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2004.04.29

柴田政と的場均が語る天皇賞予想

今週のスポニチに天皇賞ジョッキーに聞く「淀3200メートル論」が連載されている。 その初回と2回目が現調教師の柴田政人的場均。 柴田政はミホシンザン、的場はライスシャワーで2度、 春の天皇賞を制覇している。 興味深い企画なので、彼らの騎手論に耳を傾けてみたい。

一般に長距離は短距離より、騎手の技量の差が勝負を決定づけることが多いと言われている。 しばらくステイヤーズSで岡部と柴田政ばかり連対していたのも、 マラソンレース=ジョッキーの腕比べとみられる所以か。 その点について的場の見解は明確だ。 「距離も長ければ長いほど駆け引きが肝心。つまり長距離GⅠ、天皇賞というのは最も騎手の ヘッドワークが肝要になるレースだ」 そして、ヘッドワークに優れた騎手とは言うまでもなく 「武豊騎手。誰も異論はないだろう」ということになる。 「デムーロらも日本の競馬をよく研究しているが彼(武豊)のヘッドワークにはかなわない」 と言い切る。その武豊のメジロマックイーンを負かしたのが的場ライスシャワーなのだが。

では。長距離重賞を勝つ極意とは何だろうか。 柴田政は「自分のペースを乱さずにノビノビと馬を走らせることに尽きる。 いかに道中リラックスさせて、最後の4コーナーを迎えるか」だと言う。 的場もポイントは折り合いだと指摘する。 「最初の3~4コーナー、ここでレースの5割が決まるから、よく見ておくべきだ。 ここで鞍上とリズムが合っていない馬は圏外に去る。 最高のリズムでここを通過した馬が5~8割の確率で勝つ」

私が思い出すのはスペシャルウィークで勝った平成11年のレースだ。 武豊はライバル、逃げ馬のセイウンスカイを3番手でマーク。 道中、2番手サンデーセイラをつついて、 セイウンスカイに息を入れさせないようプレッシャーをかけた。 結果、セイウンスカイは勝負にならず、メジロブライトにも差されて完敗した。 武豊のヘッドワーク、それはライバルにスムーズな競馬をさせないことだった。 まさに柴田政と的場の言わんとするところだろう。

馬の距離適性についてはどうだろうか。 血統の裏付けが必要とする柴田政は「有馬記念で走っても、天皇賞はダメだった例は多い」とし、 「天皇賞と関連深いのは当然、菊花賞。200メートル延びただけだからね」と、 有馬記念より菊花賞の結果を重視する。 今年の天皇賞にあてはめれば、ゼンノロブロイは危険とみるべきなのか。 的場の評価は「大阪杯のネオユニヴァースはマグナーテンに差し返されそうになっていた。 もう少し頼もしくなっていてほしかった気はするね。阪神大賞典のリンカーンは強い勝ちっぷり。 ザッツザプレンティと2キロ差あったとはいえ高く評価しなければならない」と、 リンカーン最上位説だ。

今年の天皇賞はフルゲート18頭。 過去10年、18頭揃ったのは2度あったが、 その年はいずれも1、2番人気馬は連から消えている。 そのうちのひとつ、平成7年は的場が2コーナー過ぎからのロングスパートでハナ差、凌ぎきった レースだ。「もう手の内も分かり合っている同士。騎手の駆け引きが一番の見どころ」(柴田政)、 「周囲の騎手が豊以上の競馬をすればいい。彼の上をいくヘッドワークを駆使した騎手が現れれば勝てる」 (的場)。どんな結果になるにしろ、騎手の動きが雌雄を決するのは間違いない。

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コメント

豊以上のヘッドワークをする騎手ですか・・・
日本人騎手には難しいと思いますね。
となると
ネオユニヴァース@デムーロ か
ゼンノロブロイ@オリヴァー なんだろですかね。。。

でもそんな自分の本命はザッツ@アンカツなのですが(爆
菊花賞馬をなめて今までどれだけヒドイめにあってきたか・・・

投稿: ひ~ろ | 2004.05.01 20:54

はじめまして、トラックバックさせて頂いたシーナと申します。
ヘッドワークですか・・・なるほど。
走るのは馬ですが、走らせる人間の重要性は格言にもありましたね。(馬7分人3分?何かちょっと違うような・・・)
私は外人騎手が頭ではなく、豪腕で捻じ伏せるのか?
それとも、長距離の京都という安藤、武両騎手の庭でそのヘッドワークが冴えるのか?注目したいと思います。
また、寄らせて頂きます

投稿: シーナ | 2004.05.02 12:33

ひーろさん、シーナさん、コメントありがとうございます。
予想外の結果になってしまいましたね。おふたかたのサイトにも遊びに行かせてもらいますので^^

投稿: うまむ@馬耳東風 | 2004.05.02 20:38

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