NHKマイルC回顧 ダービーが見えてきた?
まったくNHKマイルCのデータ解析の予想は不甲斐ないものでした。 ろくろく検討する時間がなかったのは言い訳でしかなく、 シーキングザダイヤに◎を打ったのは自分でも不思議だなぁ。 むしろ、単穴を打ったムーンシャインを軸にしたほうが潔かったかも。 とにかく、一線級と対戦のない人気馬を本命にして外したのは後味が悪いもんです。 直線でまったく反応しなかったのは、降り出した雨で馬場が緩くなったからでしょうか。 ムーンシャインも馬場を気にしていたようですね。 今回は惨敗でしたが、この2頭はこれから良くなる素材だと思います。 シーキングザダイヤは海外遠征をあきらめないそうですから、 あっと驚くモーリスドギース賞で母子GⅠ制覇なんて期待したいです。
1分32秒5、2着に5馬身差をつけたキングカメハメハは力が抜けていました。 エルコンドルパサーもそうだったけど、キングマンボ産駒は府中コースもこういう馬場も歓迎のクチ。 まあ、そんな理由をつけなくても、器が違いすぎましたか。 松田国厩舎の先輩、クロフネ、タニノギムレットと同じく、 NHKマイルC→日本ダービーのローテを歩むことになります。 クロフネはNHKマイルCを勝ちダービーで負けました。 タニノギムレットはNHKマイルCで負けダービーで勝利。 果たしてキングカメハメハはどうなるのでしょう。 連覇は松田国師の夢なんだろうけど、 両方とも消耗の激しいレースだけに、馬にかかる負担は相当なものだと思います。 クロフネもギムレットも、3歳で脚元を壊して引退に追い込まれたのは事実ですから。 この勝利でダービーでは1番人気に推されるかもしれませんが、 クロフネのように激走の反動がないか、見極める必要はありそうです。 鞍上は武豊を指名してきそうな気がするなぁ^^;。
同じ週に行われたNHKマイルC、京都新聞杯、プリンシパルSには、 皐月賞組が出走しました。これらのレースを比較することで、 皐月賞と他路線組のレベルを比較できるはずです。 弥生賞、皐月賞と歯が立たなかったグレイトジャーニーが3着に好走した プリンシパルS組は、ダービーでは全く力が足りないでしょう。 京都新聞杯は皐月賞5着のミスティックエイジが、 同じく皐月賞で後方のまま大敗したハーツクライ、スズカマンボに完敗。 差しの届く馬場なら、後方大敗組の巻き返しありということでしょうが、 大将ブラックタイドがリタイヤで、本番で勝負になるのはハーツクライだけでしょうか。 皐月賞3、4着のコスモサンビームとメイショウボーラーは、 NHKマイルCで2、3着。着差や内容を考えると、キングカメハメハとコスモバルクは互角かな? いずれにしろ、ダービーは巷で言われているように、 上記2頭にハイアーゲームを加えた三強対決になるはず。 一歩、下がってハーツクライ。 馬単2点でしとめたいですねぇ。
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