有馬記念 藤沢師の究極の仕上げに脱帽
もう大晦日。私も今日ようやく仕事納めをさせていただいて、有馬記念を回顧できる身分になれました(^_^;)。シンボリクリスエスかタップダンスシチーか、最後まで迷った私は第三の馬、ゼンノロブロイ本命。今回、クリスエスはタップを徹底マークすると宣言しています。荒れるならハイペースで、両馬の後ろからゼンノらが差す展開しかないと思いました。レースは予想通りの速い流れとなったものの、クリスエスの能力にペリエは絶対的信頼を持っていたようです。
ハナを切るつもりだったタップの機先を制したのは、ザッツザプレンティとアクティブバイオ。2頭はかかり気味に1000メートル58秒5で通過。何が何でもザッツのアンカツは抑えるべきペースでした。この暴走に嫌気が差したのか、タップは反応の鈍くズルズルと後退。対照的にクリスエスは先行集団を意識できる5番手に待機。勝負所から進出すると、早めに先頭に立ったリンカーンをあっさり交わして突き放しました。その着差、驚愕の9馬身というレコード勝利。ペリエ曰く
「イージーなトラベルだった」
強い馬が強いレースができる展開になったとはいえ、良馬場で9馬身とは全く畏れ入りました。引退レースでこれほど能力をみせつけた馬はいたでしょうか。ジャパンカップで喫した敗戦が藤沢師の静かな闘志に火をつけたのか、究極の仕上げだったと思います。タイキシャトルの引退レース、まさかの敗戦ということもありましたが、同じ過ちは二度と犯さない、これぞ一流のプロフェッショナルたる所以なのでしょう。脱帽しました。もうひとつ、今年の有馬記念の見所になったのが武豊リンカーンの奇策です。2週目3コーナーからのロングスパート。内にいた柴田善ゼンノロブロイを置き去りにして、4角先頭に立って力を最大限に引き出しました。クリスエスが強すぎましたが、3着ゼンノを寄せ付けませんでした。確かに柴田善はゼンノを不利もなく走らせたかもしれません。しかし、ハイペースをいつもと同じように先行、中距離馬のゼンノにとって勝ちようのない騎乗ではなかったか。
「思い切って後方一気にかける」
という手もあったはず。JRA200勝の前人未踏の記録を易々と達成した武豊、GⅠ勝ちはおろか重賞はわずか3勝だった柴田善。東西のリーディングジョッキーの差は、技術論では片づけられないほど決定的なものです。今年も馬耳東風をご贔屓くださった皆様、本当にありがとうございました。12月には累計70万アクセスを越えることができました。来年は100万アクセスいただけるよう、競馬ライフ支援サイトとして一層の充実を図っていきたいと思っています。それでは、良いお年を!
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