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2005年12月の15件の記事

2005.12.30

オケラセラで振り返る 波瀾万丈2005年

今年も残すところ2日。個人的にはバタバタと年末年始なくやっておりますが、ちょっくら拙ブログ記事をつらつらとめくりながら、2005年をふり返ってみようと思います。まず1月早々、本サイト「馬耳東風 競馬データ予想」が100万ヒットを達成。8年3ヶ月という亀の歩みでした。今年のアクセスは32万弱ですから、少しずつ訪れる方は増えているのかな。そんな個人サイトの小さな努力にお目をとめて頂いて、 2月、All About さまから「スーパーおすすめサイト大賞 2005」 をいただくことができました。これは本当に励みになりました。深謝。ありがたくバナーも張らさせてもらって、少しだけ社会から認めていただいたような気分です。来年は10周年に向けて、またノロノロと歩を進めていきたいと思います。

去年から続いていた地方競馬存廃問題も後を引きました。笠松ではライブドア参入否定、その後の試験的存続決定。笠松はオグリキャップを帰郷させるなど様々な努力を重ねて、赤字を大幅に削減しました。黒字化までもう少し。3月は宇都宮競馬が廃止に。最終日は内田大賞典を含めて、私にも忘れられない一日なりました。高崎競馬では存続派による新高崎競馬応援団が結成。 1月、3月に模擬レースを行うなど、新競馬場に向けて活動を続けました。結局は敗れましたが、少なからぬモノを遺したはずです。一方、ネットでの議論は情報不足や誤解から後味の悪いものとなりました。僅かでも関わった者の責任として、この騒動は何だったのかネットの片隅に書き記しました。後々、関心を持った人々が見つけてくれればと思います。

春、日本競馬を賑わせたオーストラリアの牝馬も印象深いですね。マカイビーディーヴァ。エイプリルSではオーナーが1000万円の単勝馬券を購入しながら惨敗。天皇賞春も見せ場はありませんでした(11月、メルボルンカップ3連覇の偉業)。その仇討ちか、中山グランドジャンプはオーストラリアのカラジが快勝。この時、グルグル回すのは「風車ムチ」か「水車ムチ」か話題になりました。香港の精英大師・サイレントウィットネスの強さも脱帽でした。スプリンターズSは凄かった。香港からの応援団も「本地馬匹在國際一級大賽!」と、とにかく凄い自信でした。日本馬の海外挑戦はというと、シーザリオはアメリカンオークスを、ハットトリックは香港マイルを制する大金星。アジュディミツオーがドバイWCで6着、ゼンノロブロイはインターナショナルSで、アイポッパーはコーフィールドCで2着と健闘しました。来年のUAEダービーにはフラムドパシオンが参戦を予定していて、本当に楽しみですね。

王道ニュースはディープインパクトの三冠。そして、有馬記念の敗戦。公平であるべき主催者がレース前から「ディープインパクト馬像」を造ってしまう浮かれぶり。それ故に有馬後のJRA叩きはヒートアップしていますが、競馬人気をひさびさに復活させたことは評価して、「ディープバブル」崩壊後はコアなファンでマターリと楽しみましょう。ダービーではレース番号の間違えから、オートゼウス号に大量の票が投じられるなんてこともあったり。しかも、3着に突っ込んで、ディープの複勝を買おうと思って間違えた人は大儲け。人間万事塞翁が馬。個人的にはディープに真っ向勝負を挑んだインティライミ&佐藤哲に殊勲賞をあげたいなぁ。タップダンスシチーは引退したけど、サクラセンチュリー、インティライミとともに、佐藤哲の魅せる騎乗は来年も続きますよー。

106年ぶりの天覧競馬となった秋の天皇賞も歴史に残ります。紀宮殿下ご成婚を祝うように牝馬ヘヴンリーロマンスが優勝。しかも、皇后陛下には事前にヘヴンリーロマンスの単勝馬券が贈られていたというから驚き。松永幹の馬上礼を見たとき、これが似合うのはミッキーかユタカしかいねぇよなと、思った人も多かったはず。やっぱり、競馬は仕組まれてる??? 最後に夢のある明るいニュースを。覚えていますか?オグリキャップ×テンポイントというアイドルホースの配合が実現したという話。 IK理論をもとにテンポイント一族の肌馬にオグリを種付けして、アイルランドで誕生させてしまったマンガのようなストーリー。再来年の日本デビューが待ち遠しいです。ではでは、みなさんも良いお年を。来年もよろしくお願いします。

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2005年・馬券日記オケラセラ主要記事目次

01/06 新高崎競馬応援団が安西美穂子氏と宗石大師を仲介
01/15 書評「馬の瞳を見つめて」
01/20 岐阜県が笠松へのライブドア参入を否定
01/23 新高崎競馬応援団が第1回模擬レース
01/28 高崎所属の13歳馬・サンエムキングが中央挑戦
02/03 小説「輓馬」の映画化が決まる
02/03 笠松、試験的存続が決定
02/08 ナリタブライアン生産者、早田光一郎氏逮捕
02/09 NAR理事、馬券購入で書類送検
02/19 AllAboutより「おすすめサイト」受賞
03/06 解説者・吉沢宗一がアンカツ騎乗を批判
03/09 岡部幸雄騎手が引退
03/15 宇都宮競馬廃止
03/16 大久保洋師が裁決に激怒
03/21 新高崎競馬応援団が第2回模擬レース
03/25 映画「ハルウララ」試写会(一般公開の目処は未だ立たず)
03/31 豪マカイビーディーヴァが天皇賞春参戦へ
04/06 関口房朗氏、ストームキャット産駒を9億円落札が判明
04/14 安西オーナー「ハルウララ一勝プロジェクト」発表
04/17 中山GJで風車ムチ?で豪カラジが優勝
04/27 マカイビーディーヴァに1000万円の異常投票
04/30 オグリキャップ、笠松に里帰り 
05/02 天皇賞春波乱。一流馬の長距離離れ深刻に。
05/05 森田健作氏がハルウララ応援団長に就任
05/08 「馬券はネットで売れ!」ネット銀行との連携進む
05/14 辻本光雄助手がハルウララ騎乗と発表、記者会見突如中止
05/26 6500万円分のハズレ馬券、ヤフオクで4万4500円で落札
05/30 日本ダービー当日、オートゼウスに大量の誤投票
05/31 ディープインパクトが無敗のダービー制覇
06/04 6月18日からJRAの即PATがスタート
06/10 高知の老雄「オースミレパード」馬券が人気
06/17 元宇都宮・内田利雄が岩手で短期騎乗。フリー免許に風穴
06/19 ゼンノの大迫忍氏が死去。宝塚記念は弔い合戦に
06/20 笠松で106連敗中だったウイングポーズが勝利
06/30 帝王賞に黒いカリスマ・蝶野正洋が登場
07/20 オグリ×テンポイントの若駒誕生が判明
07/04 シーザリオが米オークスを圧勝
07/11 セレクトセールでラインクラフト半弟が2億円で落札
07/24 吉田豊メジロアレグレットのデビュー戦で後藤浩輝が降着
07/29 6500万円分のハズレ馬券、落札者は大学助教授
08/06 @niftyで谷川直子の肩書きが陸上選手に
08/08 武豊が飛行機欠航でレース遅刻
08/10 阪神1400で新設GⅠの報道
08/21 ひろゆき@2ch「競馬で儲けようとする人は頭が弱い」
08/27 失踪のドバイエクセレンスがウクライナで生存
08/30 新高崎競馬応援団、境町トレセンから撤退を発表
09/08 岩手とソフトバンクが馬券販売で連携
09/18 南関東4場が2500勝騎手に門戸開く
09/22 岡田繁幸総帥の無料予想イベント、失敗に終わる
09/28 府中に新設牝馬GⅠ「マイル戦線は希薄化?」
09/30 管理人、オールドファン扱いされショックで寝込む
10/01 サイレントウィットネス、前日追いで放馬
10/16 元高崎の赤見千尋騎手がジャーナリストとして再出発
10/18 武藤善師の愛娘、彩未ちゃんのテレビCMが人気
10/23 松永幹が調教師試験を受験、日刊報道には抗議
10/24 ディープインパクト三冠
11/01 天覧競馬で松永幹のヘヴンリーロマンスが優勝
11/05 笠松で組合馬主を一般募集
11/09 ナリタトップロード死去
11/16 名古屋JBC「拓かれた企業協賛の道」
11/20 特殊法人改革でNAR解散へ
11/24 ぼくらのノモケンこと野元賢一記者がテレビ出演
11/26 横山典、32回目の中央GⅠ2着
11/29 ジャパンカップで2分22秒1の日本レコード
12/09 ハルウララ基金、発起人・森田健作氏が無関係を主張
12/11 ハットトリックが香港マイル制覇
12/13 次世代サイト、トラセン競馬ニュースクリップ明らかに
12/16 3連単導入の笠松で全レース万馬券
12/19 2歳馬フラムドパシオンがダートで衝撃のレコード勝ち
12/21 田中勝春が全日本2歳優駿でGⅠ連敗ストップ
12/27 ディープインパクトの有馬敗戦で武豊は痛飲

※日付は記事の公開日です。リンクはそのうち張るかも。

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2005.12.29

東京大賞典 タイムパラドックス最上位

本当のオーラス、東京大賞典。中央のダート王者、カネヒキリの名前がないのは残念だが、ジャパンカップダートの2、3着馬、地方を代表する強豪馬が顔を揃え、暮れの大一番らしい華やかなメンバーとなった。大井に出かけても良し、SPAT4、D-netで購入するも良し。MXテレビでも中継がある。中央勢は今年の川崎記念、帝王賞、JBCクラシックと地方中距離GⅠを総ナメにしてきたタイムパラドックスが最上位か。 JCダートはコンマ2秒差の敗戦だった。今回は間隔もあいて調教は順調で、乗り慣れた武豊に戻ったのも大きい。武豊は有馬記念の鬱憤をここで晴らしたいところ。

気になる相手は森厩舎の二騎。シーキングザダイヤスターキングマンだ。シーキングは川崎記念、フェブラリーS、南部杯、JCダートと人気薄で2着。左回り専門、重いダートはこなせないなど、今回も不安が囁かれている。 2ゲッター、横山典だけに馬連の軸には最適かもしれない。スターキングマンもJCダートで3着と激走して健在ぶりをアピールした。体質が弱くて使い込めなかったが、この年にきて復調気配がある。ユートピアはどうも大井2000と相性が良くない。前走、オープン特別2着のベラージオは差しの一発も。

地方勢の注目はシーチャリオット。羽田盃、東京ダービーを無敗で制して、南関のディープインパクトと騒がれた馬。骨折休養明けの京成盃は大幅な馬体増と折り合いの悪さで、まさかの4着に敗れた。東京ダービーの時計はカネヒキリのJDダートと遜色ないだけに、しっかりと絞れていれば完勝のシーンもあるかもしれない。本来なら中央勢を受けて立つアジュディミツオーナイキアディライトは最近の成績が一息。ナイキは石崎隆の手が戻ってどこまで。穴人気のボンネビルレコードは負かしてきた相手が弱い。今年の負けは東京大賞典でしっかり取り返そう。

>>東京大賞典枠順(29日・16時30分発走)

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2005.12.26

伝説第二章 "空飛ぶ英雄"の軛から放たれて

深い傷跡。ディープショックが日本列島を覆った12月25日。ディープインパクトは並のGⅠ馬ではない。小回り中山2500で最後方という不利な位置につけ、淀みのない流れをまくって道中で脚を使った。にも関わらず、最高のポジショニングをしたJC2着馬に半馬身差まで迫った。これは驚くべきことであり、賞賛されるべきことだ。だが、ひとつの事実が明らかされたことで、中山競馬場は失望と静寂に包まれた。ディープインパクトは空飛ぶサラブレッドでもなければ、セクレタリアトの再来でもなかったということだ。

レース後、武豊は「申し訳ない。いつものディープとは違った。なぜなのか分からない」と肩を落としたと言う。確かにディープは絶好調とは程遠い馬体ではあったが、走れない状態でもなかった(絶好調と言っていたパドック解説者は職を辞してほしい)。敗因は武豊が弁明したような不可解なものではなく、これまでのディープが問題にしてこなかった体調、馬場、コース、ポジション、ペース、そして相手関係という現実的なものだ。レース前、ディープ陣営は正攻法、つまり常識的な位置取りと戦法を採ると漏れ聞こえていただけに、最後方に下げたのは意外だった。

もし、武豊に「空飛ぶサラブレッドは追い込み、捲りで必ず勝てる」という思いがあったなら、それは過信だったということではないか。そこまで古馬勢の層は薄くはなかった。再度、確認するが、ディープは歴史的な強さを持つ名馬である。但し、神の脚を賜ったサラブレッドではない。そろそろ私たちは過剰演出された無敗の三冠馬の幻影から抜け出す時期に来ている。今回の敗戦を契機に社会現象となったディープブームは終わるかもしれない。しかし、ファンは落胆する必要は全くない。軛(くびき)から放たれ、私たちの元へ帰ってきたディープ伝説の第二幕を楽しみすればいいのだから。

勝ったハーツクライはルメールの好騎乗につきる。追い込み一辺倒だった馬を、大舞台で先行させたのだから大したもの。 JCの反動もなかった。競馬は八百長じゃない、ガチなんだ! 空気嫁なんて笑え、そう思わせてくれたのは幸せなことだった。 3着リンカーンも横山典が相変わらずの手綱さばき。 JCも走っているが、中山向きだと思う。4着にコスモバルク。上手く折り合って、4角では勝ったかと思わせる手応え。絞れれば、もっと走れた。今後は五十嵐とのコンビで落ち着かせてほしい。 6着にヘヴンリーロマンス。天皇賞秋はフロックではなかった。

2番人気に支持されたゼンノロブロイは8着。一杯に追いきっておらず、プラス12キロでの出走だった。精神的な糸が切れていたこともあるし、下見では良く見せていたが疲労は蓄積していたのだろう。軽い血統なだけに種牡馬として良い成績を残してほしい。やはり、ここが引退レースとなったタップダンスシチーは12着。果敢なハナで単勝を握りしめていた私は4角まで楽しませてもらった。残念だが全盛期の力は失われていた。長きに渡ってトップホースとして競馬界を引っ張ってくれたタップとロブロイには感謝したい。

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2005.12.25

エビショー落馬負傷 有馬記念はカッチーへ

寒空の中、ディープインパクトのレース見たさに数百人の徹夜組が出た有馬記念。多くのファンで賑わう中山競馬場だったが、 4レースの新馬戦でダイワアデオスに騎乗した蛯名正義騎手が落馬負傷。左踵骨を粉砕骨折した模様で、以降の騎乗馬はすべて乗り替わりとなった。馬券を購入される方はご注意を。

有馬記念で騎乗予定だったサンライズペガサス田中勝春騎手へ乗り替わり(テン乗り)。カッチーは先週の全日本2歳優駿で悲願のGⅠ連敗記録をストップしたものの。「地方の統一GⅠで連敗脱出は認められない!」との声もチラホラ。降って湧いた有馬参戦で、外野を黙らせることができるだろか。

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2005.12.24

オーラス 有馬記念予想は…

馬券日記オケラセラをご愛読のみなさま。いつも拙ブログをご贔屓頂きありがとうございます。毎週のレース予想は本サイト・馬耳東風の「今週のデータ解析」で行っております。有馬記念のデータと予想はこちらへ。また、予想掲示板にあなたの予想を書き込んでみて下さい。ひとまず、ブログオンリーの読者の方への告知でした。

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2005.12.21

田中勝春 GⅠ連敗に地味なピリオド

朝日杯まで中央GⅠで121連敗という不滅の記録を更新していた田中勝春ジョッキー。その不名誉な記録にとうとう終止符が打たれました。 21日、川崎競馬場で行われた統一GⅠ・全日本2歳優駿でグレイスティアラ(4番人気)に騎乗したカッチーは、後方から一気に追い込んで勝利を収めたのです。カッチーはヤマニンゼファーの安田記念以来、13年ぶりのGⅠ制覇になります。小回りマイルコースでしたが、先行馬が伸びを欠く理想的な展開でした。
>>全日本2歳優駿レース結果
>>レース映像(ファンファーレ必聴)

いやー、メデタイですよねぇ。って、ホントか? 統一GⅠのなかでも、 1着賞金3500万円の最も地味なレースで連敗脱出ですよ。しかも、10頭立てで、どうみてもメンバーは条件戦レベルだし…。これでカッチーの名誉は回復されたんでしょうか。まあ、本人も「久々のGⅠ勝利で、すごく嬉しいです」って、コメントしてるから良いか。とはいえ、肝心の?中央GⅠでは今年は12鞍に乗って11鞍が二桁人気。来年は勝負になりそうな馬をコツコツと探して、中央GⅠ連敗も止めてほしいですね。

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2005.12.20

語り継ぎたいあの時代 奇跡のラストランから15年

19万7682。ファン投票が行われる有馬記念の最高獲得投票数である。今年、ディープインパクトが得たのは16万票あまり。やはり平成元年に記録された数字は超えることができなかった。もちろん、この19万という空前絶後の票が投じられた馬は、希代のアイドルホース、オグリキャップをおいて他にない。翌、平成2年。天皇賞秋6着、ジャパンカップ11着と燃え尽きたオグリは単勝4番人気。しかし、武豊を背にしたオグリは、あの余りにも有名なラストランを演出することになる。今から15年前のことだ。

当時、私は高校生。毎度、スポーツ新聞のトップを飾る「オグリ」の文字に誘われて、競馬にのめり込むのに時間はかからなかった。高校生にもなって競馬をやらない奴などガリ勉の堅物ぐらいしかいなかった。緑の警備員の脇を人混みに紛れて擦り抜け、うるさくなさそうな窓口のおばちゃんを探し、補導員に声をかけられればダッシュで逃げる。バカバカしいほどの努力をして馬券を買いに出かけていた。学生も社会人も世間も、オグリという1頭の馬によって競馬熱に冒されていた。

平成2年12月23日。私は悪友と中山競馬場に出かけた。人、ヒト、ひと、ヒト…。入場者数は17万7779人。私は生涯でこれほどの人間を一度に見たことがない。押すな、押すなの大合唱。スタンドの通路はラッシュ時の中央線状態。辛うじてイスの上を人が行き交っていた。死人が出る、本気でそう思った。競馬のケの字も理解していなかった厨房馬券師の本命は、青い帽子のメジロアルダン。相手はメジロライアンホワイトストーン。馬連のない時代だ。同枠にはオグリもいたが、ゾロ目は買っていなかった。「オグリは終わった」という新聞記事を鵜呑みにしていた。

レース後、あのレースは数え切れないほどVTRで繰り返し目にした。しかし、人の洪水だった中山競馬場で、私はレースをつぶさに観戦する余裕はなかった。ただ、ゴールの瞬間、青い帽子の馬が1番手で入線したのは分かった。そして、「オグリ! オグリ! オグリッ!」と、場内から沸き上がった異様な歓声から、奇跡のラストランが起きたことも。このレースを境に、私の競馬熱はさらに高まっていった。その後、 世間がとっくに競馬熱から冷めても、私には解熱剤は効いていない。病の原因はあの日にあるのだろうか。

平成17年、オグリは過去の名馬である。あの熱気は二度と甦らないだろうなと思いつつ、いつか第二のオグリが現れるのではないかと期待している自分がいる。こんなことを思い出したのも、たまたま本屋で『いま、再びオグリキャップ』なる本を手にしたから。当時の競馬熱を発症した人々の「競馬ブームと一言では括られたくない」オグリ像が語られている。オールドファンの郷愁と嗤われても、語り継ぎたい時代が確かにあった。今週は競馬のオーラス、有馬記念。オグリに思いを馳せながら、ファンファーレを聴こうと思う。あなたの語り継ぎたい時代はありますか?

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2005.12.19

黒船再来! フラムドパシオンの衝撃ダート戦

日曜日の中山7レース、ダート1800メートル戦でレコードタイムが計時された。勝ったのはフラムドパシオン。パサパサの良馬場でレコードを出すこと自体が驚きだが、馬なりで4角を回り2秒以上の大差をつけるとは、とても2歳馬の芸当とは思えない。父はあのクロフネ、母はエアグルーヴの全妹ということで、一部のPOGファンの間ではデビュー前から人気になっていた。夏の福島で新馬戦を快勝、札幌2歳Sは小回りコースが合わずに惨敗を喫したものの、やはりレコードとなった芝2000メートルの葉牡丹賞で僅差3着と好走して、初めて臨んだダートが先週のレースだった。

12.7 - 11.5 - 12.9 - 12.8 - 12.4 - 12.5 - 12.8 - 13.3 - 14.2
上り  4F 52.8 - 3F 40.3

12.5 - 11.1 - 12.1 - 13.3 - 12.5 - 12.6 - 13.1 - 12.7 - 12.8
上り  4F 51.2 - 3F 38.6

ふたつのラップは、上が同日に施行された古馬1000万条件、下がフラムドが勝ったレースのものだ。実は1000万条件を勝ったグランドも、フラムドも、番手から先頭に立つ似たような競馬をしている。しかし、フラムドの勝ち時計は1分52秒7。対してグランドは1分55秒1。その差は何と2秒4。最後の2ハロンでグランドは13.3 - 14.2と失速しているのに、フラムドは12.7 - 12.8と逆に加速している。(フラムドの上がりは38秒6、1000万条件戦で最速の上がりは追い込んだメジログリーンの39秒3)

時計だけでは馬の強さは量れないのは重々承知だが、2歳でおそらく古馬オープン級のタイムを叩き出せる馬はそうはいない。一昨年、ダートの大物と喧伝されながら評判倒れだったスシトレインという馬がいたが、持ち時計は1分55秒3とタイムの裏付けはなかった。また、3歳2月にカネヒキリが時計の出やすい重馬場で計時した1分53秒3を上回っていることからも、フラムドはGⅠ級の能力を秘めていると解して良いのではないだろうか。

この後、6月のユニコーンSまでフラムドが参戦できるダート重賞はないが、脚元に負担のかかる芝路線には向かわず、じっくりと7月のジャパンダートダービーを目標にレースを選んでいってほしい。成績の沈んでいるペーパーオーナーとしては芝の重賞にもと欲を出したい気持ちもあるが、GⅠを狙えるダイヤの原石を壊してしまうのは勿体ない。今年、海外GⅠで2勝をあげた角居厩舎だから、UAEダービーの選択肢もあるのだろうか。いずれにしろ、伝説のJCダートを演出した父クロフネの再来となってくれたら、これほど嬉しいことはない。

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2005.12.16

3連単導入の笠松 全レースで万馬券が飛び出す!

今週から始まった笠松競馬3連単、3連複の発売。出走馬の頭数が少ない地方競馬では、この馬券の導入は必須です。高配当への期待はすぐに現実のものとなりました。14日、全10レースで3連単が万馬券となったのです。全レースってのは凄い。最高配当は74万660円。このレースの入線順位は4番人気→9番人気→6番人気。フルゲートが10頭立てだと考えると、ぜぇーーたい当たらない! って感じもしなくないでしょ?

この日のメインレース、畜産フェア特別(10頭立て)は単勝210円のロングランナーが快勝。2着に5番人気、3着に3番人気馬が入りました。馬連は1220円でしたが、3連単は1万5950円。1番人気を1着固定したら、6点ぐらいで仕留められそうな気がしますねぇ。とにもかくにも、3連単の導入で笠松競馬が馬券的にも面白みがグッとUPしたのは事実。ホントに当てたいなら、このぐらいの頭数が最適ですもん。早速、D-netで投票して、3連単万馬券狙おうかな。

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2005.12.15

SSラストクロップ アグネスサージャンがデビュー

年末の阪神開催で2鞍だけ組まれる芝2000メートルの新馬戦。過去、20頭の勝ち馬のうち9頭がステークスウイナーになっている事実を、先日の記事でお届けした。4日に行われたレースでは、ゴールドアリュールの全弟、1番人気のニルヴァーナが快勝。余裕の勝利で大物ぶりを見せつけた。そして、17日(土)に行われる二鞍目の新馬戦にも、期待の若駒が登場する。正真正銘、最後に生まれたサンデーのラストクロップ、アグネスサージャン(四位)だ。

アグネスサージャンの母はアグネスフローラ。言わずと知れたアグネスタキオン、フライトの全弟になる。夏場からじっくりと暮れを目標に乗り込まれ、2週前には芝コースで追い切られるなど、順調すぎるほど調整はうまく進められてきた。時計自体は破格と言えるものはないが、兄同様に稽古ではそれほど動かないタイプかもしれない。POG御三家のオンファイア、キャプテンベガが初戦は敗退しただけに、サージャンには頑張ってほしいものだ。

同レースにはトゥザヴィクトリー、サイレントディールの下になるギーニョ(武豊)も出走する。ちょうど1年前、池江郎+金子+武豊という同じトリオでデビューした馬は三冠馬に輝いた。今の阪神の力の要る馬場も向くのではないか。なお、18日(日)の芝1400メートルの新馬戦には、やはり同じトリオのナイアガラがデビューする。ファンタスティックライト産駒のこちらも要注目だ。

※訂正 ギーニョは1400メートル戦に、ナイアガラは2000メートル戦に出走することになりました。

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2005.12.12

朝日杯回顧 内田博の豪腕に痺れる

フサイチリシャールが4連勝で2歳王者に輝いた朝日杯FS。スローペースを番手で追走、直線も危なげなく抜け出してスーパーホーネットの追撃を振り切りました。展開がドンピシャ。父母はクロフネ×フサイチエアデールという馴染み深いアイドルホースで、まるでダビスタかウイポで配合した馬みたいです。芦毛とストライドの大きな走法から、クロフネのほうに姿は重なりますね。ただ、リシャールの印象はマイラーで、距離が伸びて良くなるというタイプではなさそう。有力馬の一頭には違いありませんが、これでクラシックも決まりとまでは言えません。

1番人気に推されたジャリスコライトは3着。ちょっと苛ついているところが、伸びを欠いた原因でしょうか。今回はキャリアの浅さ、現状の線の細さも出たようです。忙しい中山よりも、本質的には広い府中向き。またしても、藤沢主戦のデザーモはGⅠ3着ですか。直線の入り口でムチを落としてしまい、なんと"素手"をムチ代わりにして叩いていましたね。検量室でVTRを観ていた藤沢師の呆れた表情が印象的でした。「やっぱり、ペリエにしとけば良かったなぁ」と、思っているかもしれません。兄のアグネスデジタル同様、身が入るのは来秋か。やはり、来年はまだ見えないなぁ。

2着に入ったスーパーホーネット、鞍上は大井の内田博幸。この日は2勝2着2回と絶好調。しかも、その全てがウッチーの腕で持ってきた内容でした。朝日杯もそうですし、準メインの冬至Sも1番人気の武豊を差しきった手綱さばきには痺れました。今さらながら、そこらの助っ人外人より、遥かに上手いジョッキーです。凄いですよ、この騎手は。新潟チャンプ、ショウナンタキオンは4着。休養明けにしては走ったと言えるでしょうか。ただ、こういう予想通りのレースしかできないようでは、カッチーの連敗は止まらないですよね。ちょっと期待していたディープエアーは追い込んで6着。距離が伸びて再度。

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2005.12.11

速報 ハットトリックが香港マイル制覇!

11日、香港・シャティン競馬場で行われた香港マイルは、ペリエ騎乗のハットトリックが差しきり勝ちを収めた。同レースに出走したアサクサデンエンは5着だった。また、香港ヴァーズはジャパンカップにも出走した欧州年度代表馬、ウイジャボードが制した。2着にはシックスセンスが食い込んだ。香港スプリントに参戦したアドマイヤマックスは11着に敗れた。

>>香港国際競走の結果・レース映像はこちら(HKJC)

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2005.12.06

阪神JF回顧 波乱呼んだ直前の雷雨

やはり大荒れとなった阪神JF。回顧は簡単に失礼。直前に降り出した雨の影響で、切れ味タイプの馬には厳しい馬場になってしまった。データ解析の本命は アイスドール。対抗にフサイチパンドラ、単穴に シークレットコードで、この3頭の馬連、三連単BOXが勝負馬券。押さえにシークレット流しも。アイスドールは大外枠の不利に発馬一息、それに雨にたたられて着外に終わったが、それでも7着なら次走は絶対に買い。 1番人気アルーリングボイスは14着。調子落ち。

結局、能力の高さを見せながら、シークレットコード2着、フサイチパンドラ3着。惜しいorz。私の馬券を破壊してくれたのは テイエムプリキュア。前走の口向きの悪さから印を回さなかったが、結果論ではそれでも連勝してきたことを評価すべきだった。パラダイスクリーク×ステートリードンという鈍重な配合に馬場も向いた。熊沢はあのダイユサクの有馬記念以来、14年ぶりのGⅠ制覇。いつのまにあんな髪の色に…。コスモドリームといい、勝つときはあっと言わせるね。

250万円で落札されたというテイエムプリキュア。市場では100頭の馬から、この1頭を選んだというのだから凄い。竹園オーナーの引きに強さには毎度、恐れ入る。馬名は「ふたりはプリキュア」という幼児向けヒーローアニメからつけられたそう。新聞の絵解きに 「追い切りもマックスハート」って、ぜんぜん意味不明だったけど、このアニメに関連したものだったのね。プリキュアは 少女趣味の大きなお友達にも高い人気だとかで、確かに 「萌え」が流行語だった2005年を暗示する馬だったかもしれないなぁ。

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2005.12.02

阪神・芝2000 驚異の出世レースがやってきた

「5回阪神芝2000メートル」。出世レースと呼ばれる重賞は数あれど、エリートが集う新馬戦と言えば、このレースが一番だ。暮れの阪神で行われる2000メートルの新馬戦は、 1日目と5日目に組まれた2レースだけ。過去10年、20頭の勝ち馬のうち、実に9頭が重賞ウイナーになっている。ディープインパクト、アドマイヤジャパン(04)、ブラックタイド(03)、ファインモーション(02)、アグネスタキオン、ボーンキング(00)、キングザファクト(99)、ナリタトップロード(98)、ロイヤルタッチ(95)。凄まじいメンバーだ。

日曜日(4日)、今年もこの恐るべき新馬戦が行われる。人気を集めるのはニルヴァーナ。サンデーサイレンス×ニキーヤ、全兄にダートGⅠ4勝のゴールドアリュールがいる。鞍上は武豊、厩舎は三冠馬を抱える池江郎となれば、期待が膨らまない方がおかしい。追い切りも順調にこなし、万全の状態でデビューすることができる。馬名はサンスクリット語で「悟りの境地」という意味。初戦から開眼する可能性大だ。この他、チアズブライトリー、チアズメッセージの全弟ラッセルバローズ、ファストタテヤマの全弟アドマイヤグローリなども出走する。来年のクラシックホースはこの中にいるだろうか。

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