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2005.05.31

ダービー回顧 光る佐藤哲のファイティングスピリッツ

ディープインパクトの衝撃的な圧勝だった日本ダービー。 スーパースターの誕生に新聞、雑誌には「感動!」の 文字が躍りました。JRAも主催者の一線を越えかねないほど、 ディープ馬像、レープロ、ポスターなどを作って盛り上げ続けました。 こうした行為には「感動のお仕着せ」と反発するファンが出るのも当然です。 特に競馬を深く知っている人間ほど。 一方で、人気に陰りの見えている競馬に一般社会の耳目を集めるためには、 また当然の経営努力なのかもしれません。 これだけ巷で騒がれながら、売り上げは前年比減なのですから。

私自身、ナリタブライアン、ミホノブルボン、トウカイテイオーのダービーと 同じ感動はありませんでした。それは作られた人気を感じさせられていたし、 サンデー、社台、金子、武豊、池江郎という、あまりに完璧すぎる 布陣に共感できなかったからかもしれません。 ナリタブライアンは打倒社台に燃える天才馬産家、早田光一郎の最高傑作(逮捕されましたが)。 ミホノブルボンは零細牧場の安馬。坂路で戸山師が極限まで鍛え上げ、距離の壁に挑みました。 皇帝の血を引くテイオーは苦労人、安田隆行とのコンビで父子三冠を目指しました。 それぞれに庶民が共感できる物語があったというんでしょうか。

もちろん、ディープは歴史的名馬には違いありません。 今後、三冠や海外遠征を含め、様々なドラマを生んでくれることを期待したいし、 競馬界もディープという存在を大切に育てていってほしいですね。 ディープの強さばかりが目立ったダービーでしたが、 佐藤哲インティライミの内ラチぴったりのタップ走法には恐れ入りました。 大外を回るだろうディープに対して、 早め抜けだし、距離のアドバンテージで逃げ切ってしまおうという作戦。 結果的には5馬身差をつけられましたが、勝ちにいくファイトは清々しいものです。 佐藤哲より勝ち星をあげている騎手はたくさんいますが、 魅せるレース、闘う姿勢をもっと心がけてほしいですね。 そうなれば、競馬はさらに盛り上げると思います。

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コメント

僕はサンデー、社台、金子、武豊、池江郎という、あまりに完璧すぎる布陣に逆にカタルシスを感じましたけどね。見方は色々です。やはり強い馬が強い勝ち方をすると盛り上がるし、その鞍上はやはり武豊がよく似合う。哲三が勝ってもスタンドは白けたでしょう。

また、金子さんの相馬眼には本当に敬服します。サンデーの仔とは言え、2億3億の馬がゴロゴロいる中、決して高馬とは言えない馬を買ってきて、史上初のダービー2連覇。一国の宰相になるより難しいはずなのに、2年連続ですからね。松国や角居みたいに新進気鋭だけど馬に負担をかける厩舎ではなく、池江さんのところだったこともディープにはよかったと思います。これからも大事に育ててくれるでしょう。楽しみです。

投稿: カマロ | 2005.06.01 18:41

もちろん、競馬の見方はいろいろ。ディープに思い入れを入れられるファンもいるでしょうね。私も去年、一昨年とダービー候補としてあげた馬がダービーを勝ってくれてウレシイですPOGは金子馬狙います!

投稿: ガトー@管理人 | 2005.06.02 18:41

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