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2006年1月の11件の記事

2006.01.31

'93共同通信杯 人生を分けた勝負の一瞬

たった一度の勝負のあやが、その後の人生を大きく変えてしまうことがある。先日、大塚栄三郎引退の記事を書きながら、あの日の共同通信杯を思い出した。 1993年、大塚は4番人気だったマイネルリマークを2番手から早めに抜け出す競馬で勝利に導いた。マイネルリマークはメリーナイス産駒。それまで芙蓉S、若竹賞、ジュニアCと3戦連続して2着。大塚にもここらでそろそろという思いが強かったのだろうか。早熟のマイネル馬ではあったが、大塚にとってはクラシック行きの切符を手にした会心のレースだったに違いない。何しろ明暗を分けたのはジョッキーの手綱だったのだから。

勝者の陰には敗者がいるのは競馬の必然。この時、単勝1.3倍の断然人気に支持されていたのが、後に菊花賞、天皇賞春、宝塚記念を制するビワハヤヒデだった。主戦は23歳の岸滋彦。新馬からデイリー杯まで鮮やかな差し脚で3連勝を飾ったビワハヤヒデは、朝日杯でも同じく単勝1.3倍の圧倒的人気を背負っていた。しかし、ビワハヤヒデはクラシック出走権のなかった外国産馬、南井エルウェーウインにハナ差、競り負けてしまう。実はエルウェーウインも前走まで岸のお手馬だった。岸は最も負けてはいけない馬に足元をすくわれてしまった。初めての大きな挫折だった。

岸の騎手人生は順風満帆だった。デビューの88年は29勝をあげ、翌年にはサンドピアリスでエリザベス女王杯を勝った。大穴ジョッキーとして全国にその名を轟かせた。次の年もエイシンサニーでオークスを制覇。91、92年にはダイタクヘリオスでマイルCSを連覇。こうして岸が巡り会ったのがビワハヤヒデだった。この馬で初めてのクラシックを勝つ、岸は胸にそう強く刻み込んでいた。朝日杯で負けた後、岸は自分を追い詰めるように「試練を望んでいます」と繰り返しインタビューに答えている。プレッシャーに打ち克ってこそ、本当の一流ジョッキーになれる。そう心に期していたに違いない。

共同通信杯でライバル視されていたのは角田エアマジック。だが、ビワハヤヒデとは力の差は明らかだった。普通に回ってくれば勝てる、はずだった。岸を惑わせたのは最内枠というポジション。内々を進んだビワハヤヒデは4コーナーで馬群に包まれる。内か外か? 馬群を抜けるため、どちらに進路を取るか迷った岸は外を選択する。朝日杯では内を突いて負けていたからだ。残り1ハロン、ビワハヤヒデはようやく伸びてくる。だが、先に抜け出していたマイネルリマークはアタマ差だけ捕まえることができなかった。大塚の好プレーはあったにせよ、騎乗ミスの誹りは免れなかった。

岸に乗せてやりたいと考えていた浜田師も、これ以上、庇うことはできなかった。若葉Sでビワハヤヒデは岡部幸雄を主戦に迎え、馬が変わったような強さで快勝した。岸は素直に「勝って欲しくない。若葉Sも負けろと思った」と語っている。同じ年の1月に起きた同期の岡潤一郎の悲劇のショックもあったのだろうか。以後、落馬や交通事故などケガに悩まされ続けた岸は輝きを取り戻すことなく、2003年にひっそりと鞭を置いた。もし、あのアタマ差が逆転していたら…。そんなことを考えるのは無意味だと分かっていても、ついつい想像してしまう。あれから13年、今年の共同通信杯はどんなドラマが繰り広げられるのだろうか。

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2006.01.26

公正競馬を害する? ホリエモン所有馬が競走除外

25日、川崎競馬の5レースに出走予定だった4歳牝馬 シェアザブライトン(川崎・村田六郎)が競走除外の処分を受けた。「公正競馬が保持できない」という主催者側の判断によるもの。同馬は9人の共同馬主となっているが、そのひとりに元ライブドア社長の堀江貴文容疑者がいる。社会的問題を引き起こした人物が関係した馬が出走するのは好ましくないとされたわけだ。すでに枠順は確定しており、同馬は1枠1番に入っていた。こうしたケースは前代未聞ではないか。

お祭り騒ぎになっているライブドアショックだが、公共性、中立性が求められる競馬主催者(川崎市)すら、冷静な判断ができなくなっているように見える。堀江はまだ起訴前の容疑者であり、一方当事者である検察側が嫌疑をかけているに過ぎない。競馬法でも馬主資格の取消しは禁固以上の刑が確定した時となっており、川崎市の処分は行き過ぎではないか。堀江名義の馬が出走すると、公正競馬が害される具体的な理由を川崎市は提示できるだろうか? 処分は政治性を帯びたもので、根拠は薄弱だ。

私はライブドア経営陣が行った数々の違法な経済行為は厳しく追及されるべきだと思うし、堀江の株価釣上げを狙ったパフォーマンス、法の網を擦り抜けても金儲けできれば良いという価値観にはまったく共感していなかった。しかし、世間のライブドア叩きの風潮に流されて、本来なら適正に保護されるべき利益さえ、公的機関が一方的に剥奪してしまうことには賛成できない。況やシェアザブライトンは9人の共同所有であり、残りの8人の馬主としての権利は何処へいったのか。

シェアザブライトンは地方競馬共同馬主クラブであるシェアホースクラブの募集馬。地方競馬の馬主資格を持つファンを集い、 1頭を20口に分けて共同所有しようというクラブだ。地方競馬版の一口馬主クラブと考えても良い。シェアザブライトンの権利は一口11万6000円で売りに出されている。堀江が出資している馬には高知のシェアハッピーもいるが、このクラブで何頭の馬を買ったのかは不明だ。今後、他の主催者も追随するのか、高知はホリエモンをどう扱うのか、注目していきたい。

♪カフェ・ド・トサジン♪さんによれば、28日と29日にそれぞれ出走する予定だったホリエモンとシェアハッピーはレースを回避するとのこと。

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2006.01.21

昭和の職人 大塚栄三郎ジョッキー引退へ

"逃げの大塚"、そんなイメージが強いファンも多いかもしれない。平地の最高齢ジョッキーとして活躍してきた大塚栄三郎(52)が29年の騎手生活に鞭を置くことになった。大塚は77年3月にデビュー。中学卒業後、板前修業を3年間経た異色の存在だった。スタービートで初騎乗初勝利をあげ、最優秀新人賞を受賞するなど順風満帆な門出を飾った。以後、関東の燻し銀の職人として通算7726戦612勝の成績を収めた。

重賞は15勝。そのうち10勝は5番人気以下でのもの。二桁人気も4回ある大穴ジョッキーだ。代表馬は重賞3勝をあげたドウカンヤシマということになろうが、函館記念は11番人気、東京新聞杯は10番人気だった。私に"重の鬼"という言葉を教えてくれたハシノケンシロウ(カブトヤマ記念)、鮮やかな逃走劇に目眩をさせられたヒダカハヤト(金杯)、ビワハヤヒデの急追を凌いだマイネルリマーク(共同通信杯)も印象が強い。老人力・マイスーパーマンの関屋記念も大塚だ。

そんな個性派も若手の台頭には勝てなかった。依頼がなければ馬には乗れない。騎乗は一昨年は2鞍、昨年はゼロだった。大塚は2年前から藤沢和厩舎で調教を手伝いながら、調教助手への転身を模索してきた。しかし、助手に空きがなく、高齢による高賃金もネックとなり、その願いは叶わなかったという。大塚は藤沢厩舎を離れ、今後、再就職先を探さなくてはならない。ラストライドは2月。またひとり、昭和の職人がターフを去る。

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2006.01.20

新春恒例 2006年のダービー馬を探せ!

過去2年、2歳戦をもとにダービー馬を占う記事をエントリーしてきた。 3頭ずつ候補をあげさせてもらっているが、一昨年はキングカメハメハ、去年はディープインパクトを推薦して、どうにかコーナーの面目は保たれた(?)。しかし、今年は近年でも希に見る大混戦。2歳王者フサイチリシャールは皐月賞→NHKマイルCと短距離路線重視。有力馬の戦線離脱も相次いだ。頭を悩ませている間に1月も下旬になってしまったが、大ハズレを覚悟の上でダービーを展望してみよう。

本来なら横綱となるべきなのがマルカシェンク。新馬、デイリー杯、京都2歳Sを3連勝。デイリー杯では朝日杯2着のスーパーホーネットを相手にしなかったことからも、その実力は相当なものだ。だが、好事魔多し。右トウ骨を骨折してリタイヤしてしまった。ダービーは間に合うというが、順調さを欠いたのは大きなマイナス。葉牡丹賞勝ちナイトレセプションも同様、ダービー候補には推せまい。

となると、やはりラジオたんぱ杯という王道を歩んできたサクラメガワンダーが一番手か。3戦目で未勝利を脱出して、エリカ賞、ラジオたんぱ杯を連勝。スピードに勝るアドマイヤムーンを2000メートルでねじ伏せたのは立派の一言。何より勝負根性が素晴らしい。父はGⅠに強いグラスワンダーで、栗毛の馬体は父と瓜二つだ。ならば距離が伸びても力は発揮できるはず。復帰戦の弥生賞で力関係ははっきりするだろう。

先週の京成杯を勝ったジャリスコライトも有力候補。朝日杯はスムーズな競馬ができずに3着に敗れたが、京成杯は借りをしっかり返した。直線で一気に抜け出した脚は一流馬のそれで、いちょうSで幾度の不利を克服して完勝した芸当はホンモノだった。父はファンタスティックライトで、兄アグネスデジタルより距離適性は長めに遷移したのは間違いない。ダービー2着が2度ある藤沢和厩舎が狙う3度目の正直だ。

3頭目はテレビ番組で話題のフサイチジャンク、中京2歳Sを楽勝したメイショウサムソン、ラジオたんぱ杯2着のアドマイヤムーンあたりを挙げるのが常識的だろうが、今年は未知の1勝馬をチョイスしてみたい。ジャリスコと同じファンタスティックライト産駒、ナイアガラだ。初戦はアグネスサージャン(骨折)にハナ差敗れたものの、 2戦目はダートで順当に勝ち上がった。ナイアガラが勝てば金子真人オーナーはダービー三連覇となるが、もしかしたらという期待を持たせる好素質馬だ。乱世の頂点に立つのは果たして…。

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2006.01.18

"更新は未定"のお知らせ

現在、国内のとある山中の村に潜伏中です。ネットはかろうじてつながる携帯からしか繋げません。そんなわけで来週まで更新は不定期、あるいは不可能であります。何卒よろしくお願いします。

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2006.01.15

JRA賞改革 まずは投票理由の明記から

先日、発表された「2005年度JRA賞」に関連して、ブログ界隈では姦しく議論が続いている。「なぜディープインパクトが満票じゃないんだ!」といった低レベルな内容でないのは喜ばしい。 JRA賞は記者投票である以上、個人の主観によって賞に相応しいと思った馬に投票すれば良いし、自由意思が尊重されるのでなければ投票などやるべき意味がない。だから、どんな駄馬でも、未勝利馬でも投票したって構わない。だが、但し、と付け加えたい。記者は受賞馬を選ぶ権利を行使した責任を負うべきである。

どの馬に一票と投じるのか、ファンとして投票権を持つ記者が羨ましい年もある。エルコンドルパサーが年度代表馬となった99年など最たるものだ。この年は記者投票は大混戦。スペシャルウィーク、エルコン、グラスワンダーの得票順だったものの、過半数を満たす馬はなく選考委員会で再投票に。その結果、エルコンの逆転受賞となった。私は欧州GⅠで活躍したエルコンを支持していたが、スペやグラス派の意見も最もだった。そうした歴史に残る選定に携わることのできるのは、競馬マスコミのなかでも限られた記者に与えられた特権なのだ。

しかし、JRA賞の投票結果について、毎年のように議論が蒸し返されるのは、一部の投票者の浅はかな行動に起因するからに他ならない。父内国産にテイエムオペラオーと書かれた無効票が多数あった年や、ビリーヴを牝馬と知らなかった記者が少なからずいて古馬牝馬に選出されなかった年もあった(参考記事:ビリーヴ嬢の悲劇)。 そして、今年、父内国産部門に2票の無効票が投じられた。専門紙編集者のサイトによれば、その2票には「ハットトリック」と書かれていたという。言わずもがな、同馬はサンデーサイレンスの直仔である。何を考えて投票しているのか、ファンから記者の資質を問われても仕方がない。

一昨年、拙ブログでは「2003年JRA賞決定 投票内容の完全公開を」と題した記事をエントリーした。その際も、知識不足や関係者へのゴマすりとみられる票があったことをあげ、「投票内容を公開し、記者に選定理由を書かせるべきだ」と主張した(今年、投票内容の非公開を希望したのは21人)。なぜテイエムプリキュアでなくダイワパッションを選んだのか、シーザリオでなくシーイズトウショウなのか、テイエムドラゴンは最優秀障害馬に足らないのか、プロとして理由を明示してほしい。「私はGⅠしか観ていません。戦績を検索するのも面倒です」というのなら、潔く権利を放棄して井崎脩五郎や清水成駿に票を譲れば良い。

もちろん、全会一致の年度代表馬など翼賛的で面白くない。その意味ではハーツクライに投じられた6票は記者のこだわりを感じるし、どのような理由でハーツクライを上位に取ったのか、競馬観を聞いてみたいと思う。 Gallopでは記者が投票理由を述べる特集記事が組まれたこともあるが、非常に興味深いものだった。こうしたものがオフィシャルにあれば、後世に受賞馬がどのような評価をされていたのかも資料として残る。記者投票の仕組みを維持する以上、投票権者の資質向上がなければ、JRA賞の格は落ちるばかり。まずは投票理由の付記から実現させてほしい。最後に前向きな姿勢で、父内国産で無効票を投じた記者の名前をあげる。大阪スポーツの米原聡、杉本良秋。ふたりとも社を代表するベテランだ。来年の彼らの投票に注目しよう。

>>2005年度JRA賞 競走馬部門 記者投票 集計結果

※ファンが選ぶ「2005年度MVP馬大投票」なる企画が競馬サイト「WEEKEND DREAM」さんで行われた。投票者が選んだ理由も併せて、間もなく結果が発表されるようだ。こちらの先駆的な取り組みも楽しみにしたい。

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2006.01.11

2005年度JRA賞 最優秀3歳牝馬はシーザリオ

10日、JRAは記者投票の結果に基づき「2005年度JRA賞」の受賞馬を発表しました。年度代表馬は言わずもがなディープインパクト。満票(291票)かと思いきや285票。残りの6票は有馬記念でディープインパクトを破ったハーツクライでした。最優秀4歳以上牡馬はそのハーツクライ(268票)が、最優秀ダートホースはカネヒキリ(284票)が順当に受賞しました。最優秀短距離馬はマイルCSと香港マイルを勝ったハットトリック(246票)。最優秀4歳以上牝馬はスイープトウショウ(255票)がヘヴンリーロマンス(36票)に大差をつけました。

票が割れると見られていたのが最優秀3歳牝馬。ラインクラフトは桜花賞、NHKマイルCを勝ち、秋華賞2着、マイルCS3着。例年なら文句なしに受賞できるレベルです。しかし、最優秀3歳牝馬は優駿牝馬とアメリカンオークスを制したシーザリオ(147票)がわずか9票差でラインクラフト(138票)を押さえました。米重賞制覇はハクチカラ以来の偉業だったことを考えると、私が記者ならやはりシーザリオに一票を投じたと思います。シーザリオは最優秀父内国産馬にも選ばれました(211票)。

すべて関西馬が競走馬部門を独占したのは、 87年にJRA賞となって以来初めてのケース。西高東低は弱まるどころか、より強固な構図となっています。これは人でも顕著です。調教師部門は藤沢和師の牙城が崩れ、最多勝利は瀬戸口師、最高勝率は伊藤雄師、最高賞金は角居師が賞を分け合いました。とりわけ、角居師はハットトリック、カネヒキリ、シーザリオの他、デルタブルース、ディアデラノビアを管理し、海外GⅠを2勝。調教師にMVPがあるなら角居師ですね。

例年、問題になる少数票や受け狙い票ですが、今年は目立ったものはあまり見られませんでした。 2歳牡馬でサクラメガワンダー(1票)。2歳牝馬でダイワパッション(1票)。父内国産でサクラセンチュリー(4票)、シーイズトウショウ(1票)、インティライミ(1票)。ダートでブルーコンコルド(1票)あたり。ラジオたんぱ杯勝ち馬に1票しか入らなかったのは、クラシック戦線においては実は悲しむべきことなのでしょうか。ともあれ、関係者のみなさま、おめでとうございました。

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2006.01.10

前代未聞 入浴マナーで騎乗停止

競馬は真剣勝負。だから、際どい進路の取り方やラフプレーも当然あるし、騎乗の方法を巡ってジョッキー同士で喧嘩になることもままある。あの紳士、岡部だって杉浦をレース中にぶん殴ったこともあるぐらいだ。郷原大塚の暴力行為で騎乗停止になったこともあるし、悪名高い木刀事件も後藤と吉田の不仲が原因だった。

だが、レース当日、入浴マナーが原因で騎乗停止を食らったのは田中剛が世界初に違いない。障害のトップジョッキー、田中剛は中山競馬場調整ルーム内の風呂場で江田照と口論となり、ヘッドロックに及ぶなど粗暴な行為を働いたという。気になるのは田中剛が怒るほどの入浴マナー。「ちゃんとあそこは洗って入れ!」と怒鳴ったとか、なんとか…。

>>田中剛“ヘッドロック”で騎乗停止(サンスポ)

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2006.01.07

大きなお世話? 投票成績照会してみるの巻

あぁん? 年間収支? そんなチンケなもん知らねーよ。人生に赤字黒字がないように、競馬にも赤字なんてねーんだよ! そう強がっていられたのは前世紀までのお話。今やJRA様がありがたいことに、年間収支のみならず、開催別、競馬場別、騎手別に的中率も回収率も教えて下さることになっている。うわー、なんて親切!(Club A-PATにログイン→各種情報照会で見れます)

というわけで、2005年の成績を見てみた。昨秋、私の回収率は90%後半でウロウロしていて、年間で100%超えるぞ!と意気込んでいた。しかし、有馬記念で散った結果、回収率96%の赤字で終わることになってしまった。 PATでの購入レース数は237レース、的中は59レースで的中率は25%。競馬場別でみると、脚を引っ張ったのは払い戻しゼロの札幌、回収率46%の中山。東京(111%)、京都(133%)、阪神(149%)はプラスなのになぁ。

騎手別の回収率は武豊(115%)、後藤(115%)、安藤(91%)がトントンぐらい。蛯名(210%)、四位(188%)、松永(191%)、佐藤哲(403%)、この辺が相性の良い騎手。翻って、福永(53%)、柴田善(45%)、北村宏(65%)、デザーモ(11%)らとは相性が悪い。っていうか、オレのマイナスはすべてデザーモが原因のようです。本当にありがとうございました。結局、今年は佐藤哲を阪神で買うってのを基本にして頑張ればいいのかな?

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2006.01.04

打ち初め2006 南関東にミスターピンク見参!

新年、あけましておめでとうございます。というわけで、初打ちに行って参りました。2006年の正月競馬は浦和から。何げに自宅からドアトゥードアで1時間弱ぐらいなんですよね。南浦和駅まで京浜東北線で行けば、無料バスが頻繁に出ています。よーし、1レースから頑張っちゃうゾ! とか思ったりもしたのですが、怠惰な私が到着したのは準メイン前。場内は正月の飾り付けで華やかだし、人出も随分とありますね。予想屋さんの「浦和で8-8のゾロ目は中山の1-1と同じくらいねぇよ」の叫び声に納得したりしつつ参戦。

で、初打ちは寿特別! こりゃ、いきなりメデテーな。頭は張田トムコリンズで鉄板。怖いのは内田ヒロユキのコスモシュアト。レースは張田がゴール前でヒロユキを交わしてワンツー。問題は町田ファイトマンと的場マイネベルモットの3着争い。モニターで見ても、どっちが先着したか分かんねー。隣のオヤジが「的場だなー」とか言ってるけど、それじゃダメなんだ!写真判定の結果、町田が3着! 3連単8780円馬連730円、かわいくゲット!こいつぁ、春から縁起がいいや。

正月ムードの浦和競馬場 2006年の初当たり

いい気になってメイン、宝登山特別は 6番人気の甲斐エスプリシルバー狙い。「休み明け重め」のコメントに反してマイナス12キロって、これは陣営のブラフですか? 天の啓示か? 単複連。しかし、行き脚つかず5着。火傷しました。続く最終も石崎パパ、的場から3連単買ってハズレorz。しかも8-8じゃねぇかよ。ですが、この日の浦和には併場Aという最終兵器が用意されていたのです。名古屋メイン、新春ペガサスカップ。1、2、5番人気の順で入線して3連単5660円。救われました。(ひとつ苦言、浦和最終を同じ時刻に発走させるのはどうかと思う)。

ところで今回、浦和に出かけていったのは、ひさしぶりにあのジョッキーの勇姿を見たいと思ったから。そうです、流しのミスターピンクこと内田利雄です。宇都宮廃止後、岩手、笠松ときて、次は南関東へとやってきました。そして、いきなり元旦の1レースで快勝。この日もしっかり1勝をあげました。パドックでカメラを向けると、必ず目線をくれるサービス精神は健在です。ヒロユキとの内田対決は見物ですし、この冬は南関東へ出かける価値は大ありですぜ!

関東に帰ってきたミスターピンク メインはベテラン的場文が快勝

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2006.01.02

2006年 地方競馬のグランドデザインを描け

NAR(地方競馬全国協会)の解散、再編という衝撃的なニュースが飛び込んだのは去年11月のことだった。政府の特殊法人改革の一環として、NARに代わって地方競馬を主催する自治体による地方共同法人を設立する方針が明らかにされた。これまで地方競馬は主催者間の連携が上手く行かず、それが結果として収支を悪化させる原因にもなっていた。そのため、NARより強い権限を持つ地方共同法人をつくることで、停滞気味の地方競馬改革を推し進めようというのだ。期待されるのは地方競馬運営の一元化だ。

昨年度は高崎宇都宮競馬が廃止され、笠松競馬も存続か廃止か、瀬戸際の攻防が行われた。依然として地方競馬の業績は厳しい状況で、このまま手をこまねいていれば、名古屋金沢高知といった小さな競馬場は数年の内に廃止へと追い込まれるだろう。主催者が積極的な改革に乗り出しているとは言え、北海道岩手といった巨額の赤字を抱えている競馬場も安穏とはしていられない。自治体財政が悪化したなかで、競馬廃止は魑魅魍魎とした政治抗争の道具に祭り上げられているのだから。さらに風説では10年以内に地方競馬を全廃する動きもあるというから驚きだ。

地方共同法人の成否は、どれだけ主催者が権限を委譲して改革の大鉈を振るえるかにかかっている。累積赤字、売り上げ額、レースレベル、そして競馬を存続させようという意思は、主催者ごとにバラバラだ。馬産地を抱える北海道、大商圏を持つ大井、試験的存続中の笠松とでは、思惑が異なって当然だ。とりわけ、連携して経営基盤を確立させ、独自の電話投票システム(SPAT4)も持っている南関東4場は経営権を渡すことに抵抗するだろう。共同法人設立のための出資すら拒否する主催者も出てくるかもしれない。十把一絡げに地方競馬と括れないところに難しさがある。

だが、どのような形にせよ改革なければ、地方競馬は行き詰まる。一昨年、ライブドア参入で盛り上がった企業との公益法人設立は全く進展がない。先月27日にはソフトバンクD-net運営会社の株式を全取得しており、民間参入はソフトバンクによるネット販売、ネット中継に留まることになりそうだ。地方共同法人は改革の最後の砦になりつつある。クラス編成の統一化、レース日程の調整、馬・施設の共同資源化(ブロック化)、手をつけなければならないことは山ほどある。これを為し得るのは南関東を例外としない強力な地方共同法人だけではないか。

一方、中央競馬と分離した地方共同法人は地方競馬の切り捨てだとの声もある。馬・施設の共同資源化は即ち、不採算競馬場の閉鎖へとつながり、レース日程の調整は開催日の減少とイコールだ。業務の効率化低コスト化リストラなくしてはありえない。どの競馬場を存続させて、どの競馬場を潰すのか、修羅の判断さえ国は地方に丸投げしたというのである。 3000億円の国庫収入のあるJRAを別途温存するのは、官僚による利権確保という見方も最もではあるが、大局的な政策判断としては間違ってはいない。一部の勢力が画策している「中央の売り上げで救済資金を賄う」などという幻想は早く捨て去るべきだ。

「地方のことは地方でケツを拭け」 この既定路線はご破算にはなるまい。ならば、急務になるのは、地方競馬に携わる関係者、ファンが最大限、幸福になるような競馬界のグランドデザインを描くことだ。一昨年の廃止騒動の際、火事現場を見ながら「まず長期的なヴィジョンを考えろ」と主張していた人々を含め、この1年以上、表立って地方競馬のグランドデザインが議論されているのを見た試しがない。魅力ある地方競馬にしていくためには、どんなダイナミックな改革が求められるのか。主催者、有識者、ファン未来図を考える、2006年はそうした年にしなくてはならない。

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