。キャプテンベガのスピードからは2000メートル以下戦のほうが適しているようにも見え、朝日杯やラジオたんぱ杯上位組とどこまで互することができるのか、非常に楽しみです。先週の土曜日には平場500万のダート戦でファンタスティックライト産駒のナイアガラが勝ち上がりましたが、こちらも血統から芝向きなのは明らか。暮れにダートで圧勝したフラムドパシオンを含めて、今年は平場500万組にダイヤの原石がいそうです。

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2006.02.05

シービスケットの故郷 いざサンタアニタ競馬場へ

旅はふとしたきっかけさえなくても、始まることもある。遅い正月休みをもらうことになり、その3日前、シャッターの下りた旅行代理店でエイヤと手にしたのがロサンゼルス行きの航空券とホテルがセットになったツアーパンフレット。メジャーリーグやマリンスポーツのシーズンでもない。ましてネズミの国へ喜び勇んで独りで出かける酔狂でもない。何をしに行くんだよ? 自分でも分からないまま飛行機に乗り、ロスへと旅立った。だが、そこにはやっぱりあれがあった。

ガイドブックの片隅にロスには有名な競馬場が3つあるとの記述を見つけたのは滞在最終日の前夜。ハリウッドパークデルマーサンタアニタ。ハリウッドでユニーバーサルやワーナーのスタジオを見学に訪れていたのに、なぜハリウッドパークの名がすぐに思い浮かばなかったのだろう。競馬ファン失格。ともかく、ネットカフェで調べてみると、この時期はサンタアニタで開催が行われているという。もう行くしかない。ホテルのあるダウンタウンからサンタアニタまではハイウェイを北東へ飛ばしておよそ40分。タクシーを捕まえて、一路、競馬場に向かった(片道60$ほど)。

何万台のスペースがあるか分からない駐車場を進むと、ライトグリーンの明るいスタンドが現われた。入場料を払い場内へ。何とも牧歌的な雰囲気。カウボーイハットを被ったオヤジたちがビール片手にパドックを囲む。 4ドル50セントの詳しいレーシングフォームを手にしている人は少数派で、簡単な出馬表やレーシングプログラムを眺める人のほうが多い。馬は装鞍所、パドック、馬道とファンの手が届きそうなところにいる。騎手もファンと談笑しながら歩いている。日本なら中央より地方に近い感じだが、カラッと乾燥した気候のなせる技か、賭博場特有の臭いがしない。

明るいイメージのスタンド入り口 1周1609m。雄大なサンガブリエル山脈を臨む

レースは序盤からガンガン飛ばす ビールを飲みながら観戦も最高

サンタアニタ競馬場は1934年につくられた。最近、サンタアニタの名前を世界中に思い起こさせたのが映画「シービスケット」だ。無名のシービスケットが挑んだのがサンタアニタハンデだった。今でもパドックの中央では威風堂々としたシービスケットの銅像が後輩たちを見守っている。馬券は単複、馬単、3連単、4連単、それに重勝式がある。バウチャー式の券売機が主流だが、門外漢の私はキャッシュの窓口のお世話になった。マークカードを差し出しても、口頭で伝えても良い。「10番はスクラッチになってるけど、他の馬にする?」など、親切に教えてくれるのが嬉しい。

第1レースの発走は午後1時。最終の第8レースが4時40分だ。英語も堪能でなければ、海外競馬通でもない私が直面したのが、レーシングフォームの難解さ。着順がどれかすら分からない。図々しく見知らぬ人に訊ねながら、どうにか目を通す。しかし、基準タイムも脚質も分からなくては予想のしようがない。 Wild Again とか Gulch とか、とりあえず知ってる種牡馬から買ってしまう次元の低さだ。数字はからっきしで、オッズも慣れない。我が国風に直せば、1は200円、1-5は120円、 7-5は240円…といった具合。1、2レースとかすりもせず、 3レースは休憩。何とか一度は払い戻しを受けたいものだ。

迎えた4レース。人気頼みで3番 Paddy Murphy の単と馬単流しで勝負。このフォレストキャンプ産駒は、ガンガンとスタートからアクセルを踏んでいく。アメリカ競馬は飛ばしまくってゴールまで持たせるか、ガソリンが切れたら終わりという、ある意味、至極明快な競馬だ。私の3番馬は失速しながらも、ハナだけ差し馬の猛追を凌いだ。アメリカ競馬初的中! 馬単(EXACTA)は10倍強、単は9-5で280円ほど。超弱気の1ドル勝負だったが、6ドルの投資で17ドルの払い戻し。さあ、これからガンガンいきましょう!

と、そうは問屋が卸さないのは日本と同じ。欲をかいて3連単(TRIFECTA)を狙うが、必ず何かに邪魔をされて外れていく。 4連単(SUPERFECTA)なんて、とんでもないな。英語の場内実況はよく分からないが、私の馬券を粉砕しながら突っ込んできた馬とともに発せられた、この雄叫びだけは聴き取れた。「ケント・デッザーーーッモ!!」ここで会ったが地獄のサンタアニタ3丁目。中山の仇はサンタアニタで返せよ。と、思っていたのに、 6レースで出走していたのを見忘れ。私の3連単3頭BOXが並んで入線するのを嘲笑うかのように、先頭をぶっちぎる「ケント・デッザーーーッモ!!」。

結局、最終レースまで当たることはなく、夕暮れの美しいサンタアニタ競馬場を後にすることになった。この日は金曜日ということもあって、観客の混み具合もそれほどでなく、ゆっくりしながらアメリカ競馬を楽しむことができた。人も雰囲気もアットホームという表現がぴったりだった。日本人の姿はなかったが、ディズニーランドやユニバーサルスタジオといった定番の観光スポットだけでなく、ロスを訪れた際はぜひ競馬場にも足を向けることをお奨めしたい。開催は年間を通して、3場の持ち回りで行われている。

落ち着かせるため帯同馬が必ずつく パドックのシービスケット像

唯一の当たり馬券。なさけなや。。。 口頭&マークシート窓口

ケント・デザーモはこの日2勝 ファンの間を通ってコースへ

※ささやかなお土産としてサンタアニタのネーム入りボールペンを買ってきました。もし、ご所望の方がいらっしゃれば、拙サイトへのご感想をお書き添えの上、メールでお知らせください。進呈いたします。応募者多数の場合は抽選にさせていただきます。(2月15日〆切)

>>メール

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