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2005.05.02

最強馬の勲章 春の天皇賞は地に墜ちたのか

真の最強馬決定戦、春の天皇賞が終わった。 勝ったのは安藤勝のスズカマンボ。 昨秋の朝日CC以来の重賞2勝目が盾制覇となった。 2着に連勝中のビッグゴールド、3着にアイポッパー。 3連単はGI史上最高配当となる193万9420円。 体調の良い馬、雨の中で巧く内を走ることができた馬が 上位を占めたのではないだろうか。序盤からインに潜り込み、 中団をロスなく追走させたアンカツの手綱さばきは見事だった。 「雨の日はキングマンボ」という格言は、 母の父にも当てはまったようだ。サイレススズカと同じ橋田-スズカチームに敬意を 表したい。

それでも、どこか釈然としないのも正直なところ。 春の天皇賞を勝つのは真の一流馬足る証拠と言われてきた。 私が競馬を見始めてからも、メジロマックイーン、ライスシャワー、 ビワハヤヒデ、マヤノトップガン、テイエムオペラオー、スペシャルウィーク、マン ハッタンカフェ、 ヒシミラクルなど、GⅠを3勝以上した馬も少なくない。 ごまかしのきかない淀3200こそ、チャンピオンホースが雌雄を決する舞台に相応し かった。 ところが、去年のイングランディーレ、今年のスズカマンボと、 これまで連対も難しかった実績のない馬が波乱を起している。 ある意味、理由は簡単だと思う。現役最強馬が天皇賞に参戦しない からだ。

ここ数年、一流馬の春の競馬離れ長距離レース離れ が著しい。 今年もゼンノロブロイ、タップダンスシチーが早々に天皇賞を回避し、 宝塚記念をめざすことを明らかにしている。シンボリクリスエスも古馬になって春は 全休だった。 かつて、宝塚記念はシルバーコレクターが悲願のGⅠ制覇を果たすレースとされた。 しかし、その位置関係は逆転しつつある。 スピード血統の隆盛は長距離戦が不適の馬を増やしているし、 生産界のステイヤー軽視は春の天皇賞勝ちが種牡馬入りに有利にならない結果を生んでいる。 空洞化した春の天皇賞は馬の力よりも騎手の技量が問われることになり、 ダイヤモンドSかステイヤーズSと変わらなくなってしまう。 波乱は続くだろうし、私たちがいくら悩んでも予想は的中しないかもしれない。

今年の1番人気リンカーンはスタートで前に入られ、 掛かり癖を恐れた福永はポジショニングを上げることができなかった。 勝つ実力はあったが、どんな状況でも力を出せる最強馬の資格はなかったということ だ。 ファンが春の天皇賞に期待するもの、 それは暮れの有馬記念のロブロイとタップの対決のような、力と力のぶつかり合い ではなかったか。 193万の高配当にも、白けた雰囲気は覆らなかった。 私自身は3200の天皇賞は最も好きなレースのひとつだが、 ダイヤモンドSと見まがうレースが繰り返されるようなら、2400メートルへの距離短縮もやむを 得ないと思う。 ただ、一縷の望みはスズカマンボやイングランディーレが、 これからGⅠを席巻してくれることなのだが。

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コメント

どうもこんばんは。今回の記事について、トラックバックさせていただきました。

今回の記事について、同感ですね。スズカマンボの勝因を問われたら、ほとんどは安藤勝の好騎乗と答えるでしょうし(これは悪い事ではないのは勿論ですが)、スズカマンボがGⅠ馬としての実力を見せたというには疑問に思えるのが実情ですからね。
今回の勝利を認めさせるには、宝塚記念で好成績を挙げる事が絶対条件になってきましたね・・・。

投稿: ジョカトーレ・F(Re:F's blogroom管理人) | 2005.05.03 21:04

スズカマンボが長距離で真価を発揮する馬でないことは確かだと思います。菊花賞最先着馬ではありますが…。みなさんはどう感じられているのでしょうか。

投稿: ガトー@馬耳東風 | 2005.05.04 23:03

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 前置きで言っておきますが、これから書く事は馬券が外れたから語るのではなく、レース終了後の素直な気持ち(?)として書くものです。「3200mの天皇賞を見直す時期に来ているのでは?」と。 結果論になってしまうが、勝ったスズカマンボはダービー5着、菊花賞6着。この2レース... [続きを読む]

受信: 2005.05.03 20:44

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