「一字の師」 心がけたい井崎先生の教え
ネットにモノを書くなんて、恥をさらしているのと同じことだ。 9年間もサイトで書き殴ってきた厚顔無恥な私も、 拙い見解を掲載して後悔したり、 とんでもない間違いを犯して、しばしば赤面させられる。 売り言葉に買い言葉、感情的になることもなくはない。まだまだ至らない。 そんな私でも、ひとつだけ守りたいと肝に銘じていることがある。 それは他人の指摘や批判には、ひとまず耳を傾ける ということ。 二度と取り合わないと思わせる相手でも、 一度目は真摯に対応したいと願っている。
管理者にはサイトについて管理責任があり、 名誉を毀損するコメント、トラックバックの放置は法的責任すら問われることがある。 運営上、サイトの雰囲気を壊すものも、削除する必要があるかもしれない。 だから、コメント、トラバの削除は管理者の裁量に委ねられている。 しかし、できることならば、削除という手段は取りたくないものだ。 せっかくの読者からのレスポンスを無にする行為であるし、 まるで聞く耳を持たない独善的な人間に見られるのも居心地は良くない。 拙サイトでは幸いなことにスパムや荒らしを除いて、 これまでBBSやブログへ寄せられたコメント、トラバを削除したことはない。
専門紙「馬」のトラックマンが運営している 「辻三蔵の辻説法」というブログがある。 現場の記者ならではの濃い情報と鋭い視点は、非常に役に立つものが多く、 毎日、私も楽しみにしている。だが、先日、とても残念なことがあった。 記事の間違いを指摘したトラバが送られた際、 該当箇所を書き直した上でトラバを削除してしまったのである。 後日、再度の批判を受けた辻氏は「貴重なご指摘を謙虚に受け止めることができなかった」と、 具体的な事実に触れることはなかったものの、反省の言葉を述べるに至った。 些細な出来事だが、他山の石としたいものだ。
と、発表しようと思っていた矢先、書き込まれた掲示板をまるごと削除してしまったサイトを発見した。 安西美穂子氏が18日に新たに開いた「ハルウララ公式応援サイト」だ。 安西氏が始めたハルウララ基金を軌道に乗せるためのサイトだろう。 このBBSには地方競馬巡業のスケジュール、 基金の運用方法への質問や、引退式の要望などが書き込まれた。 安西氏の考え方に沿わないものも少なくなかったが、 誹謗中傷にあたるものはなかった。 ところが、設置2日後、掲示板はすべて消え、トップページからのリンクもなくなっていた。
前述の辻氏は師匠に当たる井崎脩五郎先生から、一字の師という言葉を教えられたという。 「初めて会った人に一字教えてもらっただけで人生が変わる事がある」という意味だそうだ。 ネットでも実社会でも、他人の意見を謙虚に受け止められるよう、心がけていきたい。
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わざと競馬を知ら...... [続きを読む]
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コメント
井崎先生の教え、日々の生活の中においても心掛けたいと思います。特に耳の痛い言葉は、聞きたくないものですからね。
投稿 むてき | 2005.10.21 11:50
トラバ削除ですか~
トラバをホトンド受けないウチからすれば、もったいない限りです^^
しかし、ハルウララの馬主は何考えてんだか。もともとあのブームには興味ありませんでしたが、ワケのワカラン基金なんか始めたそうで・・・・みっともないなあ
投稿 しむろう | 2005.10.21 13:00
いやはや、そうですか。
ぜひとも、何が書かれて合ったのか、
その削除された安西氏の掲示板を
見たいものです。
投稿 セントレア | 2005.10.22 07:00
ご無沙汰しております。
「ガラスの競馬場」の治郎丸敬之です。
一字の師は、心に残る話ですね。
ガトーさんの、こういった種の記事も大好きです。
自分の都合の悪いことを書き込みされると、どうしてもムッときますよね。誰でも。
特に、どこの誰かも分からない人に、文字だけで中傷されるわけなんで。
「他人の指摘や批判には、ひとまず耳を傾ける ということ。二度と取り合わないと思わせる相手でも、一度目は真摯に対応したいと願っている。」
このガトーさんの気持ち、私も忘れずにブログを続けていきたいと思います。
投稿 治郎丸敬之 | 2005.10.22 11:33
>みなさま 私も日々、反省しております。顔の見えない間でコミュニケーションを行うのは難しいですね。幸いうちは読者の方々に恵まれていると感謝しています。
投稿 ガトー@馬耳東風 | 2005.10.23 03:10
送っていただいた掲示板を見させてもらいました。ハルウララが大勢の人に愛されていたということが理解できました。
地方競馬場には彼女と同様の境遇にあるたくさんの馬が存在するという事に目を向けてみると、どういう形が、馬にとって幸せな状態といえるか、考えさせられます。競うことを目的として、生まれてきた馬にとっては、レースに出ることが幸せか、競馬場をなくして、馬の生産を減らすのがいいのか、動物も人間も年老いて静かに消えていくのは仕方が無いこと、静かに見守りたいものです。個人的には、ハルウララの地方巡業で地方競馬の活性化を期待するには、違和感が感じられます。
投稿 セントレア | 2005.10.23 09:00
いいお話を紹介していただきありがとうございました。「ブログを通して自分の考えを発表する」事に関して、改めて考えるいい機会を貰ったと思います。拙ブログにて私の感想など書かせていただきましたが、なぜかトラックバックがうまく送れないので、遅ればせながらコメントにてご報告致します。
投稿 Yamachan | 2005.10.23 22:44
あれ?ちゃんとトラバ送られてますね。なんか最近ココログ自体が重くなっている気がするんですが気のせいでしょうか?お昼前に記事をアップしたときはちゃんと送れてなかったのですが…、さっきも送ったのにダメだったんですが、遅れて送れた?んですねぇ…すいません、関係ない話で。
投稿 Yamachan | 2005.10.23 22:58
> セントレアさま 競馬とは馬の犠牲に成り立っているものですから、長年、ファンをやっていると、その壁に当たるものです。私は右サイドバーの4冊目にある「馬の瞳を見つめて」を読んで少し考えがまとまりました。 >Yamachanさん トラバありがとうございます。どう”読まれる”か、本当に難しいです。私も誤解を受けることしばしばで、頭が痛いです。
投稿 ガトー@馬耳東風 | 2005.10.25 02:51