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2003.12.18

2004年のダービー馬が見えてきた!?

朝日杯FSも終わり、2歳牡馬の主要重賞はラジオたんぱ杯だけとなった。ダービー馬のほとんどが年内デビューであることを考えると、来年、世代の頂点に立つ馬に我々は既に出会っていることになる。ダービー馬は府中2400という誤魔化しのきかない舞台で、最高のポテンシャルを見せるだけのスピードとスタミナが求められる。私見ながら、今回は期待の2004年ダービー馬の最有力候補生を3頭ご紹介したい。

まずは外国産馬だが藤沢和厩舎のシェルゲーム。東京の新馬戦、2戦目の葉牡丹賞と2000メートル戦で連勝を飾った。葉牡丹賞は執拗に絡まれたもののハナを譲らず、直線では後続を2馬身、引き離して先頭でゴール。まだ、手綱に余裕があったにも関わらず、タイムは2分0秒7のレコードだから畏れ入る。鞍上のペリエ騎手の「とても2歳馬とは思えない」とのコメントも、リップサービスばかりではないだろう。半兄は芝、ダート兼用のアグネスデジタルだが、父はクラフティプロスペクターからスウェイン(キングジョージ連覇)に代わって、クラシックディスタンス色の強い配合になっている。今後は成長放牧させ、青葉賞からダービーをめざすお馴染みの藤沢ローテ。シンボリクリスエス、ゼンノロブロイはそのステップでダービー2着だったが、まともに成長してくれば、先輩たちにも力は劣らないはずだ。馬主はエルコンドルパサーの渡辺隆氏だけに、海外への夢も広がる。それほどの素質馬に思える。

葉牡丹賞の翌日、阪神で鮮烈なデビュー勝ちを収めたのがブラックタイド。武豊を背にスローペースを好位追走するセンスの良さ。4角、ぺースが上がったところで置いていかれたものの、そこからが圧巻だった。誰しもが勝利を確信していたスウィフトカレントを坂下から一気の差しきり。ゴールでは3馬身半をつけたのだから、スピードが乗ってからの爆発力は凄い。逆に言えば、ギヤをハイにするまでに時間がかかるところが弱点で、人気になっても小回りの皐月賞は取りこぼしのあるタイプかもしれない。父はサンデーサイレンス、姉にレディブロンド(父シーキングザゴールド)がいる社台血統。レディブロンドは体質の弱さからデビューが遅れたものの、デビューから5連勝した重賞級の馬だった。ラジオたんぱ杯に出走予定があり、ここを勝つようならクラシック戦線の主役になるだろう。

出世レースのエリカ賞を勝ったキングカメハメハも魅力ある1頭。エルコンドルパサーと同じキングマンボ産駒で、兄はサンタアニタダービーを勝ったザデピュティがいる。もしかしたら、ダート兼用のクロフネ型かもしれない。こちらも武豊の手綱で、好位抜け出しの大人の勝ち方だった。2着とは半馬身しかなかったが、ゴールではまだまだ余裕があった。上記2頭とは現時点では力は劣るかもしれないが、最近でも新馬→エリカ賞はアドマイヤベガ、クロフネ、アドマイヤグルーヴの通った道なだけに、キングカメハメハもGⅠを勝つ能力を秘めていておかしくない。

朝日杯FS上位馬はマイルのほうが良さの生きるスピード型に占められており、皐月賞馬はともかくダービー馬は他の路線から出てくる気がする。また、彗星のごとく好素質馬は現れるだろうが、この3頭はダービーまでクラシックの中心を担っていくはずだ。しっかりと今後の成長を見守ってきたい。

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